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kyofla
熟練は人のためになる
昨日の朝、藤井聡太さんの王位就位式に寄せられた故・大崎善生さんの「声なき祝辞」が全文掲載された記事をXのタイムラインで見つけた。
読んで、胸を掴まれた。
祝辞の中に、手術後妄想状態にある大崎さんに根気強く付き合ってくれる看護師さんや、ベッド周りを大崎さんにとってベストな状態に整えてくれる看護師さんが出てくる。
どんな看護師さんも人に奉仕しているに違いないけど、誰しもが彼らのようにできるわけじゃない。
たくさんの患者さんと向き合ってきた経験や知識があるからこそ、できることだ。
羽生善治さんは、どんなに忙しくても定跡書を書き続けた。
藤井聡太さんは、努力と研鑽を重ね技術を磨き、前人未到の八冠を達成した。
一人でコツコツやっていることが、いつしかたくさんの人を刺激し勇気づける。
今、オリンピックに出ている選手たちもそうだ。
熟練は人のためになるんだなぁ。
そして、こんな祝辞を書ける大崎さんはすごい。
苦境にあってなお、周囲の人たちの気配りやサポートを感じ取っていた。
大崎さんの著書を読みたくなった。
Audibleに『聖の青春』があったから、まずは聴いてみよう。