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子供の褒め方について

おはようございます。子供達の間では手足口病が流行っていますね。お気をつけください〜僕は鼻風邪中です。

今日は「子供の褒め方」についてです。
子供の声かけの仕方の中には、注意が必要なものもあるのをご存知ですか?

前提として

今日のお話で勘違いしてほしくないのは「褒めるのは良くない」ということではないということ。まず褒めるのは確実にいいことです
子供がいいことをしたら、まず難しいことを考えずに、すかさず褒めてください。笑

今日はその褒め方の中にも「すごくいい褒め方と、注意が必要な褒め方があるよ」というお話です。もし余裕があれば気をつけてみるといいかもしれません。(くらいの感じです)。

2種類の褒め方

では2種類の褒め方について。
子供がレゴブロックで大作を作った時の場面を例に考えていきます。

1つ目の褒め方は、「天才!」「頭いいね」「さすが〇〇くん」「才能あるね〜」と能力や結果を褒める方法

2つ目の方法は、「いろんな方法試してみたでしょ!」「ここまで作るのにたくさん考えたんだね」「最後までやり切ったんだ」と作るまでの過程や経過、頑張りを褒める方法

この2種類の褒め方のどちらがいいでしょう?
それは、やはり2つ目の「作るまでの過程や経過、頑張りを褒める方法」の方です。

能力や結果を褒めるのがよくない理由

子供は「才能あるんだ」「天才!」と結果ばかり褒められると、
「いいものを作った=すごい」
「結果が良かった=すごい」
と感じるようになります。

これは反対に言えば結果があまり良くなければすごくないと思ってしまう原因にもなります。

こうして「結果がよくないとすごくない」と感じ始めた子供は、徐々に自分ができる範囲のことしかやらなくなることがあります。
例えば、他の人より優っているゲームや自分の能力よりレベルの低い課題を好んでやるようになっていくような感じです。

過程や経過、頑張りを褒める方法がいい理由

作るまでの頑張りやプロセスを褒めるのがいい理由として「難しい課題や困難に向かっていける子供になりやすい」ということ。

「たくさん考えたんだね」「最後までやり切ったんだ」「頑張ってたのをみてたよ」と経過を褒められていくと、すごい物を作った、作っていないという、結果は関係ないため「頑張ること、チャレンジ=すごいこと」と感じることができます。
こうした気持ちになると、難しい問題があったときに「結果が悪くてもやってみよう」と自分から向かっていく気持ちになりやすくなります。

まとめ

いかがだったでしょうか?なんとなくのニュアンスが伝わってくれれば嬉しいです。

しかし、そんな話をしましたが、本当に結果がすごかった時や驚いた時は「天才!」「素晴らしい!!」と伝えることももちろん大切です。

また、生活の中で子供の行動を見てこれらの褒め方を使い分けることは案外難しいものです。
でも知っておくことで「結果」にフォーカスしすぎた褒め方に気が付くきつかけになるかもしれません。

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