いわたコトバのそうだん室(言語聴覚士岩田)

神奈川県の向ヶ丘遊園駅で小さな言葉の教室を運営しています。 吃音当事者+専門家として…

いわたコトバのそうだん室(言語聴覚士岩田)

神奈川県の向ヶ丘遊園駅で小さな言葉の教室を運営しています。 吃音当事者+専門家としての視点から「言葉」についてのお話を毎日投稿しています。 よろしくお願いいたします! https://kituon.sakura.ne.jp

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【目的】 吃音の子供が笑われない世の中にしていく 【内容】 吃音はまだまだ「笑われる」「真似される」ことが多く、吃音の子供のうつや不登校、社交不安障害を引き起こす大きな原因になっています。 周りが吃音を理解してくれていない反応は本当に苦しいものです。 吃音がありながらも、子供が自由にのびのび話すことができれば、吃音のために人生の選択肢を狭めてしまう子供を減らすことができます。 そのために、吃音当事者+言葉の専門家として発信を続け、活動し続けていこうと思っています。 しかし、1人での活動には限界がありできることは限られてしまいます。 このメンバーシップはそういう未来の吃音の子供が生きやすい世の中をつくるための支援者を募集するメンバーシップです。 一緒にそんな世の中を目指してくれるご支援を募集しています! どうかよろしくお願いします🙇‍♂️ ※支援は全て吃音の未来のための支援に使わせていただきます。 (活用方法:吃音の啓発活動、勉強会、吃音児への支援、動画作成、資料作成など)

  • ワンコイン支援

    ¥500 / 月
  • スタンダードご支援

    ¥1,000 / 月
  • プレミアムご支援

    ¥5,000 / 月

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  • 【言語聴覚士のトレーニング】言葉を伸ばすおもちゃ…
  • おうちでできる!子どもが言葉を覚える方法【効果的…
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吃音は「聞こう、待とう、私たちが変わろう」

こんばんは。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士、岩田です。 今日は吃音の未来についての希望が詰まった「聞こう、待とう、私たちが変わろう」についてのお話です。 最初は「いわた吃音そうだん室」 僕が独立してコトバの教室を始めたとき、始めは吃音特化の言葉の教室でした。 理由は僕が吃音がきっかけで言語聴覚士になり、吃音の子供の助けになりたいという思いがあったからです。 その時に作ったのが吃音に関わる大人に向けて作ったものが「聞こう、待とう、私たちが変わろう」というスローガンで

    • いい子ってどんな子?

      おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。 僕は今「虎に翼」を見ているんですが、トラちゃんが自分の子供に「お利口さんでいてって呪いをかけてごめんね」というシーンがあります。(ネタバレになるのでこれ以上はやめておきます笑) そんなシーンを見て、今日のお話にしました。 「いい子ってどんな子?」子育てをしていると、「うちの子、いい子かな?」って悩むことがありませんか?特に発達に不安があると、「もっと言うことを聞いてほしい」「もっと大人しくしてほしい」と思

      • 文字の読み書きと音韻意識の発達

        おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。 今日は「文字の読み書きと音韻意識の発達」についてお話しします。 発達障害の子供を持つお母さんたちにとって、子供の読み書きの発達はとても気になるところかと思われます!今日のテーマである「文字の読み書きと音韻意識の関係」について知っておくと、日常のサポートがしやすくなるかもしれません。 音韻意識とは?音韻意識とは、言葉を構成する音の粒を感じ取る力のことです。例えば、「さかな」という言葉が「さ」「か」「な」

        • よく聞く「定型発達」について

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。 最近はやっと涼しい日が出てきたような気がしますね! さて、今日は「定型発達のムラについて」というテーマでお話しします。 お子さんの発達について調べると、「〇歳でこれができるようになるのが普通」というような情報を目にすることが多いですよね。 でもその「普通」って何でしょう?ネットや教科書に書かれている定型発達は、あくまで「平均」にすぎません。そして、発達にはかなりのムラがあるものなんです。 そこでまず、言

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          子供の心の理論の発達について

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。 昨日は京都先端大学の先生たちとお話しさせてもらう機会がありました。とても刺激になり勉強になりました! そこで、今日はその時に話に上がった「子供の心の理論」についてお話しします。 心の理論という言葉、聞いたことがありますか?簡単に言うと、心の理論とは「他の人が自分とは違う考えや気持ちを持っていることを理解する力」のことです。 たとえば、お友達が自分とは違うことを考えていると想像できること、相手が何を感じて

          子供の助詞の獲得

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。 先週から急に鼻が出始めました。秋の花粉が飛んできたんだと思います、、 さて今日は「子供の助詞の獲得」についてお話しです!発達障害のお子さんをお持ちの方には、言葉の発達に関して気になることが多いかと思います。特に、助詞がうまく使えないと、文全体の意味が伝わりにくくなってしまうこともあります。そんな時、どうサポートすればいいか悩まれるお母さんも多いのではないでしょうか? 助詞とは? まず、助詞って何でしょ

          ワーキングメモリについて

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士の岩田です。 今日は「ワーキングメモリ」についてお話ししようと思います。日々、子どもたちと関わる中で、特に発達障害を持つお子さんを育てている方々にとって、この「ワーキングメモリ」という言葉は少し聞き慣れないかもしれません。でも、これがどんな働きをしているかを知ることで、子どもの成長や学びに対する理解が深まり、日常生活でのサポートがしやすくなると思います。 ワーキングメモリとは? ワーキングメモリというのは、簡単に言

          子供の褒め方について

          おはようございます。子供達の間では手足口病が流行っていますね。お気をつけください〜僕は鼻風邪中です。 今日は「子供の褒め方」についてです。 子供の声かけの仕方の中には、注意が必要なものもあるのをご存知ですか? 前提として今日のお話で勘違いしてほしくないのは「褒めるのは良くない」ということではないということ。まず褒めるのは確実にいいことです。 子供がいいことをしたら、まず難しいことを考えずに、すかさず褒めてください。笑 今日はその褒め方の中にも「すごくいい褒め方と、注意が

          吃音の「ペントラム・セラピー」

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。 いわたコトバのそうだん室では吃音の相談もかなり多いので、吃音の投稿が続いています、 今日は「リッカムプログラム」「流暢性形成法」「吃音緩和法」「環境調整」などに比べてあまり知られていない「ペントラムセラピー」という技法についてです。(かなりニッチです笑) 吃音はこれまでの研究で情緒や情動に弱さを持つ子供が多いことが分かっています。 ペントラムセラピーは発声や発話への直接訓練ではなく、そうした心の問題に目を

          STが行う発音訓練②(漸次接近法、構音位置づけ法)

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士岩田です。 今日は「STが行う発音訓練」の第二弾です! 前回は「キーワード法」と「後続母音を変える方法」をお話しさせていただきました。↓ まず構音障害(発音)ってなに?実は構音障害(発音)は3つの分類に分けることができます。 器質性構音障害 先天的・後天的な構音器官の形態異常によるもの (例)口蓋裂 舌小帯短縮症 運動障害性構音障害 神経・筋系の病変によるもの (例)脳性麻痺 等 機能性構音障害 構音器官

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          吃音児が悩みやすい場面(小学生)

          こんにちは。いわたコトバのそうだん室の岩田です。今日は吃音についてのお話しです。 今日のテーマは「小学校の吃音児がつまずきやすい場面」についてです。小学校の6年間はイベントや学習内容も目まぐるしく変わり、吃音児がつまずきやすい場面や吃音への捉え方も変わっていきやすい時期になります 僕も僕の場合は、授業の中で出席番号順に当てられるのが苦手だったのを覚えています。 これを読んでくださっている吃音の子を持つ親御さんも小学校でつまずきやすい場面を知っておくことで、気をつけること

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          STがしている発音訓練(キーワード法、後続母音を変える方法)

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。 今日は「STがやっている発音訓練」についてのお話です。(簡単に、ざっくりですが)。 まずはじめに 発音の練習方法は、原因や年齢、誤り方、誤り音などによって、訓練方法が異なるので、発音が悪いからこれを行えばいいというお話しではありません。 なので今日の話は「へーそんなことをやることもあるんだ」くらいの気持ちで聞いてください。(発音の練習がしたい場合は、お近くの言語聴覚士さんに相談してみてください!) まず

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          発音が悪い子供への基本的な接し方

          こんばんは。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士岩田です。 今日は日中はお出かけしていたので夜の投稿です。僕は夜にはしっかりと眠くなるタイプなので誤字などあったらすいません、、かなりうとうとしてます 今日は「発音が悪い子供への基本的な接し方」についてです。発音の不明瞭さは「テレビ→テエビ」「さかな→しゃかな」「りんご→いーご」「こんにちは→※※※※」など誤り方はたくさんあり、それぞれの言語訓練方法は違ってきたりします。 しかしどの発音障害(構音障害)でも共通する基本的な対

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          お片付けができない時の考え方

          こんばんは。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。 今日は「お片付けができないときの考え方」についてのお話です。 この問題に限らずアプローチ方法はたくさんありますが、今日は「スモールステップアプローチ」の考え方を紹介していきたいと思います! 0か1かでは考えない まず、おもちゃで遊んだ後「お片付けができない」という場面を「できたか/できなかったか」で考えるとあまりうまくはいきません。 お片付けには、①おもちゃを見つける→②おもちゃを集める→③片づける箱に片付

          ワーキングメモリを鍛えるには

          おはようございます。いわたコトバのそうだん室の岩田です。梨が美味しい時期ですね。先月は桃が美味しい時期でした。旬のフルーツって最高です。 さて、今日は「ワーキングメモリ」についてのお話です。 発達検査や知能検査ではよく出てくるこのワード。専門家でなければいまいちどういうものかピンとこないですよね。でも子供の発達を考える上では欠かせないもので言葉の発達にも関係してきます。 ワーキングメモリは一言で言うと「頭の中のメモ帳」です! 例えば、人はよく忘れないようにメモをしたりしま

          自分の気持ちを表現できない子供には

          こんばんは。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。 昨日の夜からすこーしずつ涼しくなってきましたね。秋が待ち遠しいです! さて今日は「自分の気持ちを話せない子供」についてのお話です。 子供に関わっていると結構多いこのお悩み、実は生活場面ではなかなか練習しにくい側面があるのをご存知ですか? 例えば、昨日のエピソードを話そうとする時に「昨日は学校に行って、給食にハンバーグが出たんだけど、それがすごく嬉しかったの!でもサラダにピーマンが入っててすごい悲しかった」 という

          自分の気持ちを表現できない子供には