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位置を表す言葉を学ぶ順番

おはようございます。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。
今日は「位置を表す言葉」についてのお話です。

位置を表す言葉といえばどのようなものを思い浮かべますか?
位置を表す言葉は「上ー下」「横」「右ー左」「前ー後」「東西南北」「ななめ」など、いろいろなものがあります。

これらの言葉には学んでいく順番があって、年齢によって理解できる言葉、できない言葉が変わってくることをご存知でしょうか?

これを知っていれば、子どもの理解レベルに合った声かけをしていくことができるようになります!

例えば、「A君の右にあるおもちゃ取って」が理解できない子ども。
いろいろな原因が考えられますが、そもそも右が理解できない年齢なこともあります!

その場合は、「A君の隣にあるおもちゃ取って」と言い換えてあげることで理解することができます。

学んでいく順番

学んでいく順番や年齢は、あくまで平均的なもので、「この年齢なのに理解できていないから言葉が遅れてる」と言うわけではなく結構ムラはあります。「これくらいが目安ね」くらいで聞いてください。

大体の順番と年齢

「上ー下」「よこ」の表出・・・3歳前半
  ↓
「上ー下」「よこ」の習得・・・3歳後半
  ↓
「前ー後」「右ー左」の習得・・・4歳後半〜6歳前半
  ↓
「東西南北」・・・学童期以降

こうした位置を表す言葉の習得は空間認知の発達とともに獲得されていくと考えられるので、子どもの成長に合わせた獲得をしていけるといいと思います。(言葉の獲得が早ければいいと言うことでもないということですね)


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