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感情爆発を防ぐ魔法の声かけ

こんにちは。いわたコトバのそうだん室の岩田です。この時期は急に雨が降るので洗濯物を干すタイミングが難しいですね。

では本日は「感情爆発を防ぐ魔法の声かけ」というタイトルです。
はじめにお伝えしたいのが、どんな子供にも効く魔法のような言葉はありません(タイトルには魔法ってつけましたが、)

あくまで、大勢いる中でこの声かけをが効く子供が多いよということで参考にしてみて、その子供に効果がなさそうならば他の方法を実践してみることが大切です!

興奮している子供

興奮している子供は意外と見れば分かります。
小さい子は大人ほど感情を隠すのが上手くないので、表情や行動をよく観察してみていると「眉間に皺がよっている」「目が吊り上がってきた」「声のボリュームが大きくなってきた」などに表れています。

この中でも特に、目に注目してみることをオススメで、目は口ほどにものをいうと言われるように、目が怒っているように見えるようになると感情が爆発する寸前なのかもしれません。
「子供の急に感情が爆発して困ってしまう」「急にパニックになる」という悩みの中には、実はこうした見た目の変化、事前に察知できる場合が多いです。

感情が爆発したらもう遅い

正直、子供の感情が爆発してパニックになってからできることは多くはありません。子供は興奮して周りが見えなくなっていますし、大人の声にも反発してしまうことが多いためです。
感情を爆発してしまう子供の対応で大切なのは、感情が爆発する前の対応です。
この対策でオススメなのが「子供の感情を代弁する」ということ方法。

魔法の声かけ「気持ちを代弁する」

子供の目が吊り上がってきたり、表情が曇ってきたら
「イライラしているように見えるよ」「ちょっと不安になってきたね」
など子供の気持ちを代わりに言ってあげます。
こうしてあげることによって自分の気持ちや状態を客観的にみることができるようになり「僕は今イライラしていたんだ」「不安そうに見えるんだ」とパニックになる前に少し落ち着くことができます。

こうすることで「実はこの課題、あんまりやりたくないんだ」と子供から教えてくれたりすることもるのでコミュニケーションにもつなげることができます。

もし「うるさい!」「イライラしてない!」と反発してしまっても「そうなんだ。じゃあ先生の勘違いだね」と続けることができ、子供によくみているよとやんわり伝えることができます。これによって子供は「気にかけてくれている」という気持ちになり安心します。

この方法は「パラレルトーク」と言われる技法で、自分の感情をうまく言葉で表現できない子供などに有効で、根気よく続けていくと、感情爆発を防げるだけでなく、自分の感情を言葉で表現する練習にもなります。

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