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読書メモ/お金の増やし方&稼ぎ方
1年前に読んだまま、下書きに入って公開できていませんでした。
個人的に印象に残った部分をいくつか抜粋しながら紹介します。
決定版!お金の増やし方&稼ぎ方
著:山崎元、堀江貴文
資産運用について、私にとって一番わかりやすく、納得できた、山崎さんの書籍だったので、気になって読んでみました。
この書籍では、主に資産運用について山崎さんと堀江さんが交互に解説しています。
山崎さんの主張は、他の著作でも見られる内容で、サラリーマンをしながら無理なく資産運用する方法をわかりやすく説明しています。
一方で、堀江さんの主張には共通する部分もあるものの、よりリスクを取っても大丈夫だという考えが特徴的です。堀江さんは「人間としての信用や面白さを高める自己投資が重要だ」と強調されています。
現実の世界もこれと変わらない。あなたは徳政令カードを手にしている。失敗してもゼロに戻るだけだ。
ちょうど生活保護で楽しそうに生きている人の話を身近な人から聞いたばかりだったので、この「徳政令カード」の比喩に納得しました。(世間体的には使いたくないですが。)
会社を大口の契約先と考えると、「自分がなにを提供できるのか」ということに敏感になる。質の良い商品でなければ、商品単価(給料)は上がらない。すると、自分が提供する商品の価値、つまり自分の「人材価値」に敏感になるのだ。
資本論における労働の「価値」と「使用価値」に照らすと、ここで言う「人材価値」は「使用価値」に近いですが、人材の「価値」が重要だという大きな枠組みでは、同じことを指しているといえますね。
実は、普段の読書にも時間のコストが関わる。たとえば 1冊 1500円の本を購入し、読み終えるのに 3時間かかるとする。このとき、読書に費やすコストは 1500円ではない。あなたの 3時間分の時間も考慮する必要があるため、読書に費やした時間のコストは書籍代と合わせて 9000円の計算になる(年収 500万円の場合)。
読書の時間もコスト。当たり前ですが、「コスパ」や「タイパ」を重視すると、すべてがコストに見えてきますよね。結局は、自分がやりたいことをやったほうがいいと思っています。
「オススメはなに?」「同じので」「おまかせで」というような人物と食事をしているといたたまれなくなる。そういうつまらない人と食事をしても楽しくないから、そんな人は人間関係も拡がらない。
この理由については後に述べられていますが、山崎さんとは一緒に食事するのは無理かもしれません。この本では珍しく、偏見が前面に出ていて面白かったです。
まとめ
私の個人的なまとめは以下になります。
人的価値に投資するようなお金の使い方はOK!
本は全部真面目に読む必要はない。途中でやめてもよい。
資産運用については引き続きこのままでOK。
この下書きをしたためている間、山崎元先生が2024年4月1日にお亡くなりになりました。私が初めて資産運用について考えるきっかけを与えてくださったのは、山崎さんの書籍でした。心から感謝しています。