不確実性に向き合うメンタル術
どうも、鋼ではなく竹のメンタルIWAOです。
終身雇用の崩壊、社会保障や年金問題、そして今回のコロナもそうですが、これから私たちの未来はどうなってしまうのか不安は尽きません。僕はこのような見えない不安=不確実性という言葉で定義しています。
「半年後、どこで何の仕事をしているんだろう?」
「1年後、どれくらい貯金できているかな?」
って不安は、10年前に比べると明らかに増大しています。
これは僕が以前に起業していたときと同じ心理で、今や正社員でもこのような不確実性に向き合う時代だと思っています。そこで今回は起業で培った不確実性に向き合うメンタル術を解説したいと思います!
レジリエンスを理解する
ご紹介するメンタル術は「レジリエンス」です。なかなか名前を覚えられないですが「resilience」と書き、物理学とか心理学で使われる言葉です。とても覚えづらくていつも忘れますw
挫折や失敗から何度でも立ち上がり、成功するまで粘り強く挑戦を続ける力
レジリエンスはこのように定義できます。外的な衝撃にも折れることなく、立ち直ることのできる「しなやかな強さ」のことです。僕は竹のような弾力のある軸を持っていて、生命力のある人をイメージしています。
レジリエンスがないと、失敗を怖れて行動回避する癖がついてしまいます。そして一度の失敗で心が折れてしまい、なかなか回復できません。不確実性に立ち向かうには、
・失敗を前提にチャレンジできること
・失敗しても立ち直れること
これらの2点に集約すると思っています。レジリエンスを鍛えるとストレスからの回復力や困難な状況への適応力が身につくので、不確実性に向き合うには十分な能力と考えます。
ではレジリエンスとはどのような要素から成り立っているのか、こちらの書籍を引用しつつ、5つの要素を解説していきます。
能動的な楽観主義
「楽観主義」とは物事の良い面を重視することで、「能動的な楽観主義」とは自分の力で状況を改善するために行動を起こすことです。対比される受動的な楽観主義は他人や成り行きに任せることです。
能動的な楽観主義者は、自分には物事をいい方向に変える力があると信じているから行動します。逆境であればあるほど燃えるタイプのようで、逃げるどころかそれを望んでいます。
5つの要素のうち、この能動的な楽観主義が最も重要かなと思います。これを生む原動力は「成功体験を積むこと」とあるので、小さい失敗して立ち上がるトレーニングをある程度積まないといけませんね。
僕の場合は、会社はあなたへの期待値を設定しているのと同様に自分で自分への期待値を設定するようにしています。その期待値は過去の実績、すなわり成功体験に依存するわけです。
決断力と行動力
すばやく決断し行動することは、ストレスを軽減してトラウマから立ち直る力になるとのことです。小さい悩みならすぐにやると決めて行動するだけでスッキリしますよね。
大きな決断の場合は、それなりの責任感が負荷になります。それでも嫌われることを恐れずに、私情を挟まないように堂々と向き合いましょう。複雑な問題は分解して落ち着いてひとつずつ決断と行動するしかありません。
僕の場合は、ぼーっとしているだけでHPがすり減る時代だと思っているので、なるべく躊躇する時間を減らして、何かに夢中になって心を休ませる事を意識するようにしています。
道徳的な指針
「道徳的な指針」として正直さ、高潔さ、誠実さ、倫理的な態度があれば、難しい状況でも正しい決断ができるとのことです。困難に見舞われている時ほど、正しい決断を下すことが難しくなりますからね。
結果的に正しい行動を選ぶことができれば、後で自分を恥じることがなく、立ち直りも早くなります。僕の場合は、以下のタブーを慎むようにしています。
・ウソをつく
・一貫性がない
・心ない言動
・人道に背く行為
起業や外出自粛もそうです。不確実性には誘惑に打ち勝つ守備力が肝だと思っています。そこで折れて流されてしまったら取り返しのつかない多くの負債を残してしまうことになります。
粘り強さ
「粘り強さ」とは、挫折や逆境を経験してもあきらめず、強い目的意識を持って行動を続けることです。ただし、やめ時を知らないと粘り強さは害になるので注意しましょう。
目標を決めること、粘り強い人を観察すること、そして自分の粘り強い努力を支えてくれる人をみつけることが粘り強さを身につける方法です。行動の目的つまり「WHY」が継続を支えるのです。
周囲のサポート
逆境には個ではなくチームで戦うということですね。人の強さは、周囲のサポートから生まれます。人とのつながりが強いと、ストレスへの耐性、免疫力が高まるようです。
そのような強いチームとは仲の良し悪しではなくて、共通の目的がある厳選したメンバーで構成されたチームであることです。共通の目的つまり「WHY」が免疫力を高めるのです。
まとめ
レジリエンスの鍛え方を解説している記事は色々あるので、興味あれば自分にあったトレーニングをやってみると良いと思います。
不確実性に悩んでいるときは、能動的な楽観主義で思考して、決断と行動を繰り返しながら、道徳は守りつつ、粘り強く、チームで立ち向かうことをアドバイスできればと思います。
最後にレジリエンスつまり超一流メンタルのトレーニング方法と、チームを組んではいけない毒になる人の特徴をおさらいして締めたいと思います。
トレーニング方法
・シンプルに考える
・一歩ずつ取り組む
・年齢にかかわらず挑戦
・自分はできるということを学ぶ
・自分の強さを確認
・過去の事例に学ぶ
毒になる人
・イエスバット型(言い訳の達人)
・自分が一番型(自分がすべて)
・社交界の蝶型(外面、うわべだけ)
・攻撃型(私のものもあなたのものも私のもの)
・四角四面型(規則は規則)
・フレネミー型(人の成功を憎む)
これからの不確実性の時代をしなやかに乗り越えて行きましょう!ではまた。