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仕事にやる気なんて出そうとしなくていい
どうも、確定申告のやる気が出ないIwaoです。
確定申告しないといけないのにやる気がでません。目の前に還付があるのにやる気が出ません。仕事でもそういう時期はありますよね?
なぜなら、やらないといけないという強迫観念や義務感から、ますますやる気がなくなっていくからです。そんな状態で仕事をするとミスもしやすく、効率も悪くなりますからね。それが悪循環を生み出してしまいます。
ネットで検索するとどうしたらやる気が出るのか、どうしたらモチベーションを上げられるのかって方法論が多いです。しかし、それらのすべて行動がやる気を出すためにすり替わってしまいがちです。
ダイエットは痩せるためであり、走りに行くためではありません。そもそもやる気が出ないときにやる気を出さないといけないのでしょうか?
やる気は探していればついてくるもの
今回は先に答えを言う手法を使います!その答えは「やる気は探すもの」だと思っています。やる気スイッチもそうですよね。やる気は上げるものではなく、探して見つければそのうちついて来るものなのです。
僕が起業、フリーランス、正社員あらゆる環境で学んできて、今やモチベーションを意図的にコントロールすることができるようになりました。その秘策、無理にモチベーションを上げる必要はないということを解説していきます。
飽きたら新しい刺激を探せばいい
やる気が出ない理由の一つに「飽き」があります。逆に言えば新しいことをはじめた最初のほうは飽きていないからやる気があると思います。なぜなら新たな刺激があるからです。新しい会社に入ったときや、同じ会社でも新しいプロジェクトがはじまったときなどです。
そもそも人間は新たな刺激を求めるようにできています。人類史を遡ると遊動と定住があって、本当は遊動生活がしたいのにここ一万年は定住生活を強いられてきました。複数の場所を移動しながら生活して、危険を感知したら移動するという生存戦略がそもそも人間には備わっています。同じ場所に留まると葛藤を生み出すのです。
仕事で飽きたと思ったら、自席を変えたりリモートワークしたり接する人を変えたり、ノマドワークすることを勧めています。やる気を出すためではなくリフレッシュするためです。フリーアドレスは公立の小学校でも取り入れられている時代です。
自分へのご褒美は逆効果
やる気がでない飽きた状態を心理学では心的飽和と言います。これは刺激を感じられない同じ作業を繰り返しているときに、続ける意志がなくなることです。
長く続いた夫婦生活だったり、会社経営でもそうだし、コミュニティ活動、趣味、筋トレ、いろんなことに心的飽和は出てきます。最初は刺激があっても慣れてしまうと、それを感じていなかったり、気付かなくなっている可能性があります。ホラー映画や絶叫マシーンも最初だけですよね。
ここで初心に返って、もう一度やる気を出させようと、自分にご褒美を与えて奮い立たせる方法論もあります。しかし自分にご褒美は逆効果だと思っています。
・自制心を高める=罰
・自分を甘やかすこと=ご褒美
この公式が正しいとすれば、やる気がない状態でさらに自分を甘やかすとどんどん自制心が損なわれていく危険性があります。生産と消費がセットになっているリスクの高い行動よりも、無駄なことを我慢して時間を生産するやらないことを決めるほうがよっぽど生産性は高いです。
燃え尽きたら原因を断ち切ればいい
やる気が出ない状態にはもう一つのパターンがあります。社会問題にもなっていますが、バーンアウト(燃え尽き症候群)という状態があって、やる気を出しすぎてしまうと思い通りの結果にならなかった時に、一気にやる気がなくなってしてしまう現象があります。
理由としては、「飽きた」以外にも「評価されない」・「成果が出せない」・「邪魔な存在」ということに起因して、燃え尽きる状態に陥る可能性があります。
ハーバード大学の研究によると、バーンアウトの要因は自分ではなく企業の体質の問題とのことです。評価基準が間違っていたり、創造性を押さえつけられたり、成果なしのクソ野郎を甘やかすなどに起因するので組織で対策しなければいけない問題です。何より楽しく働くことを阻みます。
個人としてできるバーンアウトの対策はこの記事がよかったです。まとめると原因を断ち切ることと新しいことをはじめる、この2点が効果的だと思っています。
疲れたと思ったら、無駄な会議に出ない・余計なタスクは断るとか、足を引っ張る原因との接点は徹底的に断ち切りましょう。結果的に他人に迷惑がかかるとか評価が下がると言われても、それは組織の課題になります。
仕事へのエネルギーは節約を意識する
新しいことを探し続け、行動したら新しい刺激を得られるので、やる気とは行動についてくることがイメージできたと思います。楽しければ継続して行動できるし、つまんないならやめて別のことを探せばいいのです。つまり行動するためにやる気を上げるものではないのです。
行動の機会を増やす -> 新しいことをさがす -> やる気が上がるかも
行動の機会を減らす -> やらないことをさがす -> やる気が下がらない
そしていくら仕事を頑張っても心に火をつけても、組織が変わらないならどうせやる気は下げられてしまう可能性がありますから、仕事への情熱はそこそこに省エネを意識しましょう。
仕事のエネルギー100 = 業務80 : 新しいことをさがす20
80%くらいのエネルギーが適度な緊張感を保てて、余ったエネルギーは別の新しい興味を探すことに使うほうが個人としての生産性は高くなります。有名なGoogle社の20%ルールと同じイメージです。
やらなくてはいけないことはプロ意識でやる
いくら無駄を排除しても確定申告のようにやらなくてはいけないこともあります。これも論理は同じでやる気を出そうとしてはいけません。マインドフルネスがいいと言われてますが、重要なのはやる気を出そうとせずにノイズを減らすことです。
たとえば、YouTubeやゲームなどを遠ざけて、税金がーとか時間がーなどのいいわけをなくして、脳に余裕ができたらあとはやるだけです。僕の場合は自分はイチローで目の前のタスクは一つの練習だと思い込むようにしていますw
この意識をプロ意識と言います。優秀なスポーツ選手は、ピラミッドの頂点に近づけば近づくほどライバルは減り、自分との戦いに集中します。彼らにとってライバルは自分へのノイズです。そしてやる気を出そうとはせずに結果を出そうと行動します。結果は日頃の練習の成果であり、練習するためにやる気なんて出していたら疲れるだけです。無駄な意識を排除してプロ意識を持って行動しているだけなのです。
この記事を書き終えたら、フリーランスとしてのプロ意識で、確定申告に着手しようと思います^ ^