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社内インタビューvol.1

社内インタビュー第1号は社長のインタビューになります!
中小企業だからこそ持てる距離感を、記事を通して感じていただければ嬉しいと思います。
会社への思い、今までの経験など根掘り葉掘りしましたので最後までご覧ください!
※社):中西社長、新):新入社員

「祖父が作った会社」で働く

新)社長はいつからこの会社で働いておられるんですか?
社)丁度20年前になりますね。25歳の時にこの会社に入社したのでそうなるんじゃないかな(笑)
新)社長に就任されたのはいつになるんですか?
社)34歳の時になるんで、11年前になるのかな。
新)そうだったんですね!10年間社長として会社にいるのは一般的に長いんでしょうか?
社)社長の経験としては10年あれば世間一般的には一人前になっておかないといけないんじゃないかなと思ってはいます。けど、それまでに専務などの役職に就いてはいなかったので、社長になってから社長の勉強を始めたから、当初の社員の皆さんには沢山迷惑をかけてしまったんじゃないかなと思います。

新)なるほど。じゃあ社長になる前は営業として働いておられたということですか?
社)そうですね。入社してからは営業部に配属されて営業をしていました。前職は異業種で1年弱働いていたんですけど、その時は営業とか全然していなくて。イベント会場の設営的なことをしていました。イベント関係なので土日に仕事があるとか残業があってもしょうがないといったこともあったりしたんですけど、いい経験だったなとは思っています。
 そういったことがあって、仕事の大変さも経験してるので日曜日は確実に休みにしたり、始業時間と就業時間を決めておくことで結果健康的な生活ができていたりってゆう…なんだろうな、その辺はちゃんとした会社だなと自分で言うのも変ですが(笑)そう思っていますね。

新)素朴な質問なんですけど、会社に入る時から社長になることは決まっていたのですか?
社)それは決まってなかったですね。ただお祖父さんが作った会社っていうこともあって、自分の中で関心は大きくありました。小さい頃にもお祖父さんに連れてきてもらったこともあったので、この会社の事務所は知ってるみたいな。入社した頃にはレイアウトが変わっていたり、そういえば工場は入ったことがなかったなと思ったりすることはあったんですけど、岩本印刷っていう存在自体は自分の中でもともと大きかったんで…。
 だから普通の就職とは違った思いみたいなものを感じていて。「岩本印刷で働けていることが誇り」みたいな気持ちはあります。

やりがいはどこで感じますか?

社)1番はお客さんにありがとうと言ってもらうことですかね。
 就活で悩んでる時とかうまくいってない時って「社会から必要とされていないんじゃないか」と感じやすくて。そういったことも経験しているからこそ営業先で「ありがとう」といってもらえる瞬間があると自分の居場所というか、存在価値を認めてもらえたって思えることに繋がるんですね。そこからですね、仕事が楽しい・営業の仕事が楽しいと思えたのは。

 入社当初からお世話になっているお客様がいて、そこは自分が取った初めてのお得意さんで今でも関係は続いてるんですけど。働き始めてすぐは先輩社員の手伝いが主な仕事になるんですが、それだけじゃダメだなと思って新規営業にいこうと思ったんですけど、情報も方法も何もないからわからないんですね(笑)
 その時にたまたま今のお得意先さんから連絡が入り、相談を受け、やってみましょうでお仕事をもらえたんです。担当の方と歳が近いこともあって意気投合できたこと、自分自身が先方の仕事について勉強すること、催事などで出店されたら足を運ぶことをしていく中で仕事の楽しさや深さを勉強しました。今ではうちの中で取り扱っているアイテム数は一番多いんじゃないんですかね。

 関係を持ててる時間が長ければ納品のペースとかも把握できるから大体の段取りができるし、そうなってくるとまた違った面白さも感じられるし…。20年もずっと関係を持ってもらえるのは本当にありがたい限りです。

 同時に、仕事の厳しさも経験から学ぶことになると思います。
 うちの売り上げの大部分を占めているお客様になるとそれだけ注文数も多くなるんですけど、そうした時にミスが起こると検品やらなんやらでもう大変なんです。そして、何かあった時に謝りに行くのって営業になってしまうんですよ。

 先方に謝罪のため訪問するんですけど、そういう時って話す前から不思議とバレるんですよ(笑)
「何やってん」「すみません。実は…」みたいな。
 当時の担当者さんは印刷に関心を持っておられた方だったので工場見学に来られたり製造部の方と関わっておられたりしていて。そうしてもらえてたからこそ現場にも責任感がより一層強まったり一緒に作ってるんだという思いが生まれたり、でもその中には確実に厳しさもあったし。

 そういった経験があるから今の自分があると思えます。ノウハウはお客様から教えていただきましたね。
だからこそ、社員の皆さんにはもっと外に出て色んな関わりを持っていただきたいと考えます。何がきっかけになるかわからないから。

今後のビジョンを、教えてください

社)本業が印刷なので、印刷会社として何ができるかという事は常々考えていますね。

 印刷のニーズが減ってきていたり印刷機を持たない印刷会社も増えてきていたりしていますが、それでもニーズがゼロになる事はないと思うので、そこを継続して商品を提供できるような形にはしていきたいなと考えています。自社の顧客から考えても印刷機があるからこそ仕事を頼んでもらえている部分があるので辞めるつもりは無いです。もちろん、印刷だけでやっていこうとは思っていなくて、次の展開というのは考えていて…。
 あくまでも、我々は「印刷物を作る会社」ではなくて「印刷物を通してお客さまをサポートする」ことが仕事だと思うのでできることはまだまだある、というふうに考えています。

 例えば、webサイトの作成であったりとかイベントの企画であったりとか。付随する仕事はいくらでもあるのでそこにどうやって事業展開していくのか、ということになりますよね。その中で、今いる社員さんもそうですしこれから入社されるような方も含めてそれぞれの特徴・特技を如何に活かせるかっていうのは重要なことかなと思ってうるので、そういうものを活かせる環境を意識はしています。
 あとは伝統産業なんかまさにそうだと思うんですけど、今までできていたのにできなくなってしまう技術とかが出てくると思うので、そういった部分は残せるものは残していきたいなと思ってます。

 なので、古い機械とかアナログな作業とか、そういうものは岩本印刷の中で対応できればなと考えています。特に若い方にはオフセット印刷だけでなくそれ以外の印刷にも触れてもらいながら事業の拡大を狙うことと同時に後世に技術を残していくという観点でやっていければなと…思っております。

 結局私自身はやらないので、そういったものに関心のある人に入社してもらったりできればいいのかなぁとイメージしたり。何かしたい、作りたいといったクリエイティブな考えのある人、柔軟な考えが持てる人が集まる会社にしたいとは考えています。

社長の息抜き!

新)社長自身仕事とプライベートをひっくるめた様な方法で過ごされていると思うんですけど、どんなことが結果的に息抜きになっていますか?
社)そうですね。でもやっぱり、お客さまと仕事以外のことも含めて話すことが息抜き…になってるというと怒られるかもしれませんね(笑)
新)(笑)でも、それがリフレッシュってことですよね。
社)いやでも、本当に色んな話をすることが楽しい。インプットにもなるしアウトプットにもなるし、自分の考えが広がったりまとまったり、みたいなことを繰り返してるんですけど。

 社内で作業することもありますが、それは仕事をしているという感覚。でも外に出ると、仕事やけどリフレッシュしてるように感じます。要はマインドセットが出来ていればリフレッシュになりますね。
 単に営業にいくのもリフレッシュですよ。宇治田原とか風景だけ見ているとドライブ気分ですよ(笑)


 とにかく、人と話してお仕事してその中で「ありがとう」に繋がれば気持ち良いしリフレッシュになります、私はね。結果、仕事とプライベートを分けなさすぎて何が何だか分からなくなってますけどね(笑)
新)おぉ、なるほど…自分達からしたらずっと仕事ってゆう括りの中なのにそれでリフレッシュ出来てることが、変な感じに思ってしまいます(笑)
社)生活の一部なんで別に、はい(笑)だからこそリフレッシュが重要というわけじゃないんですよね。別に、ずっと仕事のことを考えているわけではなくて如何にして楽しく過ごすかを考える中に仕事がある、というだけなのかなと。

メッセージをお願いします!

社)まぁ、やってみないと分からないので、とにかくやってみる。見てみる。体験してみるってゆうことが必要なのかなと思います。あとはその種類・経験が自分の判断、決断するときに必要なものになってくるので、そういう経験を積もうとするマインドはある方が良いんじゃないかなと思います。その考えを持つのに年齢は関係ないと思うので。
 そしてそのマインドがあれば誰とでも、どの会社でもある程度はやっていけるんじゃないかなと思います。スキルとかは後からついてくるから、それよりも心の準備が大事になってくるんじゃないかな。

 誰でもできることは誰にでもできるんだから時間が解決してくれるけど、それよりも成長しようとすると個々の努力がが必要になるし、そのしんどさを乗り越えるメンタルも必要になるし。でもメンタルの強さを最初から持ってる人は少ないと思うので、色んな失敗を重ねていきながら鍛えられることが必要になってくる。だからこそチャレンジすることが重要になると考えますね。逆に、先輩社会人としてはそういった姿勢を見せていければなと思います。

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インタビュー後も色々お話しさせてもらったのですが、私たち3人とも、芸術・デザインについて学んできたけど部署は営業と製造に所属しています。
今まで勉強してきたことと直接関係はないかもしれないけど、そこの違いを持ちながら働くことが大事なんじゃないかなと考えいる。という話を聞き、
私たちだからこそできることがあるんじゃないかなと思えたし、アイデアだけで終わらすのが勿体無いなと思いました。
まだまだひよっこですが、いざチャレンジ!!

次回は新入社員で製造部の益田さんです!お楽しみに!


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