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【七十二候】「蟄虫戸を啓く」【第七候】
【二十四節気】「啓蟄」(けいちつ)
二日も遅れてしまいました!!m(_ _)m
【二十四節気】の「雨水」が終わりを迎え、
新たに「啓蟄」(けいちつ)が始まりました!!
啓蟄とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すころのこと。一雨ごとに春になる、そんな季節の気配を感じながら。
昨日も一昨日もあいにく?の雨模様でしたが、
「一雨ごとに春になる」
という気分で受け止めるなら、期待感も高まってきませんか?( ^ω^ )
(花粉症がたまらん!と叫ぶお声も聞こえてきましたが。笑)
「蟄虫戸を啓く」(すごもりのむしとをひらく)
さて、【七十二候】の【第七候】に当たります。
「啓蟄」の名前の由来になっている言葉だとわかりますね!
冬ごもりしていた虫が、姿を現わし出すころ。虫にかぎらず、さまざまな生きものがめざめはじめます。
寒い朝に布団に入ったままでもごもご動く人間のイメージもありますが、笑
だんだん暖かくなり、二度寝せずパッと起きられるようにもなるでしょう♪
(「春眠暁を覚えず」という言葉もあるのが悩みどころ……笑)
「事始め」の時期!!
「事始め」(ことはじめ)という言葉も、
この時期にぴったりの言葉として知られています!^ ^
旧暦二月八日、新暦でいうと二月下旬〜三月中旬のころに、事始の日を迎えます。一年の祭事や農事をはじめる日で、旧暦十二月八日の事納と対をなします。
「祭事や農事」と極めて密接な存在として「暦」があるわけですが、
現代の私たちの「仕事」に関しても、
準えられる部分が多くあるかもしれません。(^ ^)
つい先日、4月始まりの手帳を買ったところですが、
1日ごとに日記として書き留めるスタイルのものに変えました!
あっという間に過ぎ去っていく月日の中で、
確かなものをしっかりと掴むための工夫が必要と感じたためです。
盛年不重来。 盛年重ねて来らず。
一日難再晨。 一日(いちじつ)再び晨(あした)なり難し。
及時当勉励。 時に及んで当に勉励すべし。
歳月不待人。 歳月は人を待たず。
少年易老学難成。 少年老い易く学成り難し。
一寸光陰不可軽。 一寸の光陰軽んずべからず。
未覚池塘春草夢。 未だ覚めず池塘春草の夢。
階前梧葉已秋聲。 階前の梧葉已に秋聲。
こういった文語文の響きやリズムに親しむためにも、
有名な詩は時々は朗誦・暗誦するといいですね。(^ ^)
来るべき「事始め」の春に向け、時を惜しんで用意を進めましょう!