見出し画像

【七十二候】「蟷螂生ず」【第二十五候】

二十四節気「芒種」


さて、そろそろ梅雨を迎えようかという頃になりました。


五月も終わり、六月を迎えましたが、

五月は「皐月」(さつき)と読むことで有名なのは、

無論『となりのトトロ』のお陰様でしょう。笑


五月の「端午の節句」がちょうど「立夏」でしたが、

そもそも「端午の節句」は「こどもの日」と呼ばれることで、

元々の由来が何なのかが見えにくくなっていますね。


「皐月」(さつき)は「早苗月」(さなえつき)とも言われまして、

旧暦五月は梅雨の季節。

「早苗を植える季節」でもあり、

「鯉のぼり」を空高くあげるのは、

一説には「雨乞い」のためだ、とも以前にご紹介した次第です。m(_ _)m


さて、「二十四節気」では「立夏」から「芒種」(ぼうしゅ)へと移りました。

芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)といいます。

『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』より

小学校以来の「田植え」体験!!


ちょうど昨日になりますが、

兵庫県丹波市にある農地にて、

田植えのお手伝いをさせていただきました!!(^O^)


一本ずつ手で植える作業は結構大変。。。


裸足で泥に触る感覚は久しぶり!!

思えば小学校の時にした田植え体験以来の貴重な機会!!

機械を使わず手作業で行うため、労力も時間もたくさん必要でした。^^;

数時間の作業で半分近くは進んだかな?


当日は田植えには最適な「曇り時々晴れ又は雨」という絶妙な天気!^ ^

足腰に堪えて夜はぐっすり眠ることができました。笑


「サ」=「田の神」=「山の神」=「稲」


「皐月」(さつき) 「早乙女」(さおとめ)

と言う場合の「サ」という一音は、

「神に捧げる稲」や「田の神」

という意味があるそうです。


ここでまたしても「桜」(サクラ)の話題に戻りますが、

「サクラ」という場合の「サ」も同じく「田の神」を表し、

「クラ」とは「座」「蔵」と書くように「止まる場所」を指します。


要するに「桜」とは、

春になり山から降りてきた神様(「サ」)が一休みする場所(「クラ」)

という意味だったのです!!


その上で、秋の収穫を「予祝」して「花見」をするわけですね!!


「五節供(五節句)」と呼ばれる年中行事なども、

基本的に「農事」を中心として意味付けされており、

その農事の中心が「田んぼ」であり「稲作」であることは、

『古事記』や『日本書紀』といった「日本神話」でも、

明らかに示されているところですよね。(^^)


そんな中で、

七十二候では「蟷螂生ず」(かまきり生ず)となりますが、・・・

農事暦とかまきり
畑仕事の目安になる七十二候に、かまきりが登場するのはなぜでしょう?稲や野菜には手をつけず、害虫を捕まえてくれるからかもしれません。とはいえ、そんな人間の都合はおかまいなしに、かまきりにはかまきりの生態があるだけです。生き生きと。

同上

ここでは単純に「かまきりが生まれるころ」と受け取りましょう。( ^ω^ )


今回もお読みいただき誠にありがとうございます!!(^O^)

いいなと思ったら応援しよう!