【ヘンな家族の珍事件】自分を偽るレンタル彼女
『レンタル彼女で自分を客観視!』
幼稚園の先生っぽい管理栄養士/寄り添い系レンタル彼女/結婚相談所助手/イラストレーター/重度の運動音痴/岩井ゆりにゃん(@yurina_rkp)です。
今回は、誰かに分かって欲しかった人の話をします。
いつも父の話ばかりですのでたまには他の人の話しでも聞いてください。
あなたは、「誰かに分かってほしい」そう思った経験はありますか?
「誰かに分かってほしい」のに誰にも話せない。
「誰かに分かってほしい」のに誰にも頼れない。
「誰かに分かってほしい」のに自分を偽ってしまう。
私は「誰かに分かってほしい」星人でした。
なので、今回はこれを読んでいる「あなたに分かって」もらえたら嬉しいです。
私の家族は2人です。
祖父と父。
母はもちろんいます。
私が4歳の頃に父とお別れ(離婚)しました。
小さいながらにも、毎日のように喧嘩をしていた父と母の仲が良くないのは理解していました。
小さい私は母にずっとくっついていました。
それは、母と過ごす時間の方が長かったからです。本能的に「私を育ててくれる人」「私を理解してくれる人」という認識だったんだとおも思います。
しかし、ある日から「私を育ててくれる人」も「理解してくれる人」も突然姿を消します。
いつも通り母と保育園に向かい、降園の時間。
普段は母がお迎えに来るはずが珍しく父が来たのです。
不思議に思いながらも、家に帰り母を探す私。
そこに母はいませんでした。
唐突に訪れた絶望感。
なぜ私を置いて消えてしまったのか。
なぜ一緒に連れて行ってくれなかったのか。
なぜ私を見捨てたのか。
考えても教えてくれる人はいません。
ましてや、4歳の私に理解なんてできません。
祖父が育ててくれる人の代わりとして私に関わってくれました。
何をするのも祖父と一緒。
ご飯も寝るのも服を買うのも。
祖父がいなかったらと思うと怖さもあります。
私は私のまま育っていないと思います。
そんなある日、父と祖父が言い合いになり警察が来るほどの騒ぎになりました。
言い合いの内容は「私の面倒を父親がもっとみるべき」というもの。
程なくして、親戚の人達も集まり親族会議になりました。
祖父が高齢で、父が父としての役割をしていないこの状況で祖父がいなくなったらどうするのか。私をこの家で育て続けられるのかどうか。
私はその会議には参加していません。
私の意思なんてどうだっていいのでしょうか。
途中、叔母からこんなことを伝えられます。「ゆりなは、施設で暮らしてみる?」
その瞬間。またあの絶望感が蘇りました。
なぜ私を置いていくのか。
なぜ一緒にいてくれないのか。
なぜ私を見捨てるのか。
「捨てられる」と思いました。
泣きながら、私はここに残る。そう伝えました。その時私は小学校3年生でした。
自分のことは自分でやらないと「捨てられる」そう思うよう変化しました。
一度、母から見捨てられ、またも必要とされず見捨てられるのかと、そう思いました。
9歳の私の居場所がそこにあったのか無かったのか。
今思えば、祖父からしたらいつ死ぬかわからない状況で9歳の子の面倒をみながら生活し、自分がいなくなった場合、この子は生活していけるのかという心配からの出来事だったのでしょう。
しかし、9歳の私はそんなこと考えられるほど大人ではなかったのです。
1人でなんでもできるようにならないと「捨てられる」
嫌われてしまったら「捨てられる」
わがまま言ったら「捨てられる」
言われた通りにしないと「捨てられる」
そう思って生活していました。
祖父が今どんなことを考えているのか、父が今どんなことを考えているのか。
どんなふうに振る舞えば「嫌われない」のか。
そう考えると「私を育ててくれる人」はもうそこにはいなくて、「私を生かしてくれる人」に私の中で変化したのかもしれません。
そんな中で育った私は、「人に自分の気持ちを素直に伝えられない」「人に頼ることができない」「辛いのに笑顔で答えてしまう」「私の気持ちは理解してもらえない」
そう考えながらずっと生きてきました。
子どもの頃、理解者が欲しかったんです。
「そう思っているんだね」「甘えていいんだよ」「分かるよ。大丈夫。」そう受け止めてもらえる人が欲しかったんです。
そんな私が大人になって、出会ったのがレンタル彼女のお仕事でした。
最初はコミュ障の父のような人を笑顔にしたくてはじめたレンタル彼女のお仕事でした。
続けていくうちに、自分と同じような考え方をしている人が多くいることに気づくことができたんです。
うまく自分を出せない
人に嫌われてはいけない
どこかしら人に不信感がある
仲のいい人はいるけど親密な関係になれない
人に頼ることができない
自分がよくわからない
自分の必要性を感じない
人の感情が怖い
人と関わりたくないけど、「誰かに分かってほしい」
当てはまる方いませんか?
もし当てはまる方がいたら私と同じです。
私は今、同じような気持ちの方達がもっと生きていきやすくなるようなそんなお手伝いができるような「レンタル彼女」になりたいです。
コミュ障の父を持った私だから、自分の気持ちを相手に伝えられなかった私だから、共感し合えることがあると思います。
全てが一緒な人は存在しません。
ただ、自分の辛さをいつまで1人で抱えているんですか?
もう、誰かに自分のことを伝えてもいいんじゃないですか?
「誰かに分かってほしい」そう思ってるのであれば伝えてみませんか?
私で良かったら聞かせてください。
自分の気持ちが楽になるかもしれませんよ。
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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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