見出し画像

【代表通信 vol.01】 AI時代とグローバルを真剣に考えないと日本はまずい!?

みなさんこんにちは、国際エデュテイメント協会 代表理事の森です。
本稿から代表理事の通信ということで、毎週コラムを書くことにいたしました。少しでも国際エデュテイメント協会で実現したいこと、発信したいこと、活動していることを中心に投稿していきたいと思います。

今回は、vol.1ということで、「AI時代とグローバル」について考えていきたいと思います。

テーマ選定の理由

なぜこのようなテーマを選んだかというと、国際エデュテイメント協会が立ち上げたTeacher2.0という先生観を広げるオンラインサロンで7月のテーマが「真のグローバル社会における進路指導のあり方」と、そして8月は「プログラミング教育の必要性」について取り上げているからです。この二つが本稿のテーマと関連しており、またこれからを生きるためには、少なくとも1万回以上はこの類の言葉を使うのではないかと思うほど重要なキーワードだと思うので、今回はこれらに関連する話をしようと思います。

※補足) Teacher2.0 (https://www.iueo.or.jp/salon) では4週に渡ってテーマに関する課題を非公開のFacebookグループにて配信します。以下に7月の第1週目で配信された課題についてと、メンバーがどのようなアウトプットをしたのかはレポートをご覧ください。

まず、「グローバル」についてですが、こちらの活動レポートであるようにこの1ヶ月間「グローバル」と「進路指導」について深く考えてきました。

現代社会はグローバル社会と言われるほど、至る所で何かとグローバルと言う言葉が使われます。一方で、言葉ばかりが先行してしまい、実はグローバルとは何か?については真剣に解釈しようとする人は少ないのではないかと思います。実際、私自身もその一人でした。

グローバルを定義しようと思った時、みなさんならどのように定義しますか?

もちろん様々な定義や考え方があると思います。文化的な側面でグローバルを捉える、経済的な側面でグローバルを捉える。捉え方によってグローバルの考え方も変化します。また、国によってもグローバルの定義も異なります。(それはまた別の池田先生によるセミナーレポートでご紹介します。)

グローバルを真剣に解釈しにいかないとこれからを生きる指針がブレる

ここではあえて問題提起だけに留めておこうと思いますが、先述したように現代社会=グローバルな社会と表現していいほどグローバルと密接な関係を持っています。

今の生徒さんが10年後、20年後の社会で活躍するために、このグローバルな状況は続くのか。

もし続くのだとしたら、どのような社会になっているのか。

そして、その社会に向かって今の子どもたちがどのような人になっていなければならないのか。

その未来像を想像し、現状の教育カリキュラムへの落とし込みをしていかなければなりません。これからの人生を生きる過程では、グローバルという概念は必須で考えなければならなく、そこを定義し自分の中で解釈したうえで人生の指針を決めないとその時の流行りやメディアに踊らされ、ブレ続ける人生になってしまいます。

少し話は変わりますが、最近すごく思うのは『東京アラート』『DX』『AI時代』など日本人は何かとキャッチーなキーワードを取り上げて、それを誇張して表現することが好きだなと思います。(これを言うと不満に思う人もいるかもしれません....気に障ったらすみません...本寄稿のタイトルにも入れているお前が言うなと思うかもしれないです)

グローバルという言葉が流行ったのもそうです。しかし、その言葉の本質を解釈しようとする人間は少なく、実態が伴っていない場合が多いです。

これは非常に危険だと思っておりまして、この議論の中で頭の中に浮かんでくるのは、ベネディクト・アンダーソン著の『想像の共同体』やユヴァル・ノア・ハラリ著の『サピエンス全史』上巻の虚構についての記述です。

人間特有のイメージの共有により、虚構や想像の共同体を作り出し、発信者の思惑通りに誘導する。そうなってはいけないけれども、実際はTwitterやメディアからキャッチーな断片的な情報を獲得し、結果的に真実が歪められている現状があります。

自らが一つ一つの言葉を自分の価値観をもって噛み砕き、その解釈から実行することが求められていると感じています。

これを踏まえた上で、AI時代をどう定義するか?

では、以上を踏まえた上でAI時代をみなさんはどう定義しますか?笑

様々なAI時代に対する記述はあると思います。そもそもAIという言葉自体が非常にVagueな表現であり、実態はほとんどそこにはありません。レイ・カーツワイル博士が提唱するシンギュラリティ(技術的特異点)と呼ばれる状態を指す「AI」のことなのか、それとも新井紀子著『AI vs教科書の読めない子どもたち』でも定義されているビッグデータを元に予測する「AI技術」のことを指しているのか。技術レベルの到達度によってAI時代の定義も変わります。また、政治・文化・経済などのジャンルによっても変わります。

変わらないことと言えば、「テクノロジーの進化は続く」くらいです。(笑)

今年度から小学校においてはプログラミング教育の必修化となり、中学は2011年度から義務化されていますが、今後さらに注視されていく領域であるのは間違いありませんし、高校は2022年度から始まります。

この方向性自体は間違っていませんが、「なぜプログラミングが必要か」「プログラミング教育」が進むことによってどんな未来になっているのか。をこれまた個々人が様々な情報から考え、定義する必要があります。

Teacher2.0では、8月からプログラミング教育について馴染みがない先生でも取り組めるようなテーマ設定にしています。


なかなか他教科の先生、あまりこれまで触れてきたことのない方にとっては必要だとは思いつつもとっつきにくいところも少なからずあったことと思います。

これを機にTeacher2.0に参加し、これからのAI時代をどう生きるのか、私たちと一緒に考えていきませんか?

そして、一緒に日本の未来を築いていきたいと思います。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?