ituka

人も自然の一部.... 人と自然をそっと繋ぐ お手伝いができますように accessories designer/ Lomilomi therapist/painter

ituka

人も自然の一部.... 人と自然をそっと繋ぐ お手伝いができますように accessories designer/ Lomilomi therapist/painter

最近の記事

オシロイバナは夜になると香りを放つ

今日まで色々なことがあったはずなのに 最近全てが夢だったみたいに感じることがあって不思議。 子供の頃から結構根に持つタイプなので、そんな自分の変化にびっくりしている。 歳を重ねたせいなのかな。 大好きな食べ物の事にも変化が。 毎年楽しみにしている栗拾いで拾った大量の栗は、例年しばらく楽しめるように冷凍保存するのだけど、今までだったら勿体無くて何ヶ月も保存したまま、下手したら賞味期限が切れてしまうくらい気づいたら置いていて、鮮度落ちてそうだな、、、と手がつけにくくなることを

    • 変わり続ける中の変わらなさ

      Netflixで「はじまりのつづき」というドラマを見始めたらハマってしまい一気に最後まで見ました。 憎み合いの中には、はじまりはもしかしたら誰のせいでもなかったかもしれないものもあるんだろうな、運命ってなんだろうな、など色々なことに思いが巡ったドラマでした。 風の時代、新しい時代の始まりだなど言われていますが、その中で、私はどうありたいのか、何が出来るのかをもう一度たしかめたいなと思っています。 昔からマイペースすぎて、早い変化について行くの苦手なんです!笑 変わり続け

      • 透明に赤

        心が動いた瞬間の鮮明さは いつだってそのままは残せず 新しく見つけるたびに 無くならないでと思い強く握りしめても 気がつけば てのひらからするすると溢れ落ち 大きな流れに溶けていく すべてが夢だったかのように 埋められないその空白に 新しい何かが混じり合い 生まれる音の波 そしてそれがまた流れていくことも 私的な物語の一部だと 受け止められるようになったのは 歳を重ねる中で 何かを得たからなのか 失ってきたのか わからないけれど 今を全部愛せるようにいたいと願うのは ずっ

        • 変わったよね

          「変わったよね」 と言われることが増えて 私の中で何が変わったのかを考えてみたら 矛盾だらけだし、いつまで経っても中途半端なままだけれど それを受け止めたまま できるだけ、内側の思いと、言葉と、行動のエネルギーが一致しているか その選択が、幸せであるためのものかに 注意を払うようになったなと気づいた。 もしかすると、これは特別なことでは無いのかもしれないけれど なかなかなそう出来ずにもがいてきた私にとっては、とても大きな変化。 今何を食べたいのか、何を着たいのか どこに

          からだがゆるむと

          この数年で随分と身体が緩むようになったと思う。 逆に言えば、幼少期から身体の緊張が当たり前になっていた事にも気がついて 身体の緊張が解けていくのと同時に 心の緊張も解けていくように感じている。 緊張は身体に記憶も固めて留めていてたのか 緩んでいくほどに、まるで堰き止められていた水が流れ出すみたいに、握りしめていた記憶も大きな流れの中に流れていくよう。 忘れたくない美しい記憶も 消えてしまうのかとさみしくもあるけれど きっとそんな過去の一部も全て この瞬間の私に含まれてある

          からだがゆるむと

          artwork

          押し花、ペイント、コラージュ

          カゲロウは眠らない

          北海道旅行中に釧路川でカヌーに乗った。 名古屋の暑さを忘れてしまう涼しさ。 幻の魚イトウに会えたり、なかなか会えないというヤマセミという鳥にも会えて、とても楽しかった。 その中でも、ガイドさんが教えてくれた カゲロウの話がとても印象的だった。 カゲロウは幼虫期を地中で2年ほど過ごし 成虫でいる時間は僅か数時間から一日。 陽炎のように儚い様子、ゆらゆらと飛ぶ様子からそう呼ばれるそう。 そんなカゲロウはなんと3億5000万年生き延びてきたという。 初めて翅を得て飛んだ

          カゲロウは眠らない

          月夜を食べる

          前から気になっていた... 昨日もまたいて目が合った気がした しかも半額になっていた...398円 ワタリガニ 自分の変えたい習慣を変えるには 日常の小さな一歩の積み重ねだと聞き やったことがなくても 気になっていたことは出来るだけやることに しているので 思い切って買って、茹でて食べました すごく美味しくて お腹も心も満たされました SNSで目にする占星術によると 数日前は「蟹座新月」だったらしく そのメッセージは 『精神的な喜びが  日常の現実世界の充実感まで

          月夜を食べる

          頭の中の会話が消えて 静けさの中に置かれた時 まるで 舞台の緞帳(どんちょう)が上がったかのように 目に映るもの、音、香り、皮膚感覚が 鮮やかになることがある 外側は何も変わっていない 私を覆う何かが解ける瞬間 そんな繊細な感覚から生まれる 大胆さや美しさ、驚きを 踊りや言葉やアクセサリーに映せたらと ずっと試行錯誤している

          生活の淡々

          息子が買ったばかりのズボンに 墨汁をこぼして帰ってきても しかも、それを洗う前に さらにチョコレートこぼしても ポケットから出し忘れたティッシュまみれになった洗濯物に突然遭遇したり 夜中に明日お弁当いる!って言われても 怒りは現状を変えないことを覚え パニックにならずに 対応出来るようになった私は 知らず知らずのうちに もしや何かパワーアップしてるのでは!? とふと感じました。 そして、その事件たちの隙間に 「光を、粒子として見ようとするか、波として見ようとするかで、ど

          生活の淡々

          【海花の話】月と海に向かう赤

          「この駐車場を出たら 右に行きたい?左に行きたい?」 そんなシンプルな選択すら すぐに出来ない私の戸惑いを 風で吹き飛ばすように 君はのぼりはじめた白い月の方へ ハンドルを切った しばらく車を走らせ 壁にイルカの描かれた赤いトンネルを潜ると 目の前には海が ずっと海で生きてきた君と 海を思い出しはじめた私 ゆらゆらと かすかに赤い月の明かりの中 深海と海面とを行ったり来たりしながら ぎこちなく泳いだ 「発光してるように見える人っているよね いつか光ってみたい」 と

          【海花の話】月と海に向かう赤

          大丈夫であることを

          どうしようもなく たったひとりで生きているような感覚になってしまうことがあるけれど 嫌でも大きな繋がりの中にいることを ふとした瞬間に 生きている人、植物、風や雨が 言葉、音、香り、肌触りを通じて 思い出させてくれる そのたびに きっと大丈夫なんだと それらの出会いを小さなお守りにして また歩き出す ずっと大昔は ひとつの海の中だったんだと 呪文のように心の中で唱えながら

          大丈夫であることを

          海に還ってしまう前に、まだ

          毎年アクセサリーで出店させてもらっている 森、道、市場に 今年も3日間参加してきました この数年、出店場所は すぐ後ろが海へと続く川 今年も風が強かった 心構えはしていたつもりだったけど 不意の突風に 一瞬にして沢山のアクセサリーが宙を舞い あわや海へと落ちてしまいそうに! 時が止まったように見えるって 本当にあるんですね 一瞬、頭が真っ白になりかけたけれど 周りの出店者さん達やお客様がすぐに助けてくれて無事に回収できました、、、 たしかに、アクセサリー作りのコンセ

          海に還ってしまう前に、まだ

          過去は水に流れて

          POP UPの搬入のため久しぶりに京都へ 学生の時に住んでいた 良いことも嫌なことも沢山起きた街 もし過去にタイムスリップをして ひとつだけやり直せるとしたら?と聞かれたら あの大橋で起きた最低な瞬間だなと言える街 いつも、ここではないどこか 今ではない、いつか 私では無い誰か、にばかり 思いを漂わせていた20代 久しぶりに京都の街を歩いたら 今の自分はあの時とは違う自分なんだなと 当たり前のことだけど そう感じられるようになっていて あの時望んでいた、なりたい自分、なり

          過去は水に流れて

          海に恋をするようになったのは

          私はいつから海に恋をするようになったのだろう。 八重桜の花が落ちて葉桜になったいつもの郵便局からの帰り道、足元に真っ青なビー玉が落ちているのを見つけた。 小学生の頃、地元愛知の海に地引網をしに行った時、網の内側に集められた色々な魚や初めて見る海の中で泳ぐ海蛇に夢中になっていたら、足をつってしまい海に溺れかけてしまったところを少し年上の男の子が助けてくれた。 浜に上がってしばらく休んでいたら、その彼が瓶ラムネをくれて、飲み終わった後、瓶から綺麗なビー玉を取り出して渡してく

          海に恋をするようになったのは

          【東京旅行日記①】

          3月22日、新幹線に乗り名古屋から東京へ。 今回は正面向かって右側の列、窓から二席目。 左側窓からしか富士山は見れないと思ってたけれど、隣に座っていた海外の方が教えてくれて、一瞬右側窓からも見れるのを初めて知った。 今まで何度か新幹線に乗ってきたけど 「富士山を見るには左側の窓からだけ」 と思い込んでいたからびっくり。 富士山が見えると旅行客の人達が一斉に写真を撮っていた。 隣の方と、「nice 、beautifu」と、シンプルな言葉を交わす。 トンネルの合間に見える

          【東京旅行日記①】