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「敏感すぎる私の活かし方」エレイン・N・アーロン著を読んで。
自分がなんかほかの人と違う、というのは、ずっとついて回っていました。それで、こっそり読んでいるのですが、面白かったのでネタバレになってしまいますが、備忘録として書かせてください。
HSP、ハイリー・センシティブ・パーソンの研究をしているアーロン博士の本「敏感すぎる私の活かし方」を、一気に読み切りました。
日本、中国、スウェーデンは、そういうHSPの特性を重視する文化、だそうです。
へえー。と、驚きました。
まえに、堀江貴文さん、通称ホリエモンが、ゼロ高校生のこがスウェーデンで津軽三味線のカフェを開きたい、と、相談していた時に、スウェーデンは日本人とよく似ているから、いいんじゃない?と、ぽろっと言っていたことを思い出しました。
確かに、欧米では明るく快活が基本だから、そうでない人はとても辛い思いをすることが多い、自分の意見を言えない人を理解できないし、「自分の意見がないか、それを言う勇気がないか、もしくは人の意見を盗もうとしている」と、何段階も下に見る傾向がある。と、聞いたことがあります。
逆に中国人は、大人しい=利発、という文化がある。ということも聞いたことがあります。
何はともあれ、欧米に自由な雰囲気を感じていた分、逆に日本でよかった。。。と思ったのを思い出します。
だからこそなのか、日本の、非HSPに対して、HSPの取り扱いについての説明はちょっと納得できない、というようなことも書いてありました。
さて、面白くて一気に読んでしまったのですが、
HSPには、うつ病やパニック障害など、心身症的なことを訴えるタイプと、そうでないタイプがいるそうです。
心身症を訴えるタイプは、子供時代の育てられ方に起因している。とのこと。
そして戦士タイプと、王室の助言者(僧侶)タイプの2タイプがいる、と書いてありました。
戦士タイプは、大胆で心配性、すぐ飽きて、容易に神経が昂る、疲れるとわかっていても挑戦してしまうタイプ。
王室の助言者(僧侶)タイプは、静かな生活に満足している。
HSPは、どちらにしても良心的で、第六感が優れている。
問題点は、勘に頼るため、人に聞くのを嫌う。人との境界線があいまい。
他人を不快にさせたくないので、他人がしてほしいことに気づきすぎる。
疲れ切っていても他人に伝えることが苦手。
そして、群れから離れ、他人と交流しないため、格好の標的となることが多い。
その解決策として、ルネサンス期の助言者、マキャベリが自分の中にいることを自覚し、マキャベリの姿を具体的に想像し、彼に相談する。
マキャベリ:君主論を書いた人。
こども君主論←実は家にありました!
誰が私の足を引っ張ろうとしているのか?など、HSPの人が避けがちな負の一面をあえて聞く。そうすることで対策を考えることができる。
そうすると、見て見ぬふりをしていた事実を教えてくれる。
眠りと空腹を避ける、ということも書いてありました。
面白かったです。