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「売る」ではなく「買う」営業

みなさん「買う」営業をご存知ですか?

営業職と聞くと「売る」イメージがありますが、
「買う」営業があるんですね。

不動産業界では、
この「買う」営業を『仕入営業』と呼びます。

不動産(土地や建物)を買ったら
建物を建てたり、内装をいじったりして、
新たに市場に売り出すわけです。

「不動産投資家の真似ごとかいっ」
とは、いわせません。

わたしたち仕入営業は、
誇りをもって仕事をしています。

仕入営業のみなさんを代弁して
また、心がくじけそうな新人仕入営業に向けて
思いの丈を記事をしてみました。


仕入営業に、誇りをもつべきだ

ダウンタウンの松本人志さんが、
「お笑いはかっこいい」風潮をつくりました。

一昔前は「笑われる」お笑い界の常識を
上の立場から「笑わせる」に変えていて、
お笑い芸人の”社会的地位を上げて”いるんです。

お笑い芸人を目指す子供が増えたように、
お笑い界を格上げしているのが、本当にすごい。

不動産仕入営業も、そんなふうに、
「あこがれの職業」にランクインしないものか。

そう、思っています。

「仕入営業の人は、もっと誇りを持つべき!」
と、声を”大”にして叫びたい。

でもね?

仕入営業にプライドをもつ人は少なくて、
離職率だって多いのが実態です。

つらいことが、たくさんあるからですね。
(つらいことを箇条書きにしました)

  • 不動産会社に営業をかけるが、
    断られてメンタルに傷

  • 数字にシビアで、
    ノルマに対するプレッシャーがある

  • 成功率(契約率)が低い

「考えが後ろ向きで意志が弱い人」は、
これらの要因に、すぐに押しつぶされます。
辞めていく人を、何人もみてきました。

ただし

つらくても、なお
「仕入営業はかっけーぞ」と言いたい。
つらさ以上の充実感を得られるのが、
仕入営業という仕事の醍醐味なのです。

「誰でもできる仕事だ」「やりがいがない」
そう考えている人は、必見ですから、
是非とも、記事を読み進めてみてくださいね。

社会貢献しているのだ。

わたしが、なぜ、
不動産の仕入営業職に誇りを持っているか?

それは「社会貢献しているから」です。

人間に欠かせない『衣食住』の「住」において、
仕入営業は、社会に役立っていると言えます。
もう、これに尽きますね。

よく、ペコペコした仕入営業を見ますが、
取引先に対して、下手にでる必要はありません。
本質的な社会意義を理解することで、
胸をはって仕事に取り組めるようになります。

先程の「お笑い芸人の話」から引用しましょう。

不動産を「買わせてもらっている」ではなく、
不動産を「買ってあげている」のです。

買ってあげている

どのようなカタチで社会貢献しているのか?
例えば、こんな話がありました。

「息子が事件を犯したから、遠くに引っ越すわ。
ただ、お金がないから、自宅を売ったお金で
新居を購入するつもりよ。」

「それと、自宅の売却活動は、秘密でお願い。
とてもじゃないけど、
売れるまでのご近所付き合いが、気まずいわ」

これ、どうですか?

『近隣住民には秘密』で、かつ、
『早急に売却したい事情がある』お客さんです。

本来であれば、
図面作成・広告・集客・売買契約の流れですが、
このようなケースでは、そうもいきませんよね。

こんなとき、わたしたち仕入営業です。

水面下で、不動産調査をおこない、
事業計画(リフォームや再建築)をたてて
法人の力をお借りして資金を引っ張ることで
スムーズな不動産売買取引をおこないます。

他にも
「借金を返さないといけない。
すぐに現金が必要だから家を売りたい!」
「相続で得た不動産の固定資産税が高い。
所有していても邪魔だから、現金化して」
「安心したいから、今すぐ売り出して欲しい。
ただし、家庭の事情で、家を出るのは1年後だ」

などなど、
不動産売却の事情は十人十色。

仕入営業は、
「金額条件」や「スケジュール」を柔軟に対応して、
売主の問題解決につなげます。

一般消費者が手を出せない物件を買ってあげるのが
仕入営業の腕の見せ所であり、存在価値なんですね。

くわえて、仕入営業は「周りを巻き込む」ことで
小さな経済をつくりだします。

ひとつでも、不動産開発プロジェクトが始動すると
多くの職種が、一斉に動き出すんです。
(設計・解体・建築・インフラ・家具・行政等)

逆にいうと、仕入営業が契約できなければ、
「各々の仕事が回らなくなる」とも言えますね。
(数字にシビアな理由の一つでしょうか。)

難易度も高い仕事です。
「仕入」「開発」に携わる人は、
『不動産業界全体の10%程度』しかいません。

同じ不動産業界にいたとしても、
「仲介営業」から「仕入営業」に転じたとたんに
まったく活躍できない人を多く見てきました。
(肌感です。)

駆け足で説明させていただきましたけど、
伝わりましたでしょうか?

ようするに、不動産の仕入営業は、
「難易度と社会貢献度が高い仕事」なのです。

終わりに

不動産の仕入営業は、
もっと、誇りを持つべきです。

わたしだって、
仕入営業という仕事を誇りに思っています。

世の中の役に立てて、
仕入れた不動産に付加価値をつけて、
ご家族が幸せな時間を過ごしてくれたら
こんなに嬉しいことはありません。

まあ、数字に追われて悩むこともありますが、
それも一興です。
しばらくすると、それすら楽しめます。笑

仕入営業に挑戦したばかりのみなさんは、
「まずは一件の仕入契約」を目指して、
諦めずに試行錯誤してみてください。

わたしは、これからも、
不動産の仕入営業活動を通じて、
社会貢献を続けていきます。

なにか、お困りごとがあれば
「不動産を買ってあげる」ので、
お気軽にご相談ください。
(上から目線でごめんなさい笑)

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