この方法でマスク荒れを軽減!
こんにちは。
itten cosme(イッテンコスメ)お客様センターの山口ゆりです。
私たちの生活に欠かせないものとなったマスク。
はじめはマイナスのイメージしかなかったマスクですが、今は種類も増えて、お洒落アイテムの一つに取り入れる人や、好みのマスクを自作する人もいたりして発想の転換でマスク生活をプラスにしていますよね。
ですが、肌荒れに悩む人にとってのマスクはやっぱりマイナスアイテムですよね。
これから春に向けて気温が上昇すると肌荒れが悪化するケースも増えてくるでしょう。
今回は、マスクが肌荒れを起こす原因とその対策についてご紹介します。
◆「マスク荒れ」はなぜ起こる?
1.菌の繁殖
マスク内の吐く息は体温とほぼ同じ約36℃。
更に気温が上がり体温が上がれば、汗や皮脂の分泌量を増加させ、マスクの中はアクネ菌や細菌や雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
菌は空気に触れやすい環境での繁殖は起こりにくく、マスクの中など空気に触れにくい環境で繁殖が起こりやすくなります。
また、マスク内の汗や皮脂などの過剰分泌も重なり、毛穴の中に皮脂が溜まっている状態は、ニキビなどの原因菌ができやすい肌環境になっています。
『菌の繁殖しやすい肌には…』
マスク内が蒸れていたり、汗をかいている場合は、そのままにせず、ティッシュなどで抑えてこまめにふき取りましょう。
2.肌の乾燥
マスクを付けている間、マスク中は吐く息で常に高温多湿状態です。
マスク中の湿度が高いと、肌が潤っていると勘違いする人もいますが、吐く息で肌が保湿されることはありません。
それどころか、マスクを外した途端に湿度が低下し、肌内部の水分まで失われ、急激に肌が乾燥します。
肌の乾燥が進むと肌のかさつき、ごわつきが起こりやすくなります。
また、肌表面の角質層には肌内部の水分を保ち、有害物質の侵入を防ぐバリア機能という働きが備わっています。
そのバリア機能が肌の乾燥により低下すると、外部から細菌やウイルスが侵入し、ニキビや湿疹ができやすい肌環境になってしまいます。
『乾燥が気になる肌には…』
メイクの上から使えるスプレータイプの化粧水などで保湿ケアしましょう。
スプレーした後は手で抑えて肌にしっかり馴染ませます。
3.摩擦による刺激
顔の角質層は、他の身体の部位と比べて薄く ダメージや刺激に敏感です。
マスクの脱着や、話したり笑ったりなど表情の変化によっても摩擦が生じ、角質層がはがれやすくなり肌荒れが起こってしまいます。
肌表面の角質層は毎日マスクの線維とこすれあうことで、角質が少しずつ削られ、外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下しています。
バリア機能が低下した肌は、ちょっとした刺激でも赤みやかぶれ、ニキビを起こしやすい肌環境になってしまいます。
『摩擦による刺激を受けた肌には…』
できるだけ触れなように心掛けます。
日頃のスキンケアやメイクも肌に刺激を与えてしまうので、保湿を意識したシンプルケアに切り替えましょう。
◆「マスク荒れ」を防ぐ方法
マスクを外した後は、メイクや皮脂汚れを落とし肌を清潔にします。
マスク着用後の肌は、蒸れや乾燥などの刺激によって敏感な状態になっているので、洗顔後はすぐに保湿をし、肌に優しいスキンケアを心がけて肌のバリア機能を回復させてください。
1.優しく正しいクレンジング・洗顔
マスク荒れが気になるときは、肌への刺激が少ないジェルやクリームタイプがおすすめおススメ。
洗浄力が強いと、肌の乾燥が進んでしまうので注意しましょう。
また、肌の乾燥が気になる人には、肌の油分を落とし過ぎないためにW洗顔不要のクレンジングがおススメです。
洗顔はたっぷりの泡で優しく洗い、肌に負担をかけないように洗顔時間は短く済ませます。
洗い流す際は、肌の水分を奪わないようにぬるめのお湯で洗い流します。
ぬるめのお湯とは、温かいと感じない温度で冷たい水もNGです。
2.しっかり保湿、化粧水・クリーム
洗顔後は素早く、化粧水でやさしく肌に浸透させるように丁寧に塗布します。
使用量が少ないと保湿効果が半減してしまう可能性があるので、たっぷりと染み込ませるように肌に馴染ませます。
肌に刺激を与えるパティングはNGです。
化粧水の後は、乳液またはクリームで肌の表面を保護します。
肌の乾燥が気になる時はクリーム、ベタつきが気になる時は乳液と使い分けるといいですよ。
保湿成分配合の商品を使うと肌の水分保持力が上がるのでおススメです。
スキンケアはマスク着用前もしっかりと!
マスクを付ける前の保湿ケアを心がけましょう。
着用前に保湿することで、マスク内の乾燥や肌あれ防止につながり、肌のバリア機能低下を防ぐことができます。
◆「マスク荒れ」予防におすすめマスク
マスク選びで肝心なのが素材!
1.滑らか素材の「シルク」
滑らかな肌さわりで、摩擦が少なく肌への刺激が軽減できるシルクは、吸湿性や放湿性、保温性に優れていて、夏は涼しく冬は温かいのがの特徴。
また、UV効果も期待できるので紫外線対策にもおすすめです。
2.柔らか素材の「コットン」
通気性の良い素材で、ふんわりと肌あたりが良く刺激が少ないのが特徴。
洗うとシワや縮みが出やすいという欠点があるので、お手入れが面倒という方には、コットン100%の使い捨て不織布マスクがおすすめです。
一般的な使い捨て不織布マスクでも、肌とマスクの間に綿素材のガーゼを挟むと、マスク内の蒸れや乾燥、肌への摩擦が軽減されるので試してみて下さい。
◆マスクのサイズ選び!
肌への摩擦が少なくなるために、マスクのサイズや形状選びも重要です。
小さいマスクをつけると、肌を圧迫したり、肌への摩擦も強くなります。
また、大きいマスクをつけると、隙間ができて感染予防の意味がなくなり、
肌との隙間で摩擦が生じることもあるので、マスクのサイズは自分の顔にあったものを選ぶのが大切です。
マスク着用時の注意としては、必要以上にマスクを触ったり、頻繁につけ外しをしないこと。
マスクの表面を無意識に触ってしまう方は、マスクが顔に合っていない可能性があります。
まずは、自分の顔にフィットするマスクを探してみましょう。
◆まとめ
気温が上昇するこれからの季節はマスクの不快感が増し、肌トラブルも増えてきます。
マスク装着による摩擦や乾燥、蒸れによる肌トラブルを少しでも軽減できるように、肌を清潔に保つことと、日頃のスキンケアを丁寧に行うことを心がけましょう。
また、マスクの素材やサイズ選びでも肌荒れ予防につながります。
自分の肌状態を見ながら肌荒れ対策をしっかりしてこれからの季節も乗り切りたいですね。
株式会社イッテンコスメお客様センター 山口ゆり