![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61412073/rectangle_large_type_2_2aee85575aff9fc658332332fc6290e3.jpeg?width=1200)
加齢臭の正体「ノネナール」ってなあに!?~加齢臭の原因とは~
こんにちは!
itten cosme(イッテンコスメ)お客様センターの山口ゆりです。
加齢臭のことを、中年男性の体臭と思っていませんか?
どこが違うのと思われるかもしれませんが、実はちょっと違うんです!
加齢臭とは「ノネナール」という物質によって引き起こされるニオイを指します。
「ノネナール」は酸化により発生する物質で、男女を問わず40歳を境に増加します。
つまり加齢臭は男性に限らず、女性でも発生するものなのです。
今回はそんな加齢臭の原因に触れつつ、加齢臭の正体について書いていきます。
◆加齢臭の原因物質は「ノネナール」
加齢臭とはノネナールという物質によって引き起こされるニオイのことで、加齢臭という言葉自体、ノネナールの発見とともに生まれました。
ノネナールは、次のような特徴を持っています。
①ノネナールは脂臭く・青臭いニオイ
ノネナールのニオイの特徴は「脂臭さ」と「青臭さ」です。
加齢臭のニオイはよくこんな風に例えられています。
古い油・ろうそく・古本・枯草・カメムシ
・・・厳しい例えですね・・・
②ノネナールは皮脂の中に含まれる
ノネナールは皮脂の中に含まれるため、加齢臭は皮脂臭の一種と言えます。
皮脂は皮脂腺から分泌されると、毛穴を通り肌上に皮脂膜を作ります。
つまり皮脂に含まれるノネナールもまた、膜状に分布しているのです。
また、皮脂は男女共通して分泌されるものですが、男性の方が皮脂量が多いため、加齢臭も男性の方が多い傾向にあります。
③ノネナールは40代以降から増えはじめる
ノネナールは30代まではほとんど検出されず、40代を境に増えはじめます。
ノネナールが増えると皮脂膜から加齢臭が漂い、加齢臭が漂うようになります。
加齢とともにノネナールが増えるのは、抗酸化力が衰えるためで、若いと加齢臭が発生しないのは、身体を酸化から守る働きが強いからです。
40代を過ぎて加齢臭が気になりはじめたら、いかにノネナールを抑制するかが、加齢臭対策の重要なポイントになります。
◆「ノネナール」は脂質の酸化によって生成される
ノネナールは脂質が酸化する過程で生成される物質です。
40代を過ぎると、皮脂にパルミトレイン酸という脂肪酸が含まれはじめます。
パルミトレイン酸が過酸化脂質に触れると酸化し、ノネナールが生成されます。
つまりは、脂質が酸化していく過程でノネナールが生成されるということです。
ノネナール生成を抑えるには脂質の量を減らし、活性酸素を減らして酸化を防ぐこと。
具体的には、脂質の取り過ぎを控え、体の抗酸化力を高めるアプローチが有効です。
40代を過ぎたら抗酸化力の高い食品を積極的に摂るように心掛けましょう。
◆「ノネナール」が多く発生する部位
ノネナールが含まれる皮脂の分泌口(皮脂腺)は全身にあるため、加齢臭は全身から出ますが、特に加齢臭が発生しやすい部位があります。
加齢臭が発生しやすいのは次の部位です。
頭・首の後ろ・耳の後ろ・胸元・お腹・背中
「年を取ると耳の後ろが臭くなる」と言われるのもそのためです。
加齢臭が発生しやすい部位は、一日の終わりに入浴やシャワーでしっかり洗い流すように心掛けましょう。
◆近年、加齢臭の悩みは増えている?
近年は、ノネナールが増えやすい環境にあります。
それは食生活の欧米化により、和食よりも洋食が好まれるようになり、動物性脂肪の摂取量が増えているからです。
動物性脂肪の摂取量が増えると、血管内にコレステロールが蓄積し、コレステロールが蓄積することで皮脂の分泌量が増えるためです。
加齢臭の予防をしたければ、動物性脂肪の摂りすぎに注意し、バランスの取れた食事を摂るよう心掛けましょう。
◆まとめ
加齢臭のニオイの元となるノネナールは40代を境に増加します。
ノネナールは皮脂に含まれる物質で、脂質が酸化する過程で発生します。
加齢臭を予防しようと思ったらノネナールを抑制すること。
そのためには身体の酸化を抑え、皮脂に分泌を抑制することが大切です。
具体的な加齢臭対策は↓をご覧ください。
適切な対策で加齢臭は抑えることは可能ですよ。
原因を知り、しっかり対策していきましょう~
itten cosmeお客様センター:山口ゆり