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本はもっと自由だ

先週までの不安定な気温とは打って変わり
冬の本気を感じる寒さが到来しています。

こんにちは、
けんたろうです。

本が大好きで
自分なりの本の向き合い方や楽しみ方を
エッセイにしていければと思い、
不定期で投稿しています。

最近、本や読書って
もっと自由でいいんだよな〜と
強く感じることがあります。

本には
読破すること
知識を得ること
感想を持つこと
が重視されるようなイメージなのですが、

それが本のハードルを上げている
大きな理由ではないでしょうか。

でもそんなイメージとは裏腹に
本はもっと
好きなように読めばいいし、
最後まで読まなくてもいい
あるいは読むものだと考えなくてもいい

と最近は思うんです。

つまりは
好きな本の装画(本の表紙)を楽しむ
訳もなくパラパラとめくってみる
好きな部分だけを切り取って読んでみる
これも立派な本との向き合い方だと
僕は強く思います。

本はもっと自由なもの•楽しいもの。

分厚くて、理解が難しい本を
ゆっくり時間をかけて読むことは
とても素晴らしいことだけど、
それで本への苦手意識が生まれるのは
とても残念なことです。

小学生•中学生の頃、
あんなにも大好きだった本なのに…
そう思う人も多くいるのではないでしょうか。

子どもの頃の本との付き合い方を
今になって振り返ってみると
本への入り口が
もっとシンプルだったように思うのです。

読みやすそうだ
表紙がかわいい
友達が読んでいた
紙質が好き
文字の大きさが丁度良い 
ページ数が丁度良い

このような入り口からでも
私たちの本•読書の扉は開かれます。

むしろ、これくらいの方が
本と長く付き合っていくうえでは
良い距離感なのかもしれません。

最初から重い扉を開く必要はなくて
ドキドキ•ワクワクするような扉から
開いていきたいものです。

○今回表紙画像にしている本から

村上春樹さんの『中国行きのスロウ•ボート』を
現在読んでいるのですが、
私の入り口は至ってシンプル
『表紙のデザインがかわいいなぁ〜』
これだけの理由で読み始めました。
(カバーデザインは安西水丸さんです。)

入り口はシンプルですが、
読み進めていくうちに
この本とはこれから長い付き合いをしそうな予感がしています。

本は親友や恋人と同様に
案外シンプルな出会いから始まるものなんだと思います。

本へのイメージを変えていきましょう。
本はもっと自由なものです。

皆さんも良い本との出会いがあることを
願っております。

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