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スイッチの入れ方

コロナワクチンの1回目の接種を済ませてから1週間。
巷で聞くとおりの症状を経て、2日間くらい眠気やだるさを引きずり、3日目からは接種をしたことすら忘れるくらいに戻ったのだけれど、今だに書く気だけが戻ってこない。

ただでさえ途切れやすい集中力の持ち主なのに、書く気までもが減少したままではいかんともしがたい。筆をどう進めるか以前に、どうやって筆を手に取るかを片付けるのが最優先課題だ。

言うまでもなく書く気が起きないのは元来の面倒くさがりが原因で、ワクチン接種が影響しているわけではない。だが理由はどうあれ書く気が起きないのではつまらない。何か対処をしなければならないわけだが、こういう時の選択肢は2つしかない。
無理やりにでも書くか、完全に休むかのどちらかだ。

言っておく必要すらないが、僕のやる気の失せ方はスランプなどではない。下手くそにスランプなどない。
スイッチが入らないわけですらなく、たぶんスイッチの接触が悪くなってるくらい(歳をとると、いろいろ鈍さが増してくるわけです)。
接触の悪くなった家電でも、叩けば治るようなものだ。

どこぞの予備校のCMみたいに誰かがやる気スイッチを探してくれれば話は簡単なのだけれど、残念ながら現実にはそうはいかない。
書くか休むかの選択はその時の状態にもよるが、今は無理やりにでも書く方が正解のような気がしている。根拠はないが。

そんなわけで適当にお題を自ら設定して物語が作れるかどうかを試している。
お題はこれ以上ないほどのただの思いつき。孵化した小鳥が最初に見たものを母鳥と思い込むみたいに、とりあえず目についたものを物語のフックにしてみる遊びを始めた。
思いついたお題は「タオルを絞る」「アルカリ乾電池」「割るのをミスった割り箸」「七味唐辛子」「洗濯物」。
数を出すことに意味はないので、とりあえず5つ。その中から3つくらい仕立てられれば上出来だろう。
ちょっと面白い遊びになりそうな予感。

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