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sado774
これから【詩】300文字
菊日和の空から舞い降りる。
日本海の荒波は色節を前に潮騒も歓迎の序奏に聴こえる。
幸福な風が時折強く吹いて高揚をもたらしてくる。
なんと心躍るものか。
曇天と共に物案じながら訪れていたこの地に祝福されている。
数回訪れた貴方の生家に寄る前に難関突破の神に感謝を伝える。
高台の神聖なる地より愛を込めて家々に御挨拶申し上げる。
貴方の愛車の窓から吹き込む潮風の匂いはまだ新しい。
追々生活に溶け込むよう身体に馴染んでいくのだろうか。
訪れる度に恋しい想いは愛しさに変わる。
離れる度に愛しさは募って貴方に揺さぶられる。
雄大な石川白山を背に参進の儀を行う。
これからの二人に想いを巡らす。