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業務改善のサイクルを知る


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ビジネスをしていると、よく「PDCA」と言うワードは聞いたことがあるかもしれません。が、この言葉、よく連語で使われていて、「PDCAサイクルを回す」って言われます。

じゃあ、PDCAってどんな意味なのか?について今回お伝えして参りますが、続けてその後にPDCAの類語についても触れておきます。

では、PDCA以外に何があるかと言うと、PDSA、SDCA、OODAと類語合わせて全部で4つあります。ので、これら一つ一つについて説明していきます。

PDCAサイクル

まず、PDCAサイクルとは、ビジネスや教育、スポーツといったさまざまな場面で使うことができる「改善」のためのフレームワークです。

Pは、「Plan」で「計画」
Dは、「Do」で「実行」
Cは、「Check」で「評価」
Aは、「Action」で「改善」

という4つのフェーズを繰り返し回すことで、生産性や品質を継続的に改善していくことができる考え方です。

詳しく説明すると、

・Plan(計画):業務計画を立てるフェーズ

・Do(実行):立てた業務計画を実行に移すフェーズ

・Check(評価):実行に移した業務が計画どおりに進んでいるかを確認し、問題点を抜き出すフェーズ

・Action(改善):抜き出した問題点を改善するフェーズ

と言う事です。

さらに、このPDCAととてもよく似た類語と言うものもあります。
一つは、PDSAサイクル、次に、SDCAサイクル、そして、OODAループと言うものがあります。それぞれについて説明していきます。

PDSAサイクル

・ますはじめに「PDSAサイクル」です。

PDSAサイクルは、品質管理の父といわれるW.エドワーズ・デミング氏がPDCAサイクルの代わりになるとして使用していた言葉だそうです。

計画(plan) → 実行(do) → 評価(study) → 改善(act)という順番でサイクルを回すと言ったもので、PDCAとほぼ同じ内容ですね。

違いとしては評価が「Check」から「study」に変更されているだけです。これは評価の段階をただのチェックで終わらせるのではなく、研究までする必要があるという意味で変更されているようですね。

SDCAサイクル

・次に、SDCAサイクルです。

SDCAサイクルは、PDCAサイクルの最初を「標準化」(Standardize)に変えた手法。
標準化(Standardize) → 実行(do) → 評価(study) → 改善(act)という順番でサイクルを回すことです。

標準化(Standardize)<スタンダダイズ>は、誰でもできるマニュアル的な仕組みのことです。標準という用語は、相互運用のための広く合意されたガイドラインという意味が含まれており、「標準化」はそのような標準を確立する過程を指すのが一般的です。

つまり、SDCAサイクルは、仕組みに対してPDCAサイクルを回すようなイメージだということですね。SDCAサイクルはPDCAサイクルと併用して回すことで効果を発揮することができるようです。

OODAループ

・そして、OODAです。これはOODAをウーダと読み、語尾にループを足して一般的にはウーダループと言ってます。

OODAループはアメリカ空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した意思決定プロセスを理論化したもので、ビジネスや政治の世界でも通用すると言われています。

観察(Observe) → 情勢への適応(Orient) → 意思決定(Decide) → 行動(Act) というのが一連の流れのようです。

まず観察(Observe)の段階で市場を観察し、情報収集を行います。次に情勢への適応(Orient)は、収集した情報を基に仮説の構築を行う段階です。仮説が立てられたら、意思決定(Decide)を行います。そして最後に意思決定したことを実際に行動(Act)に移すことで一つのサイクルとします。

この一連の流れが終わったら再度観察(Observe)に戻り、OODAループを始めていくわけですから、PDCAサイクルが改善のためのフレームワークであるのに対し、OODAループは意思決定を行うためのフレームワークと言えます。

PDCA目的のサイクルとは目的の違う手法なので、これらをうまく使い分けたり併用することによって効果を発揮することができるようです。

まとめ

はい。以上、ここまで横文字が連発してかなりややこしくなりましたが、簡単にまとめてみますと、

PDCAは、計画、実行、評価、改善の順でした。

PDSAは、計画、実行、評価、改善、の順ですが、これは、評価の項目にstudyを当て、単なるチェックだけでなく研究をする意味を持たせるってことでした。

SDCAは、標準化、実行、評価、改善、の順でした。これは、計画の項目に標準化を当てることにより、マニュアル化してあらかじめガイドラインを作って置き、それを実行、評価、改善の順に回すサイクルのことでした。

OODAは、観察、適応、意思決定、行動、の順でした。これは、PDCAサイクルが改善のためのフレームワークであるのに対し、OODAループは意思決定を行うためのフレームワークってことでした。

それぞれに違いはありますが、適宜業務改善の場でこれらの法則は使われています。実際にこのサイクルを繰り返すことによって、よりブラッシュアップされ、効率性と生産性の高いビジネスに仕上がっていくってことですね。

というわけで、ぜひぜひ今後も「社長の戦略講座」、参考にしていただけると嬉しいです。

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それでは、飽きない人生満喫しましょう!じゃまた。

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