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また恋がしたい


最近また、小説を書くようになった。

どこに発表するわけでもないのだが、夜な夜なひとりで黙々と書き続けている。

書いてはAIに壁打ちして、もっとこうした方がいいか、登場人物の心理状況はどうか、と模索しながら創作している。

こうやってひとりの人間(創作上の人物)の感情や、物語の世界に打ち込んでいると、ものすごく心がときめく。

そして「心がときめく」ってすごく大事なことなんだと、しみじみ実感する。もちろん、日々、仕事に夢中になる瞬間や、いい本を読んで感動する時間もたくさんあるのだが。

美術館には長い間行ってないし、映画も仕事に関係するもの以外は全然観ていないし……自分のためだけに心を震わせる感覚は、失われていた気がする。

その点、物語を書いてると、心がものすごく震える瞬間がいっぱいある。この時間は、今の自分にとってすごく必要なのだと感じる。

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子が生まれる前は、自分の好きなように展覧会を観たり、創作の時間を取ったり、映画を観たりできていた。

それはそれで大切なのだが、最近は、心を震わせるうえでいちばん大切なのは、夫との関係なんじゃないか?などと、考えている次第である。

以前は、家でもずっとくっついてたり、休みの日はお互いのことだけ考えていた。

当然ながら、今は息子が1番優先だし、休みの日にすべての用事を終えると、疲れ果てて会話ができない状態がデフォルトだ(ふたりとも、数年前より仕事が忙しいのも原因かも)。

少し前までは「今はそういう時期なのだ」と諦めていたのだけど……。

創作を再開して、心震わせる瞬間が増えるにしたがい、もういちど夫と恋人みたいな関係になりたい!なんて思うようになってしまったのだ。照れる〜

単純な私はたびたび、夫に「またあなたに恋したいんだけど!」と訴えかけているのだが、夫のほうは、ちょっと戸惑っているような、恥ずかしがっているような様子だ(そりゃそうだ)。

長い時間をかけて、恋人からチームメイトのような関係に変化した私たち。

また、夫婦から恋人みたいな関係にも変化できたらいいなと思っている。

33歳、まだまだ老け込みたくないので、夫との関係を大事にしていきたい!どりゃあ!

※子の寝かしつけ後、寝落ちしてしまった夫と話そうと小声で揺り起こしてみたら「しんどいから寝かせて(怒)」と言われてしまった……(ちょっと泣いた)。道のりは長そうである。

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糸崎 舞|カルチャーライター
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