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フォトグラファーor料理人向け!料理を撮影する時のコツ

こんにちは
フォトグラファー、デザイナーたまにコンサルタントの
伊藤たつやです

本日は
【飲食店特化型料理撮影のコツ】

いつもの如く、結論から書きます
本日は料理を作る側と撮る側2パターンの結論

撮る側
【ボケない、ごちゃごちゃさせない、明るく、斜めにしない】


料理を作る側
【どの向きから撮るのか、顔の位置を決めて皿に盛る】


です!

それでは詳しく書いていき〼

最近のSNS写真の傾向は
〼おしゃれなカフェっぽい写真
〼シネマティックな色味
〼ボケかんを活かしたふんわりした色味
これらが近年のトレンドですね

ですが料理写真となると話は別です

特に飲食店のSNS運用に関しては
お店は料理の情報を
確実にお客様へ伝える来店同期を生む必要があるからです

ボケがダメだとか
シネマティックがダメだとか、否定的な話ではありません

ここでの話は
いかにわかりやすくお客さまに情報を伝える写真とは??
という話です

店舗の料理を、美味しそうに、食べたくなるように
それでいて、現物と一緒である
(イメージ写真は別ですが)
必要があります

【撮る側】
■写真の中に映るものを主題の料理だけにする
→写真の中に映る何を見せたいのか?を明確に

■背景は必要なら入れる、必要ないなら、ぼかしてまで入れない
→料理を主題とする場合、背景に内観などが映るとそれだけで
主題以外にも目に入ってしまい、伝わらない写真になる

■料理の顔(主題)を把握し顔が正面に来るようにとる
→料理の顔をしっかりと映すことで、わかりやすい写真を心がける
イメージは履歴書の写真のようにはっきりを見える写真。

■ライティングは主題に当たるように入れる
→人の視覚は明るいところから暗いところへ、と流れるように視線を誘導しています
料理を主題とする場合は、おしゃれによりも、いかに料理を魅せるか?
ライトは主題に当ててわかりやすく表現
例えばお肉料理の場合、付け合わせにライトを当てるより
しっかりとお肉にライトを当てないと視線が付け合わせから入るようになり
お肉料理の印象が薄くなってしまいます。

■一眼レフの場合は、ズームレンズを使用し、圧縮効果を使うと主題がわかりやすくなる
→美味しそうな写真を主題とする場合は、おしゃれな写真よりも
いかに内容物や色味の情報を伝えるか?なのでズームレンズの圧縮効果を使用して、ひと目でわかりやすい写真を撮影する。

■斜めに構図をする場合は、斜めにしないと主題が大きくて入りきらない場合に限り斜め構図を利用する
→人間の目は斜めに見えません、あくまで斜めにあるものは斜めに映るだけで、水平垂直の写真の方がパッと観た時に情報が認識されやすいです
斜め構図だと、先に「斜めに料理が写った写真」というところに
視覚のリソースが割かれてしまい、美味しそうな料理という情報が2番目に来ることで印象が薄れてしまいます
どうしても構図に収まりきらない時は
まずお皿の端を構図から外すなど、水平垂直を維持できる写真から試みて
最終手段で斜め構図にしましょう。

【作る側】

■顔の位置を決めて料理を作る!
これ一択です!

実はこれを意識するかしないかで、撮影依頼した時や
自分で撮影するときも打率がグン!と上がります

ちょっと抽象的ですが
履歴書の写真を思い浮かべた時
横向きに撮った写真
変に陰影をつけた写真
は履歴書では使いませんよね

画像4

イトカン37

この写真を履歴書に貼ってきた伊藤(37)がいたら
書類審査通過すると思いますか?

そもそもこの写真を履歴書に使うこと自体が
若干の一般常識の範疇を超えていること、そもそも37歳であることから
面接でも訝しげになってしまうかもしれません
大体の企業様では、証明写真のテンプレに添ってないので
ちゃんとした伊藤に目がいくと思います

話はそれましたが
料理撮影の場合も一緒です
(SNSトレンドを意識したものではなく、あくまでも料理を伝える写真)
その正面を決めて料理を盛り付ける
という話です

具体的には
どの位置から写真を撮りたいのか?
その料理はどの位置から見ることで一番美味しそうに綺麗に見えるのか?
を考えます

真上からの構図

画像1

斜め上から見下ろした構図

画像2

横位置から見た構図

画像3

お肉を顔とした場合に
真上からの写真では高さを出した盛り付けは必要ないですが

斜め上や横位置の写真では、料理に高さがあった方が
お肉がわかりやすくなります

これらを意識して
撮る側へ、この位置から撮って欲しい顔を作ること
そういった旨やコミュニケーションを取ることが大切だと思います

特に料理撮影に特化したフォトグラファーに依頼した場合は
料理を作れば、あとはフォトグラファー自信がアートディレクションして
写真を撮ってくれると思いますが

中には普段の撮影が人物メインで
料理はそんなに、、、というフォトグラファーも少なくありません

料理人にも洋食や中華、スイーツとジャンルがあるように
フォトグラファーにも得意ジャンルがあります
なので、作り手自身が魅せたい写真を考えたときに
顔を決めること、それをフォトグラファーへ伝えることが
撮影料金を無駄にしない
最短距離だと思います

撮る側、作る側のコミュニケーションが
最適な写真を生む!!ということですね

本日はそんなこんなです!
最後まで目を通していただきありがとうございました!

この記事の料理写真は北海道北見市の
テーブルW様のご協力にて、写真を作例に使わせていただきました
テーブルW様Instagram

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