マガジンのカバー画像

元料理人が料理撮影を語るマガジン

16年間料理人で現在カメラマンのイトカンが 料理撮影時のライティングや小技などを図解入りで説明していくマガジン たまに料理撮影の小ネタなど
月3〜4本の投稿予定 元料理人が今までにしてきた広告用写真撮影のネタと 広告で大切な料理の見せ方を…
¥500 / 月
運営しているクリエイター

#撮影

#11 [続]環境光に左右されない光を作る意味

こんにちわ、イトカンです 前回の記事で環境光に左右されない光を作る というのを書きましたが SNSなどでは 環境光を使って撮影した方が良いにきまっている!とか ストロボの設定とシャッタースピードのバランスはこんな感じにした方が 良いよ!など とても的外れな素人意見が散見されるのですが あくまで私はカメラマンであり SNSに投稿するのが目的のフォトグラファーとは違いまして クライアントの欲しい写真を撮影するのが私の仕事になります 私が良い写真=クライアントが欲しい写真では

#10 飲食店から選ばれるカメラマンとは?

こんにちわ イトカンです 表題にもなっている 選ばれるカメラマンとは? ってことなんですが、結論から言うと 飲食店撮影は知っている人に頼むのが一番安定するから 知っている人に頼む です。 コネとはまた違う気もしますが この【知っている人】の中には、飲食店撮影で求められる写真は どういったものなのか?を知っている人も含まれます 結構な初見殺しです 飲食店が写真を撮る機会というのは ・雑誌の掲載用写真を撮る→雑誌のお抱えカメラマンが撮影 ・広告媒体用の撮影→広告会社のお

#9 環境光に影響されないように撮る

日にちが空いてしまいすみませんです。はい 謝罪は軽度に内容を濃く!と言うことで本日も書いていきます 本日は料理撮影あるあるの 店で撮影する時に営業中で店内ライトが消せない状況で撮る。 飲食店撮影ならよくあるシチェーションでの撮影です 本日は撮影中に奇跡的に撮影環境を撮ることができたので 後でセッティング方法と合わせて載せておきます 本日の機材はいつも通りの1灯撮り a7Rv Godox 300w Phottix 60×90 (長四角のやつ) イトカン通常装備ですね

#8 しっとり撮る時に使いがちな設定

こんにちわイトカンです 本日は素材をしっとり撮る時に使いがちな設定のお話です 料理や素材を撮影する時は 大体はストロボを使ってバシッと撮る時が殆どなんですが たまにしっとり、や、じっとりとしたみたいな質感が欲しい時 私が多用する設定のハナシです 今回は、いくらの撮影ですが まず、いくらの撮影イメージを考えた上で どういう写真が欲しいのか?を下記のように考えました ハイライトでピカピカにはしたくないけどハイライトが入ってる状態で いくらの綺麗さを強調しつつ でも口に入れ

#7 Lightroom用テーブルフォトお試しプリセット

こんにちわイトカンです 本日はテーブルフォトの撮影に関するウンチク 自分はあまりテーブルフォトを撮影することはないのですが これには理由がありまして ・撮影に伺う飲食店さんがテーブルフォトを必要としていない ・商品の単一写真で販売するパターンが多い ・料理だけトリミングしてPNGでメニューに使用する と言うのが主な理由です

#6 料理撮影時の失敗談

こんにちはイトカンです 本日は料理撮影時の失敗談 私が独立仕立ての時に失敗した!!と思ったことで 以後は気をつけてる事を書いていこうと思います 独立初期の頃の 自分がプロデュースした飲食店のメニュー撮影をした時の写真です (独立初期は飲食店プロディースやコンサルティングをしていました) 最初に写真を載せときます この写真の失敗理由は

#4.5 なんでも撮れるけど1番の武器は料理撮影ということ

こんにちわイトカンです いつもは料理撮影のマガジンなのですが 本日は料理だけじゃないんだよー ということを仕事という観点で書きます 私は普段は企業様の撮影をメインに仕事をさせていただいてます 企業撮影でいうと 施設の内観撮影、求人広告の為の撮影 開発商品の物撮り、制作実績の撮影など本当に様々です メインはあくまでも料理撮影ですが 私は北海道の住人なので、なんでも撮れる ということが出来ないと仕事の幅が狭まることになります なので動画も撮りますしそりゃもうなんでも撮り

#4 トップライトで撮る環境光に影響されない撮影をcapture one仕上げまで

いつも読んでいただきありがとうございます 投稿曜日を固定しようと思っているのですが、仕事の関係上 なかなか決まった投稿がしづらいイトカンです。 今回はトップライトで撮る撮影の一例です 今回の撮影環境は ・環境光を消せないお店 ・撮影フィールドが狭く背景紙までの距離を稼げない ・黒背景を使用したいが背景紙スタンド広げるスペースなし と言う条件のもとの撮影でした 撮って出しの写真はこちらです 撮影場所が背景紙を広げるスペースが無かったこと 背景布(黒くて光源を全く反射しな

#2 60w LED+ストロボで撮る食品撮影

本日は 60w + 60wストロボの2灯で撮る食品撮影です この撮影はホタテの商品撮影なので、必須事項は以下の通りです ・ホタテの質感 ・シズル感が欲しい(新鮮さ) ・パンフレットに使うので背景を黒く ストロボ2灯で撮ることも可能ですが LEDを使うことで被写体を明るくできるので ピントの合う位置を調整しやすく仕上がりを想像しやすくなります 注意点としてはライトがミックスになるので カメラのセッティングにストロボ効果を反映させないこと シャッターを長めに開ける 光源のホ

#1 60W LEDだけで撮るデーブルフォト

本日は 60W LED 1灯でテーブルフォト と言っても60W LED だけになってしまうと光量がとても少なく シーンを選ぶことが結構あるので 料理撮影というよりは料理のメニューの中で使うようなイメージカットや ホームページ用の一枚のような撮影です 現像はキャプチャーワンというソフトで現像しています ・理由は単純でLightroomよりテザー撮影がしやすい ・広告カメラマンの方はキャプチャーワンを使っている場合が多い という理由からです