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短答式試験が苦手な方へ -合格者の皆さんからのアドバイス-
受験生の皆様、こんにちは。
本日は短答式試験に苦手意識のある皆さんへ、昨年の司法試験に合格された皆さんからのアドバイスをお届けします。多くの合格者の皆さんが口をそろえておっしゃっていることは、大きく3点にまとめられました。
ぜひ勉強のスキマ時間にでもお読みいただき、残り1か月の学習の一助となれば幸いです。
\とにかく過去問!/
とりあえずは短答の過去問を解くことが最優先だと思います。それでも苦手であれば、憲法は判例、民法は条文、刑法は理論を理解するのが点を伸ばすのに役立つと思います。
試験では過去問と同じ問題が出題されているように感じました。なので、とにかく過去問を繰り返すことだと思います。肢別で解くのがお勧めです。また、論文試験の勉強をしている間にも短答の実力が上がるように感じたので、もし短答に取り組んでいるのに行き詰まっているとしたら、思い切って論文をやってみるというのも一案かもしれません。
\正確なインプットが何より大切!/
短答の点数が伸びない原因のひとつとして、知識を正確にインプットできていないことが挙げられます。過去問を何度も解いていれば、その問題はできるようになるかもしれません。しかし、それでは過去問で既出の知識を別の角度から再度問われた際に対応できません。この問題を解決するには、過去問を覚えるという学習から、条文や判例の知識の補充という学習に意識を切り替える必要があります。また、そもそも過去問で間違えたところの定着率そのものが低く、なかなか覚えられないという場合もあります。この問題は、過去問を解き進める中で知らない知識があれば、その都度それを基礎マスターテキスト(*伊藤塾司法試験入門講座テキスト)に書き込み知識の一元化を図る方法により解決できます。あとはテキストを定期的に読み返せば、それが短答のためのインプットに直結するようになります。
\条文で知識の充実を!/
個人的には条文の素読が効くと思いました。短答式の過去問演習しか行わなかった段階の去年の予備試験短答式では、過去問に対応する問題はすぐ答えられるが、少し問われ方が変わったり新しい知識が問われると一気に対応できなくなる、という問題点がありました。その点、試験の直前に条文の素読を一気に行ったことで本番で明らかに自信を持って選べる選択しが(特に民法で)増えたということがありました。一見非効率的ですが、学習方法としては非常に有益であるとその時に感じたので、ぜひとも条文の素読も行うなどして知識のインプットを充実させてもらえればと思います。
\他、こんなポイントも!/
短答式試験が苦手な方は、理由を含めて肢を理解する意識に欠けている可能性があります。まず、解説をよく読み、結論ではなく重要な理由部分を目立つようにマークすることが大事だと思います。
解説もしっかり読んでいるのに苦手であるという方は、肢の絞り込みが苦手な可能性があります。確信をもって答が分かった肢が二つあれば、かなり選択肢は絞られますから、そういう消去法的な思考も大事だと思います。
以上、少しでも皆さんの学習のヒントになれば幸いです。
本番まで体調にはくれぐれもお気をつけいただき、本番は実力をしっかり発揮できますように、伊藤塾スタッフ一同、皆様を応援しております。
頑張ってください!
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