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てまえどりにご協力ください

 日曜日なのに、細かい雨が降っている。台風10号のせいだ。

 昨晩(8月7日)、Souichiro NakamuraさんとChoon Kang SongさんのClubhouse「SDGsをテーマに話しましょう!」を聞いた。レクチャーするのは、Kazueさん。
 SDGsとは、数年前から目にしたり、耳にしたりする機会が多い用語である。
「SDGsとは持続可能な開発目標のこと。国連加盟193カ国すべてが合意する世界共通の目標。貧困や飢餓、テロや紛争、社会的格差、フードロス、海洋汚染、気候変動など、世界で起きているさまざまな問題を背景に、このままでは地球がもたないという強い危機感の中、2015年に国連サミットで採択された。ゴールは2030年までに達成されることが目標です」とは、Souichiro Nakamuraさんのインスタの紹介文である。「今回は、Kazueさんのレクチャーを通してSDGsについて考えてみたいスペシャルRoomです」とつづく。
 なかなか大きな問題である。オリンピックボランティアのフードロスの話から始まって、海洋プラスチック問題を取り扱った映画「プラスチックの海」等、話は多岐にわたった。「プラスチックの海」とは、公式サイトによると、「多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?デイビッド・アッテンボロー、シルビア・アール、タニヤ・ストリーター、バラク・オバマ他が出演。海と共に生きる全人類必見のドキュメンタリー」とのことだ。
 
 私は話を聞きながら、近所のコンビニの棚に付いている「てまえどりにご協力ください」というポップを思い出した。スーパーでは特に顕著だが、食料品を買うとき、棚の奥にあるものをわざわざ取り出して買っていく人がいる。賞味期限が新しいからだ。新しいほうが日持ちがするし、新鮮だからだ。みんながそんなふうに考えるようになると、古い食料品のほうが、売れ残る確率が高い、ということになる。コンビニとしては、そういった売れ残りを防ぐとともに、結果として、フードロスにも貢献しているわけだ。
「ということはさ、ぼくは、賞味期限が迫った10パーセントオフの食料品をスーパーでよく買うだろう? それは、フードロスおよびSDGsに貢献しているということになるな」
 と妻くんにいったら、
「そうかなぁ」
 といった。ん。それは、こちらの懐事情か。

 SDGsについては、身近なところから考えて、始めてみたいと思う。

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緒 真坂 itoguchi masaka
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