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「WHO AM I」
クリスマス・イブに、渋谷ヒカリエ8F、渋谷○○書店にてめがね書林が店長をするので、私も付いていった。推し本の台の上に、自分の本をセットする。この作業は楽しい。私は店長ではないので、カウンターには入れない。妻くんがずっといる。
時間がたっぷりあるので、渋谷○○書店のそれぞれの棚をじっくりと見て回った。私は雑食で、いろいろな本を読むが、それでもやはり見つけられる本の範囲は限られている。へえ。こんな本が出ているんだ。興味を惹かれる本が何十冊もあった。本があるということは世界があるということだ。本の数だけ世界がある。棚から世界が広がっていく。そう思う。
前回ではたまたま買ってくれたひとがいて、「作者は女性だと思っていた」といわれた。「一冊読んだら面白かったので、また買いに来た」といってくれたひともいた。うれしい驚きだ。ぼんやりRADIOさんがきてくださった。端正な顔立ちの好青年だった。うれしい。現場ではいろいろな出会いがある。
閉店後、妻くんが見たいというので、ヒカリエ9Fで開催している香取慎吾個展に足を運んだ。ここにも確固とした独自の世界があると思った。タイトルは「WHO AM I」。「WHO AM I」。そうつぶやくのは、哲学的であると同時に、芸術のテーマである。ただし、その答えは提示されていた。これが香取慎吾である、と。
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