Ⅰ.piu vivo(しまいこんだ歌) <全文>
少し長いので、途中に画像や音楽を挿入しています。栞替わりにお読みください。
Ⅰ. piu vivo (しまいこんだ歌)
<前書き>
「あっちの世界に有る色々なものが、こっちの世界に無いから、書いてないんだって」
「へぇ~(書いて無ければ、わからないよ)」
<プロローグ>
わたしは子守歌をきかせている。
ずっと忘れてしまっていた。
奥に仕舞い込んでいた。
そのことも忘れていた。
どこに?
そのことすら覚えていなかった。
ふたたび歌えるようになるなんて、
思ってもいなかった。
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