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自己紹介

はじめまして。

恋愛・毒親解放のファッションセラピスト上杉いとです。

恋愛と親子関係(毒親)に悩む方の呪縛解放と、理想のパートナーと恋愛・結婚のご縁を結ぶサポートを大阪・兵庫を中心に活動しています。


私の想いと生い立ちから現在に至るまでを少しお話させてください。


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30才で夫と結婚。
年々頼もしくなっていく夫と、笑いの多い家庭で楽しく二人暮らしをしています。


36才のときに株式会社フォースタイル代表取締役であり、服装心理学®の第一人者でパーソナルスタイリストの久野梨沙氏に師事し、ファッションと心理学を合わせたパーソナルスタイリングを8か月間学びました。

師匠に弟子入りするまでは恋愛メインで活動していたので、お客さまから、

「会社で評価が上がった」

「3年も片想いしていたのに付き合えるようになりました!」

「婚活成功しました!」

といった嬉しい報告をいただいており、現在は、毒親解放セラピストとしても活動しています。


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ファッションセラピストになった理由は、私の生い立ち、両親との関係が大きく影響しています。

以前のわたしは自己肯定感が低く、生きる価値がない・幸せになってはいけないと自己否定をして自ら自分を傷つけていました。

自己否定のきっかけは、両親の育て方にありました。


1984年、9人兄弟姉妹(6男3女)という大家族の5番目次女として生まれました。

テレビでよくあるほっこりするような温かい大家族にはほど遠く、「親が絶対、親が黒を白といえばそれが正しいと思え。」という考え方の両親のもとで育てられました。

1番目というだけで可愛いやんちゃな長男。

典型的な長女タイプで、両親にとって優等生な長女。

次男と3男は、よくも悪くもどこにでもいる普通の男の子。

わたしより下の弟妹は穏やかなタイプばかり。

その中で気性が激しく、乳幼児のころから体の弱かったわたしは、両親にとってうとましく、家族の輪から外れた邪魔者でしかありませんでした。


両親とも「毒親」といわれるような子どもの人生を支配する親で、幼いころから「お前のせいで」とか「家族のためにお前は苦労しなければならない」と言われていました。

終いには、「お前は絶対にしあわせになれない。もしなったらお父さん自殺したるわ」とまで言われるようになったのです。

また、わたしはHSC(現在はHSS型HSP)といわれる「ひといちばい繊細(敏感)な人」という性質を持っているので、五感が過敏で手を焼くことが多かったのもひとつの要因だったのかもしれません。

きょうだいの中でわたしだけに放たれる毒親の心ないことばに、いつも傷つき自分だけが愛されない孤独感に苛まれていました。


わたしがこんなにも苦しいのは、毒親が愛してくれないからだ。
毒親がちゃんと愛してかわいがってくれれば、わたしはこんなに苦しまずにすむのに…


そうしていつしか自己否定をすることも、苦しいことを自ら思い出し、そして傷つき苦しむという思考のクセが染みついてしまったのでした。


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高校は寮生活だったので、女子はよく服の交換をしていたのですが、わたしは貧乏育ちなので、交換できるほどの服を持っていませんでした。

とはいえ、服に興味がないわけではありません。

むしろ、園児のときからこだわりを持っていました。

その当時は、どんなに寒い日でもスカートを穿きたがったり、好きな色の服しか着ないと決めていたり、着心地のいい服は3日くらい続けて着続けるなど、服に対する執着が強かったと記憶しています。

どんなにおしゃれをしたくとも、おこづかいがなく買いようがなかったので、知人・親戚からのお下がりしか着られず、思春期のころは学校外で同級生に会うたびに恥ずかしい思いをしていました。

そもそも、毒親から「おしゃれをすることは悪いこと」とすり込まれていたのと、友人も少なく学校にもあまり行けてなかったので、高校に入るまではその知識さえ知る機会がありませんでした。

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寮生活では、まわりからダサいと思われたとしても、事実だから仕方ないと開き直って過ごしていましたが、ある日、友人が服を貸してくれることになりました。

毎年夏にある大きなイベントがあり、そこでは親が一緒であれば門限時間を延ばすことができました。

そのイベントでは、男子の勇姿を見ることができるので、女子はおしゃれをして親に連れ出してもらいます。

高校2年のとき、父が面会に来て連れ出してくれるというので、好きな人は特にいませんでしたが、友人たちのようにわたしもおしゃれをして出かけたいという思いが湧き起こったのでした。

当日、友人からニットキャミとデニムスカートを借りて着てみると、(あれ、わたしでもおしゃれっぽく見える…?)と少し浮かれました。

友人に見せに行くと、「似合ってる!これからもっとこういうの着なよ!」とほめてくれました。

ますます浮かれ、ルンルンで父の迎えを待ちました。


はじめてのおしゃれに自惚れたわたしは、父がどういう人なのかを完全に忘れてしまっていたのです。

父は会った瞬間、一瞬目をひんむいてフリーズし、その後はずっと無言でした。

一緒に来ていた弟妹の相手をしつつイベント会場に行きましたが、父はなにかを話すでもなく、結局、寮に送ってもらうまで会話がありませんでした。


そして、数日後の夏休み帰省でめちゃくちゃ怒られました。

園児のころから、お風呂上りの裸にバスタオルだけかぶった姿で自宅内をうろつくのも許さなかった父でしたので、年頃の女の子が露出の多い服を着ていることは耐えられなかったのでしょう。

父が私に向かって毒を吐くときでさえ、どちらかといえば声を荒げずに落ち着いて言うのに、このときばかりは激怒し、1時間ほどずっと暴言を吐かれていました。

今のトレンドだと言っても聞く耳を持ってもらえず、「そもそも現代人はおかしい。女がそんな化粧したり(アイライン引いただけ)、ミニスカートを穿くのは商売女のすることだ」とひたすら怒られました。

わたしには姉も妹もいますが、どちらもおしゃれに縁がない二人なので、最終的にいつもの「お前だけが普通じゃない。おかしい。親に逆らう不孝者」と言われるのでした。


反抗期だったこともあり、ちょっとしたおしゃれすら許されない毒親のいうことをなんで聞かなきゃいけないんだと腹立たしく感じたので、毒親に反抗するかのようにおしゃれするようになります。

毒親の暴言とは対照的に、友人や彼氏、会社の人などいろんな人に「似合ってる」「おしゃれ」とほめてもらえました。


毒親に怒られると、つい反抗的な態度になってしまうのですが、気持ちが落ちつくとその後は必ず、

親を怒らせるのは悪いこと
だれからも必要とされてない
生きる価値がない人間が生きていてごめんなさい

反省という名目でとことん自分を自己否定して追い込み、果てには生きることをあきらめる選択をすることも多かったです。


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しかし、社会人になってからは、家族以外には仕事や外見などほめてもらえることが増えていきました。

ほめられはじめは、

「いえ、そんなことないです」とか

「なんか気を遣わせてすみません…」という返事をしていました。


ほめられることに慣れてくると、実の親ですらほめたくないようなどうしようもない人間でも、人様にはたくさんほめていただけるんだと受け止める様になりました。

せっかくの行為を受け取らないのは失礼だと考え直したこともありますが、ほめられると素直にうれしく感じるのでした。

もっとほめられたい、毒親と毒親に染まった家族と同じになりたくないと、わたしのファッションは人とはちょっと違うファッションで自分を表現し楽しむようになりました。

独創的なファッションをほめられると、

こんなわたしでもほめられることがある

おしゃれをすると、毒親とは違う人間でいられる

そう感じ、自己否定が強く自信ももてなかったわたしでも、ファッションによって自信を持てるようになったのです。


こうして、数少ない楽しみであったおしゃれが、わたしの心の向きを明るい方へ導いてくれました。

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衣食住の一つにあるように、洋服はわたしたちの人生に欠かせないものです。

その洋服が、自分にしっくりくる服、気分が上がる服だったらどうでしょうか。

毒親から解放された今では、昔ほど独創的な洋服は着なくなりましたが、それでもちょっと差がつくファッションがしたいという気持ちはずっと持ち続けています。

自分の心の声に寄り添い、その思いを服装で表すだけで気持ちが癒されたり、元気が出たり。

食事などでお気に入りの服を汚してしまったときには、一日中悲しさを引きずることもときにはあります。


よく、勝負下着なんて言いますが、身に着けるもので心の向きが上向きになるものは必ずあります。

その効果を利用して、毎日着る服が気分が上がる洋服になれば、日常の幸福度合いはグッと上がることでしょう。

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自分がどんなに嫌いであっても、つい否定をしてしまう性格であっても、それはこれまでの環境の習慣でついた思考のクセでしかありません。

世の中にはたくさんの自己肯定感を上げるための方法が出ていますが、結局は習慣が大事になってきます。

これまでの習慣をガラッと変えることは難しいものですが、毎日着る洋服ならそう難しくありません。

洋服というツールで自己肯定感を上げる習慣を身につければ、自信がついたり、自分をもっと好きになれます。


「自信がなくて、なにをするにも躊躇してしまう」

「つい自分を否定してしまう」

「もしかして、うちの親って毒親・・・?」

そんなあなたに向けて、こういう思考・選択もあるんだよ!という発信をしていきますね!

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