アラサー映画オタクが選ぶおもしろクリスマス映画4選
どこに行ってもクリスマス一色。
引きこもりだしイベント事に弱いので、クリスマスは毎年お家でささやかに過ごしているが、やはり気分は多少上向きになる。
とは言っても予定を作るのは面倒なので、毎年「クリスマス感のある映画」を観て、"こんな根暗でもクリスマスを楽しんでいるぜ"というアピールを(ひけらかす必要もないけど)している。
そんなクリスマスシーズンにおすすめな映画を4つほど綴っていきたいと思う。
サブスクで観られるもの2本と、劇場で公開中のもの2本(2024年11月末日現在)、完全に個人的な好みですが、面白くて大好きな作品たちをご紹介いたします。
1.アルビン/歌うシマリス3兄弟(2007年)
とにかく歌うシマリス3兄弟が可愛い。とても可愛い。
CGアニメーション×実写で撮られていて、シマリスたちのふわふわもこもこ具合が、抱きしめたくなるほどに愛らしい。
終始センスの良い音楽に溢れていて、3兄弟が歌って踊るシーンは目でも耳でも楽しめるし、思わず体を揺らしたくなる。
3兄弟のキャラクターもまた最高である。
シリーズは全4作で、個人的に好きなのは今回紹介する1作目とラストの4作目。シリーズ通してのテーマが"家族の絆"で、どの作品もその温かさにグッとくる。4作目は枕がびちょびちょになるほど大号泣だった。
子供向けなので起承転結がはっきりしていて観やすいし、大人もしっかり楽しめるので、ぜひ。
観た後は、思わず「ア〜ルビ〜〜ン!!!」と叫びたくなるはず。
2.バイオレント・ナイト(2022年)
武装集団vsサンタさん。
序盤は「こんなサンタさんは嫌だ大喜利」のごとく、やさぐれ具合や子供に対しての失望感は夢もくそもないが、中盤から戦闘スイッチが入ったサンタの無双シーンはかなり胸熱。強い。かっこいい。惚れる。
武装集団から逃げる少女との間に、徐々に絆が生まれていくのもとても良い。また、少女自身めちゃくちゃ気転の効く子で、"痛々しい版ホームアローン"のようなトラップまで作ってしまうフィジカルを持っている。人はめちゃくちゃ死ぬけども、くすっと笑えるシーンも多くて、最後はなんだか幸せな気持ちになる。
スカッと楽しい映画なので、ひとりでも観ても、誰かと観ても面白いと思う。作中ぼちぼち血が出るので大丈夫な人はぜひ。
3.レッド・ワン(公開中)
今月公開されたばかりのクリスマス映画。
好きな俳優さんが出演していたので何となく観に行ったら、予想以上に良かった。
もうサンタさんなんて信じる歳でもないし、クリスマスに夢も希望も抱いてないつまらない大人だけれど、この映画を観終わる頃には「サンタさんってもしかしたら本当にいるのかも…」と思いたくなってしまった。
ドウェイン・ジョンソン演じる主人公カラムの、仕事に対する真っ直ぐさや誠実さにも胸を打たれる。自分も、何事に対してもこうでありたいと思う。
子供も楽しめるし、大人はところどころのセリフが結構胸に刺さるので、どの年代も深く楽しめると思う。
とにかくハイテンションな映画。一瞬たりとも飽きないし、終始夢と希望で溢れている。本当に観て良かった。
劇場によっては上映回数は少ないものの、まだ公開しているのでぜひ観に行ってみてほしい。
4.テリファー 聖夜の悪夢(公開中)
シリーズ3作目となる作品。
『テリファー』とは、ハロウィンの夜に現れた残虐殺人ピエロ"アート・ザ・クラウン"によって次々と人が殺されていく映画である。元々低予算ホラーだったが、あまりのグロ描写にファンが激増。そんな人気シリーズ3作目の舞台が、クリスマスなのだ。
サンタさんに扮するアートがなんだかちょっと可愛くてきゅんとするし、その可愛さと容赦ない殺人描写に、今まさにテリファー旋風が巻き起こっている。映画館によってはチケットやグッズが完売しているらしい。
とにかく、なんだか分からないけどこのお化けピエロには大きな魅力があり、怖いのに何故か深く惹かれてしまうのだ。
そんなアートさんはサンタに憧れているのか、中盤サンタコスプレをしているただのおっさんに遭遇した時もおおはしゃぎで喜んでいた。このシーンのアートが、それはそれはコミカルで可愛い。もちろん、その後しっかりボコボコに殺すんですけど。
アートの可愛さも、グロ描写もてんこ盛り。
ファッキンクリスマスな人におすすめ。
R18なので、18歳以上でゴア描写に耐性がある人はぜひ。
以上がクリスマスにおすすめの映画4選でした。
ほっこりするも良し、スカッとするも良し、恐怖で縮み上がるもよし。
世間が決めた「理想のクリスマスの過ごし方」なんて、くそくらえである。自分自身が最高だと思える時間を過ごせたら、それ以上の幸せはないのではないだろうか。
みなさま、良いクリスマスをお過ごしください 🎄