始める達人『活発性』の特徴と活かし方(ストレングスファインダー)
こんにちは!私は現在、ギャラップ認定のストレングスコーチとして、個人・法人向けにコーチング支援を行っています。
今回は、ストレングスファインダーの影響力に位置する資質、物事を始める達人「活発性」のご紹介をします。
※ストレングスファインダーが初めての方はこちら。
活発性の特徴
活発性を一言で表すと「何もしていないことに我慢できない人」。アクティブでフットワークが軽いのが特徴です。
とにかく物事を始めるのが好きで、議論よりも行動。バイタリティのある行動で、周りの人へエネルギーを与え、推進力をもたらします。
リスクを負うことを恐れないのも特徴の一つ。アイデアをいち早く実行に移し、結果をもたらします。
活発性の方が行動を重視する背景は「行動は最良の学習手段」という考え方から来ています。
決断し、行動し、結果を見て学ぶ、この一連のプロセスが成長となり、次の行動に繋がると信じています。活発性の方にとって、立ち止まることは成長の妨げになる、ということなのです。
活発性の注意点
資質には、強みとして使い、プラスに作用している状態(バルコニー)と、弱みとして使い、マイナスに作用している状態(ベースメント)といった二面性があります。
活発性がマイナスに作用している場合、とにかくすぐに行動したい資質のため、見切り発車で始めてしまい、相手に対して自分と同じスピード感を求めてしまう場合があります。
相手に対して「なぜすぐに始めないんだ?」と言わんばかり、相手の気持ちや状況をかえりみずどんどん物事を進めてしまい、周りの人が唖然して置いてけぼり、なんてことも(笑)
そのようなときは、行動する前に周りの人に説明をするようにしましょう。
目的、背景、ゴール、進め方、納期、やるべきタスクといったことを周りに理解してもらうことで、相手と同じ目線で物事をやり始めることができます。
物言いがストレートな方も多いため、押しが強い・我が強い人と思われて、相手を萎縮させてしまうことがあります。
相手と信頼関係が構築できていない場合、強い言葉は相手を追い詰めることになりますので、相手の気持ちや状況に配慮した言葉選びが重要です。
活発性の活かし方
とにかく活動的な活発性は、行動することで周りの人にエネルギーを与え、物事を推し進める素晴らしい資質です。
チームにおいては「やり始めるきっかけを作る人」として先ず自分が先頭に立って行動してください。
新しいことを始めるとき、重要なプロジェクトを始めるとき、様々な場面であなたが先頭に立つことで、チームに活力を与えます。
すぐに行動するためには、自分で意思決定ができる環境も重要です。
創業期、転換期といったある程度裁量権のあり、自ら行動もできる仕事を選ぶと、活発性の方は十分に実力を発揮します。
また活発性は、やり始めるのは得意ですが、やり遂げることに意識が向かないといった資質でもあります。
やりっぱなしを防ぐためにも、目標志向や達成欲の資質が高い方とペアになると、物事を最後まで推し進めることができます。
※やり遂げる達人「達成欲」の記事はこちら。
まとめ
今回は、始める達人「活発性」の資質をご紹介させていただきました。
【活発性の特徴】
議論より行動派
アイデアをいち早く実行し、結果を出す
リスクを恐れない
行動から相手にエネルギーを与え、チームに推進力をもたらす
強みを活かし、素敵な毎日をお過ごしください。