【経営者noter必読】難しい話を解説する言語化能力と集客の話≪具体例付き≫
noteには専門性の高い記事を書く方が多くいらっしゃいます。
そのターゲットが、同業者であればおそらくそのまま言語化して伝えても問題ありません。
しかし、もし新規の顧客や読者を得よう!と思うのなら、きちんと『分かりやすい記事』を書く必要があります。
今日はそんな言語化する為の説明の型やコツについてお話していきます。
具体例を交えて解説していきますので、即実践してみてください。
こんにちは、街のIT屋COBRAです。
ブロガー歴15年、YouTube歴6年のブログ飯で生計を立てています。
では早速解説していきましょう。
✅説明には形がある
一つの例を参照します。
※出典元※
DIAMOND online
https://diamond.jp/articles/-/173913
『東大院生が開発、分かりやすい説明の「黄金のフォーマット」とは』
IKPOLET法という方法を提唱されています。
受験生が興味のないことでも、興味あるように仕向ける。
ターゲット以外の人にも話を聞いてもらうような素晴らしい方法です。
Step1 興味をひく(Interest)
Step2 受験生の持っている知識や認識にアクセスする(Knowledge)
Step3 目的を示す(Purpose)
Step4 大枠を見せる(Outline)
Step5 つなげる(Link)
Step6 具体化、事例、証拠を示す(Embodiment,Example,Evidence)
Step7 転移させる(Transfer)
Step1では、「キミたちが毎日使っているスマホのバッテリー……。その歴史って、カエルから始まったの、知ってた?」のように、意外性を打ち出して受験生に興味を持たせます。ここのつかみを怠ったり誤ったりすると、その先の話を聴こうとしない可能性が高まります。
Step2では、「最近話題になっている人工知能(AI)って知ってる?」のように、説明するテーマについて受験生がどの程度の知識を持っているのかを確認します。受験生のレベルを把握することで、理解に早く到達するための説明をしなければなりません。
Step3では、「キミたちが今取り組んでいる計算トレーニングはね、次のレベルの問題を解くのに必要になるスキルなんだ」のように、受験生にわかってもらいたい内容、または、それを理解してもらうための目的を説明します。すると受験生は頭の中で整理していき、 “理解の方向性”つまり、目的が定まるのです。目的を明確にしないまま物事を進めてしまうと、受験生も講師もお互いに不幸になってしまいかねません。
Step4では、「この資料は、全体で20枚あり、今話している内容は10枚目の話なんだよ」のように、これから説明するテーマの大枠を示し、そのテーマがどの位置にあるのかを話してあげることで、受験生がそのテーマを俯瞰することができるようになります。物事を俯瞰できるかどうかで、受験生が理解するスピード具合も変わってきます。
Step5では、「放射能が危険な理由は、DNAに直接ダメージを与えてしまうからなんだ」のように、因果関係などの物事の“つながり”を説明していきます。そうすることで、受験生の頭の中で既存の知識と新たな知識がどんどんつながっていき、理解が促進されるのです。
Step6では、「この法則を用いた具体例としてはね……」のように、抽象的な内容や真偽が定かでないものを説明する時には、イメージしやすいレベルまで落とし込むのがコツです。
Step7では、「気体で学んだ状態方程式の使い方って、浸透圧の問題を解く時にも利用できるんだ」のように、講師が説明しているもの(または、説明したもの)がその場面だけにとどまらず、他の場面でも使えることを示すのです。そうすると受験生に、「なるほど、他の場面でも使えるんだ!」と納得させることができます。説明の内容を理解すれば応用がきくということをアピールするのです。
例えばこのような説明の方があるんですね。
実際にこの言葉を知らなくても、YouTubeの広告動画の冒頭は必ずこういう感じで入りませんか?
『在宅ワークで月収30万、その仕組みは最先端の●●にあるって知ってましたか?』
『脱毛は高い!その概念が消え去る仕組みを説明します!』
『動画視聴者限定!下記のリンクから無料案内を受け取ってください。この動画にまた出会えるかはわかりませんので後10秒で決断してくださいね!』
人が本質的に引っかかる『 興味をひく(Interest)』をフックとして引っ掛けて、動画を視聴させるように仕込まれています。
ブログやnoteで何かを説明する際にも、最初はネガティブな話を出すべきです。
例えば美容系のブログであれば
『●●の効果が薄くて費用対効果が高い!副作用があるという噂を知っていますか?』など煽ります。
まず、こういった形をふんだんに取り入れてこそ、文章で説明が出来ると認識してください。
✅文章で説明する為には?
先ほど記載したIKPOLET法は全く興味のないことを相手に説明する際に非常に有効的です。
しかし、一般的にブログやnoteはある程度興味がある人にも内容を伝えていくので、セオリー通りPREP法を利用しましょう。
もちろん組み合わせて使うことが大切なのは言うまでもありません。
下記のことに注意を払ってください。
①専門用語をターゲットが知っているのかどうか?
⇒知らない人が多数ですから、言い換えが必要です
②結論⇒理由⇒具体例⇒理由のPREP法を用いる
⇒結論から述べて、その理由を述べる。具体例は分かりやすく
③見直しを徹底する
⇒自分が初心者の視点で客観的に文章を読み直します
3ステップを徹底し、実践することで相手に刺さる文章が生まれます。
早速ですが、一つ私が解説したいと思います。
私のnoteテーマとリンクしている『伝え方』のお話になります。
私は法人様から依頼を受けることもたびたびあるのですが、法人がDX化を行おうとすると間違える部分について説明します。
簡単に言い換えると『実ビジネスをしている人がSNSとかやろうとするとまず失敗する話』ってことです。
誰にでも起こり得る話です。
実ビジネス経験者はネットで伝えることが難しい理由
飲食店を思い浮かべてください。
老舗の蕎麦屋さんで地元で集客を始める為にSNSやネットを活用したい!と考えています。
こういった人たちがネットを使うと、失敗する方が多いのです。
それはなぜか?
実ビジネス経験者は、有償にてサービスを行っていますよね。
基本無料で相手にメリットを伝える、ということに慣れていません。
だから、必ずこういうツイートになります。
当店の蕎麦は100年の歴史を誇る手打ち技術!
かつおだしから取ったつゆが自慢の一品です!
●●駅徒歩3分の立地にあるので、気になったお客さんはいらしてくださいね!!
こういう宣伝ツイートばかりになるのです。
『基本無料』がどういうことなのか。
認識不足の為に、自社の情報だけ垂れ流せばいいと勘違いしています。
同じようにYouTubeで計測器具の会社様などが自社商品のプロモーションを行っていることがあります。
自社の商品のキレイなプロモーションだけを行い、その中身については数値を載せるだけという場合が多いのです。
私は過去にこういう記事をアップしました。
この記事の中で語っていることですが『メリット』を提示しなければ人は興味を持たない。
蕎麦屋さんが伝えられるメリットは、例えば以下のようなものがあります。
・蕎麦の美味しい食べ方
・自宅で出来る蕎麦の打ち方
・蕎麦に関するマメ知識
・美味しい蕎麦屋さんの選び方など
記事のテーマは、どこにでも転がっています。
有名イタリアンのTwitterを見てくるのもよし、ブログを見てくるのもよし。
それをどうやって『自社に興味を持ってもらえるコンテンツに変換』するのかが勝負なのです。
ここの本質部分がマルっと抜けているので、基本無料で集客をすることに繋がらないのです。
✅誰にでも当てはまる『あんた誰理論』
私は過去記事で『この話またするよー何度でもするよー』と書きました。
100回しますw
あなたは、誰なんですか?
プロの蕎麦屋かもしれませんが、それをフォロー(記事閲覧)することによって、私に何のメリットがあるんですか?
ここです。
今の時代、情報に対する価値は薄れてきています。
情報を与えるのではなくて、体験や経験、気づきを与えていかなければそのコンテンツは基本無料として成り立ちません。
ロジックは非常に簡単なんです。
先ほどのIKPOLET法と被ります。
1.まず興味を持ってもらう
2.その興味が『大衆が気になるようなこと』である
3.無料で発信をする
4.ファンを獲得する
5.そのファンの一部が店舗が気になって来て頂ける
ですから、WEBマーケティングで重要なのは『潜在顧客と顕在顧客』をどうやって集めるか?に話が尽きるのです。
脱毛に興味がある人は『脱毛 サロン』などで検索をします。
しかし、脱毛が必要な場面はいったいいつなのでしょうか?
男性であれば、このような場面ですよね。
・デート(ぶっちゃけホテルの場面)
・海に行く
・筋トレなど服を脱ぐ場面
このようなシチュエーションで『あ、脱毛しないと』と思うはずなのです。
だったら最初から『海に行く時に人に見られるムダ毛ベスト10』とあったとしたら。
それってニーズが高いですよね。
最後に『私がオススメする脱毛はこちらです』とリンクを張ることでアフィリエイトが完成します。
潜在的に眠っているお客さんに提案すること。
これが基本無料で行う最も重要的な戦略なのです。
それを経営者が行ってしまうと、どうでもいい自分語りのうんちくやら興味のない商品やサービスの話しかしません。
もう一度言います。
それが起こる原因は非常に簡単で、基本的に有償で販売しているものだから。
『有償=プロの仕事=価値がある』
⇒だったらネットでも当然それを宣伝すればいいのだ!価値があるんだから
こういう風に考えてしまうんです。
✅まとめ 数をこなして周りの意見を聞きましょう
一つ、具体的な例を出して解説してみました。
分かりやすく伝えわれば幸いですが、私自身15年ライティングをしていても『これ分かりにくいな!』と記事を消すこともザラにあります。
少しずつ文章力や言語化能力をあげていくしかありません。
まだまだ勉強中です。
ただ、何か参考になれば幸いです。
余談ですが、私はこういった『これから内もSNSやブログ、動画に注力していくぞー!!』という方に個別でご相談に乗って収益を上げています。
現在は、ネイルサロンの案件と夜職のお店、地域活性化のデジタル推進会社様からお仕事を頂いています。
施工会社様との案件交渉を昨日行いました。
これまで、多くの企業や個人のデジタル化に注力してきました。
もし、気になる方がいらっしゃればTwitterのDMにご連絡頂けたら対応いたします。
お待ちしています。
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