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【エクセル】利益目標を決めて、売上数量や単価を試算してみよう

おはようございます。いたをです。
暖かな休日の翌日は雨模様。季節は巡って春の訪れを感じますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、昨日は損益分岐点の話をしましたが、今回は利益目標の金額を設定しての試算について考えてみたいと思います。

利益目標の金額を決めて、「この金額にするには単価をいくらに設定したらいいのか?」「いくつ売り上げたらいいのか?」「仕入原価をどれくらい下げたらいいのか」などの試算(逆算)をすることがあります。



数式は苦手だから、極力考えたくないんだよなぁ・・・



このような場合でも、昨日ご紹介した「ゴールシーク」機能を使うとことで一発で目標を満たす数値を試算することができます。

早速やってみましょう

昨日の記事で例として使ったラーメン店のデータで考えてみましょう。

ラーメン1杯の単価:900円
ラーメン1杯の原価:450円
固定費(1ヶ月):100万円

利益の目標金額を達成する売上数量を求めてみる

今回は、利益が30万円になるための売上数量を求めてみます。

利益が入ったセル(C9)を選択します。
[データ]タブ-[予測]グループ「What-if分析」をクリックし、出てくるリストの中から「ゴールシーク」を選びます。

「数式入力セル」欄が利益を求める数式の入ったC9セルになっていることを確認しましょう。
続いて、「目標値」の欄に目標金額である300,000を入力します。
最後に「変化させるセル」欄をクリックして、表の「数量(杯)」のセルをクリックします。セル番号は絶対参照で表示されます。

最後に「OK」ボタンをクリックしましょう。
試算が始まります。

解答が見つかりましたという画面になったら「OK」ボタンをクリックしましょう。数量のセルに利益が「30万円」になるのに必要な数量として「2,889(杯)」という数字が入ります。

利益を達成するためには2,889杯以上売らなければイケマセンよ~、ということになりますね。

利益の目標金額を達成する仕入原価を計算する

同じように今度は利益が30万円になるための1個あたりの仕入原価を計算してみましょう。

ゴールシーク画面での設定は・・・、
数値入力セルはC9
目標値は300000
変化させるセルは$C$6 ですね。

なるほどね~
原価をぐっと下げれば、この販売数量でも行けるわけかー。

まとめ

こんなふうに表に元々入っている数式を利用して、計算結果から必要な値を逆算してくれるゴールシーク機能。
応用範囲が広いので、さまざま場面で活用できますよ。

知っておいて損はない機能です。

それではまた。

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