いいこととか書かない

ふと気づくと、いつの間にそんなことを意識しようとし始めるのか知らないが。

今日どんないいことを書かなきゃいけないのかと考えてしまいがち。それは定期的にやってくる。

でも関係ない。毎日すこしずつ、できるだけのことをやるだけ。へとへとに疲れ果ててできないこともある。

今日はとりあえずすこし眠い。
毎日毎日そんなにたくさん書けない。
だれもそれは求めてもない。

例えば、今日も一生懸命にやった。これでよかったよなきっと、と思えるくらいには、やった。

常にできるだけのことをしたいとは思って生きているし、できなかったことはそれなりに小骨がのどに刺さってるくらいの苛立ちで覚えている。

そんな風にして、ときどき絶望的な情けなさはあっても、ちょっとくらいはマシな今日だなという日もありつつ、これで生きていく。

うまくやれなくて落胆させたくもないから、だったら期待なんかされたくもないなと思うことだってあるが、まったく期待されないのも寂しくなってしまうというどうしようもない弱さもある。

そうした弱さに向き合うことで感じる情けなさや、痛みへの逃避行動はたくさん学んできた。自分と他人の弱さを受け止めるくらいに優しくはなれた。

それによって、すべての人とは言えないが、いくらかの人の苦しみに向き合うことに、すこしずつ安心感を備えつつ出来てきていることもあると思う。

だからまあ、逃避もたまにはいい。逃避した自分が自分に見せる景色があるから、その話にも理解を示すことができるし。

ただ、それでもずっと逃げて生きるだけでは退屈だと思うのなら、体調が整い次第、また下手くそでも踊り始めるのがいいと今は思う。

なにせやれることをすこしずつでもやっていく。
だれがなんと言おうとそれだけ。

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よこたいたる(お葬式研究家/呼吸の習いごと主宰)
急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。