仲間と子供たちとで焚き火をする
古民家の敷地はとても広い。なので中庭で火を起こして、七輪でいろいろ焼いて食べちゃおうって話になったので、家で焚き火をすることになった。
火を起こすのはブッシュクラフトで行う。着火のためのスチールマッチを使って、火のつきやすい小枝や枯れ草などを用意して、小さく火をつけ、そして徐々に火を大きく育てていく。いつも通りの焚き火のプロセスだ。
見えづらいが、重なっている木の下にある非常にコンパクトな焚き火台の上に小さく火を起こして、その周りに矢倉型に木を備えていく、これぞ焚き火という形で火を大きく育てて、七輪へとパスをしていくというものである。
細口の火吹き棒は相当な活躍である。先端が大して細くない火吹き棒を買ってしまったのだが、ほぼ使えないものであった。ゆっくりと長く、ずーっと火を吹き続けるととても効果的だからこそ、火吹き棒の先端は細くない限り使いづらくて仕方ない。この火吹き棒はとても使いやすい。
こうやって子供たちにも火おこしを体験させておくことが、彼が災害に見舞われたりしたときに、生きる力になるだろうか。知らんけどー。
まあでもこうして五感の大切な部分を刺激するような体験があるのとないのとでは、経験値がずいぶんと違うのではないかなと思う。
知識で得られることのほとんどが、身体的に直感的に得られるよりも、ずっとずっと少ない情報であるなと気づいた感じ。
何気ないってこともないけど、自分が焚き木をくべて、息子が風を送るなんてのもなかなかいいものではないか。いつかのどこかで彼らがそんな時のことを振り返ることもあるのかもしれないけど、随分先の話だろうなあ。
断熱王子と長男が焼きおにぎりを頬張る。醤油で焦がしたところにバターをすこし載せて溶かしているから、とーてーもー美味い!!ふたりとも美味しそうに食べていて幸せなことである。
オイルサーディンをそのまま缶詰で載せてパンに食べていたが、その缶詰の空きスペースにアスパラを入れたら、簡易のアスパラ用のアヒージョ容器(油付き)完成である。十分に火が通ったらすこし焼いたバゲットに載せて美味しくいただきます。最高だ。
子供たちのなによりのごちそうは「焼きマシュマロ」である。長男の発明で完全に引火させちゃって、黒焦げになった方が美味いんだと。
身体には決していいことはなかろうが、まあなんせ親父の好き勝手なイベントにきて、好き勝手やれる息子たちのメンタルの強さと柔軟さはなかなか見上げたものだということを感じている、我が息子たちのことながら。
焚き火良いわー。
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![よこたいたる(お葬式研究家/呼吸の習いごと主宰)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9273304/profile_4a7983a0438d0b342dc5fe5a87aec1bd.png?width=600&crop=1:1,smart)