世界のチーズTOP 50ランキングの結果にフランスが激怒した
Vol.033
先日出た世界のチーズTOP 50ランキングの結果を見て、拍手喝采したイタリア人はとても多いと思う。
同時にイタリア料理が大好きな人もスタンディングオベーションであろうかと思う。
というのは、世界のチーズランキングで、フランスを差し置いて1位から10位までをほぼイタリアのチーズが占拠したからだ。
フランスが怒った世界のチーズTOP 50ランキング
イタリア製品の看板娘パルミジャーノレッジャーノからはじまり、ゴルゴンゾーラ、ブッラータ、そしてグラナパダーノまでもTOP 5に入っている。
一方のフランスは、なんとその国旗が現れるのは13位でルブロション、続いてコンテである。
その後、15位からもイタリアが入り込んできて、ペコリーノロマーノ、タレッジョ、ポロボローネ、ストラッキーノがいる。
TOP50なので、まさかのその中盤にようやっと、フランスが誇るモンドールが26位でランクインされている。
その後に、イタリアのモッツァレラチーズを挟んで、31位にフランスのボーフォールだ。
この結果にフランス人が黙っているわけはない。
大変な問題、いや騒ぎ、いや怒りになっている。
イタリア側がこのランキングを操作している! という。
いちゃもんだ! と言いたいが、このあまりにも偏ったランキングに私も正直首を傾げる。
ということで、フランスのチーズも大好きなのでモンドールを買ってみた。
至福のモンドールを食べてフランスを応援した
モンドールは上のカビ皮を丁寧に剥がし、周りの木枠をアルミホイルに包んで、白ワインを少したらし、200度のオーブンで15-20分ほど焼く。
この20分間は上を焦がさないように、アルミ箔を載せておくといい。
その後、アルミ箔の蓋を取り、さらに5分待って、表皮に焼き色をつける。
とろとろにできたモンドールは、バゲットやジャガイモにつけて食べるのが伝統的だが、我が家はミニキャベツが人気だ。
垂らすワインはできるだけジュラの地方のワインがなおのこといい。
でも今回はアルザスのワインにしてしまったが、それでも実に美味しかった。
ランキングはあったとしても、イタリアもフランスもチーズが美味しい国である。