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3時のずんだ、いぎなり甘かった

撮るに足らない、書くに足らない。
瞬間的にそう思っても撮ったらいいし書いたらいい。
取るに足らない、なんてことは意外とない。
多分、自分の見方の問題。

前回からそんなことを考えながら本日も。

午後のひととき。
普段移動中はX100VにTIFFEN BLACK PRO-MIST 1/8のフィルターをつけて歩いている。
感情に何かを訴えかけるような西日を利用した逆光はこの組み合わせにはうってつけの光だ。

フィルターなし
フィルターあり

光を拡散させ、柔らかくより印象的に仕上げる。
ここまでやりすぎるともはやその画作りだけのためになってしまうので慎重さは必要だが、それがいいじゃんと思う瞬間はいくつもある。

フィルターあり 光のきらめき

さて、そんな写真を撮りながら、セブンイレブンに行くとこんな宮城限定商品が発売されていた。

ずんだ×クロワッサン「いぎなりずんクロ」。

「いぎなり」とは宮城の方言で「とても」「かなり」という意味で、ニュアンス的には「めっちゃ」が近いか。英語で言えば「very」とか。

商品名に戻ると「いぎなりずんクロ」は要はめっちゃずんだクロワッサンという意味で、この組み合わせは違和感を抱くかもしれない。
が、過去に「めっちゃホリディ」で松浦亜弥が開拓した実績がある使い方だ。

近年では「いぎなり東北産」という東北出身の子を集めたアイドルグループも勢いを増しており、宮城の方言である「いぎなり」が全国的に知られる日もそう遠くないかもしれない。

肝心な味の話しに戻るが、いぎなり甘い。見た目通り甘い。
甘いもの好きだからそれでいいが、コーヒーは一緒にあったほうがいい。
ずんだと生クリーム、バター香るクロワッサンの風味。
甘いものだけで構成されているといって間違いないが、この大変罪深い食べ物を宮城限定に留めておくにはあまりにも勿体無い。
全国で食べられるようになったらいいのに。

逆光、絞りは解放付近で。


ずんクロから「おれをどうしたいんだ!」という声が聞こえてきそうな撮り方。

そんな午後のひととき。





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