世界ではベジタリアンが増えている!?
はじめまして、慎之介です!
東京から沖縄に移住し、浮島ガーデンで働き始めて9年が経ちました。このコラムプロジェクトに参加している5人の中で、勤務年数は1番長いですが、学ぶことはまだまだ沢山あるんだなぁ、と感じる日々。
僕には小学生の娘がいるので、かわいい娘の生きる未来をより良いものにしたいという想いも込め、「食」について考えていきたいと思います。
ベジタリアンってなぁに?
みなさんは「ベジタリアン」という言葉を知っていますか?
日本語に言い換えると「菜食主義」となります。菜食、つまり、動物性食品を避け、植物性食品を中心に摂ること、また、そういった食生活をしている人をベジタリアンと呼びます。
その語感から「ベジタブル=野菜」と連想してしまいがちですが、「健全な、新鮮な、元気のある」という意味のラテン語の「Vegetus」が語源と言われています。
ベジタリアンにも色々な種類がある
ベジタリアンと一口に言っても、食べるものによって色々な種類があります。
一切の動物性食品を避け、完全菜食主義である「ヴィーガン」という言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、分類の仕方によっては10種類以上の呼び名があります。
ここでは、観光庁による6つの分類を参考にします。
▷『飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド』(観光庁HP)に詳しく紹介されています。
ちなみに、僕は9年間お肉を食べていないベジタリアンです。
最初の3年間はヴィーガン、その後から現在まではペスカタリアンとして生活しています。
増えているベジタリアン人口
ここで世界のベジタリアンの人口推移を調べてみました。
上のグラフから分かるように、1998年から2018年にかけて、年平均で約1%増加しています。
2018年時点で、ベジタリアンの人口は約6.3億人にもなります。
世界中で増加傾向にあるベジタリアン人口!
例えばイギリス。
▷JETRO『英国におけるベジタリアン・ビーガン市場調査』より
完全菜食であるヴィーガン人口が短期間で増えている、という驚くべき事例ですね。
日本でも選択肢の1つに
僕がヴィーガンになった9年前は、「お肉を食べない」と伝えると、周りに奇異の目で見られることも実体験として頻繁にありましたが、今ではそういった出来事も少なくなったように感じています。
実際、日本でもベジタリアン人口は増えてきていて、一つのライフスタイルとして定着しつつある印象です。
読者の皆さんも、ヴィーガン仕様の食材やヴィーガンの飲食店が増えているのを、生活の中で感じているのではないしょうか?
ベジタリアン対応飲食店の検索サイトである『Vegewel』の調査(2023年)によると、
となったそうです。
2018年の同調査では4.5%という結果だったので、徐々にではありますが、日本のベジタリアン人口も増えているようです。
週に1日以上、意識的に動物性食品を減らす食生活を送る「フレキシタリアン」に至っては全体の19.9%。動物性食品を食べないというに選択が、確実に浸透してきていると感じます。
▷『日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査byVegewel』
今なぜベジタリアンなのか?
世界、そして日本でベジタリアンが増えてきていることをここまでお伝えしてきましたが、そもそもどうしてベジタリアンが増えているのでしょうか?
動物愛護、健康志向、飢餓問題、環境問題など、様々な理由から人々はベジタリアンになります。
次回は、ベジタリアンという生き方を選ぶ理由、そして、ベジタリアンが未来に与える影響を、僕自身の経験も踏まえながら掘り下げていきたいと思っています。
(慎之介)