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生き続けるということ。
『アンネの日記』ようやく手に取って、少しづつページをめくる。
15歳で命を落とした、アンネ・フランク。
頭の片隅で、子供のころ触れたことがあるだろう思い出と、まったく触れてこなかったような記憶が同居していて。自分の記憶とすり合わせたいと思いながらも私に読み込める力はあるのかと、大人になってから手が出せずにいた1冊。(正直、もっと早く読めばよかったと思う)
気になりすぎて、読めない。そんな感じだったと思う。
実際読んでみて、子供のころ「10代で私にはとてもできない」と思いながら読み込んだ記憶が少しずつ思い出されたけれど、やはり少し曖昧になっていた。
第二次世界大戦中、ユダヤ人一家のアンネはナチスの迫害から逃れるため、隠れ家で身を隠して暮らした日々を毎日綴った日記。
10代の女の子が家族と隠れ家でひっそりと暮らし、身の危険が常に隣り合わせの生活の中、希望を捨てず、恋心をしり、それでも自分の力ではどうにも出来ない現実にぶつかる。
アンネの生きた15年の生涯を通して、生き続けることに希望を持つことの重みを噛み締めた気がする。本当にもっと早く読めばよかった。(2回目)
バックに忍ばせてアンネの生きた時間と、生きた言葉の力を持ち歩きたい。
こうして日記に残してみても、自分の言葉の軽さにまだまだだなと思う反面、今、生きた言葉を残していこうと改めて思う。
本当に、良書でした。
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