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完走はしない、ただ目の前の言葉に埋もれる。
MUJIBOOKSシリーズが好きで、少しづつコレクションしている。
茨木のり子さんから始まり、ようやく5冊。
どの書籍も好きで、いつでも手に取りたくて、実のところ全て読み終わっていない。
読みたいページを開いて別の方のページを開いて、戻ってまた同じページを読んでみたりして、好きだなぁって言葉に埋もれて遊んでいるのだけど、これが本当に楽しくて、そこで、目の前で話しを聞いている気分になってきて、とても贅沢な時間になる。
もちろん”誰か”も物語に没頭する時間も心地いい。それはそれで、誰にも邪魔されない時間が過ぎていって、ここに留まりたいと願う時間になって好きなのだけど、
きっとこのMUJIBOOKSは、装丁もシンプルに揃えてくれているおかげで、あまり気持ちがブレずに読めるのだと思う。
1冊1冊、表紙に自己主張が無いおかげで、楽しめる同時読み。
これがなかなかやめられなくて、時々机に広げて言葉に埋もれる自分時間を過ごしている。
そんなランダムに楽しむ読書のお供は、それぞれ風味の違う無印の棒付きキャンディーをあみだくじみたいに引いて、ちょっと、立ち止まれる時間。
このほんの束の間の自分の時間に、埋もれる場所があるって幸せな気がする。
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