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レンタルビデオ屋さん。

何の映画を観よう。

サブスクリブションが広がった今、かねてから観たいと思う映画はダウンロードして、いつでもどこでも観られるようになった。

だが、いざ今から何観よう、そう思った時に観たい映画がなかなか見つからない、そういうことありません??

私はそういうことが、よくある。

それで一からサブスクを上から下まで見返して探したり。

あの時間って本当になんだかもどかしいというか、なんというか。

どうしても気分に左右されたりして、かねてから観たいと思っていた映画が今観たい気分の映画ではなく、
本当に今観たいと思う映画に出会えるまでに結構時間が掛かっちゃったりする。


だが昔ならレンタルビデオ屋さんに行って、サブスク以上に数ある映画の中から映画を探して借りて観ていた。

もっとお金と労力をかけて観ていたのに、
つい便利になってしまうと、サブスク上で探すのすらも面倒で、私にあったオススメの一本を教えてくれるようなそんなAIすらも欲しいだの思ってしまう。


怖いものだ。


でも、そんなレンタルビデオ屋さんが減ってきて思う。

便利なサブスクリプションもいいけど、
やっぱり時間をかけてレンタルビデオ屋さんで作品を探して、借りて観た映画の方が絶対心に残るし本当に観たい映画に出会えるんじゃないかって。

実際、画面で探すのとは違ってもっとワクワクしながら探していた。
探すことも苦ではなく、むしろ楽しかったはずだ。


これからどんどん街のレンタルビデオ屋さんは無くなっていくのだろうか。

これから産まれる人たちはそんな選ぶ楽しさも知らずに生きていくのだろうか。

便利になることは有り難い反面、
そういう出会いが減っていくのかと思うと
なんだかちょっと悲しい気がする。

レンタルビデオに限らず、これから色んなものの実店舗って減ってしまうかもしれない。

やはり過去の遺物といえど、良いところって必ずあるはず。

私にとってはレンタルビデオ屋さんがまさにそう。

実際に、学生時代のアルバイト先でもあったレンタルビデオ屋さんすらも、今年閉店してしまった。


これからもどんどん減っていく可能性の高い産業だが、
ネット上ではわからない"魅力"がレンタルビデオ屋さんには必ずあると思う。

細々とでも良いから、レンタルビデオ屋さん、
これからも生き続けて欲しいな。

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