
忘れかけていた夢や童心を取り戻す旅。
衣食ジユウが7歳の頃、初めての家族旅行で東京ディズニーランドへ行きました。
当時の私は、これが最初で最後の家族旅行になるとは思ってもみなかっただろう。(9歳のとき両親が離婚)
アトラクションの記憶はほとんどなく、覚えているのは「台風か?」と思うほどの大雨と、キャラクターが次々来てくれるレストランでご飯を食べたことだけ。
ほぼ行ってないようなもんですね。
それから年月が経ち、SNSでディズニーの投稿を見るたびに「行きたいな~」とは思うもの、計画を立てる気力も仕事を休む勇気もありませんでした。
もたもたしてたら、ディズニーの楽しさを知らないアラサーに。
そんな私ですが、ついに先日、東京ディズニーランドとディズニーシーに行ってきました。(ディズニーシーは初めて。)
彼の行動力のおかげです。感謝!!
出発の1週間前は、2人でディズニーチャンネルを見て予習したり、彼は新エリアができたディズニーシーの回り方を研究していました。
正直、生活以外のことにあまり興味が無い私。
エリアの名前もアトラクションの名前もよく分からないし、アトラクションに乗るためのパスも種類があって何となくしか理解できず…。
パーク内の様子が想像できなくて、全然頭に入ってきませんでした。
「慣れないことは無理に頑張らないでおこう」と決め、計画的な彼に着いていくスタイルに。
そんな私も、パーク内のご飯担当に任命されたので、食べ歩きができるフードをインスタグラムで調査するくらいはしました。
彼はどちらかというと「自分の動きを優先したいタイプ」で、私は「相手の希望に合わせて行動するのが楽なタイプ」 こういう時、助かりますね。
1日目:東京ディズニーランド
当日は朝6時の新幹線で出発。
雪が降る中、前日に用意した「おにテイン」を持って家をでました。

新幹線の車窓からの景色は、東京に近づくほど快晴に。ぽかぽか陽気です。
私が住んでいる地域では雨の日が多く、曇っていても「晴れている」と言うほどなので、東京の晴れは別物のように感じました。
キャリーバッグを預けて、さっそくディズニーランドへ。
風が強くて冷たくて、想像以上に寒い…。
待ち時間の少ないアトラクションにいくつか乗った後、ついに耳がちぎれそうになり、顔周りが隠れるわんわん物語のかぶり物を装着。
わりと空いていたのか、たくさんのアトラクションに乗れました。
そしてミッキーにも会えました。

最後はシンデレラ城が舞台のショー「Reach for the Stars」を観て締めくくり。

前の席だったので迫力満点。
泣いている子を見て、「わかる、わかる」と頷いてしまうほど感動しました。圧巻!という感じ。

2日目:はじめてのディズニーシー
翌日は早起きして、いよいよディズニーシーへ。
疲れているはずなのに、なんだか昨日より元気です。不思議。
時折休憩しながら、パスを駆使してアトラクションに乗りまくりました。
中でも最高だったのは、新エリア「ファンタジースプリングス」のピーターパン!没入感がすごくて、本当に空を飛んでいような感覚に!
アトラクションが終わった直後、「楽しかったね!」と彼の方を見るとやっぱり泣いていました…(笑)。
乗りながら「きっと彼は私以上に感動しているんだろうな」と思っていたので、泣いている姿を見て、つい笑ってしまいました。
大人でも感情を揺さぶられる体験ができるって、素敵なことですね。
ディズニーは、大事なことを思い出させてくれる場所
「夢」「情熱」「友情」
こういう言葉を使っても、けして綺麗ごとに聞こえないのがディズニーのすごいところだと改めて思いました。
ディズニーは忘れかけている大事なことを思い出させてくれたり、「もう少し頑張ってみようかな」あるいは「少し立ち止まってもいいのかな」と思わせてくれる場所。
実際にパークに来ている人は、みんな楽しそうで穏やかな表情をしていました。
険しい顔をしている人なんて1人もいなかった。
何か困ったことがあっても店員さんに聞けない彼が、なぜかキャストさんには「トイレどこですか?」って聞いていたんです。
彼のように小さいときからディズニーに来ている人にとっては、「どこか安心していい場所」「期待を裏切らない場所」なんだろうなと感じました。
カフェで休憩中に、
「みんなこんなに楽しい思いしてたんやね。私損してた!」
と彼に言ったら笑われました。
それくらい、悔しくなるほど楽しかった。
幼少期からずっと余裕がなく、余裕がある時期も「これから無くなるかもしれない」と思って旅行には行けなかった私。
でも、この旅行は間違いなく人生で一番の旅行になりました。
田舎のショッピングモールに行くだけでもひどく疲れてしまうくらい人混みが苦手なのですが、ディズニーでは大丈夫でした。
アドレナリンでも出ていたのでしょうか…。
「また行けたらいいな」と思える場所になりました。
以上、ディズニーの感想文でした。
本日もお疲れ様です。
ご自愛ください。