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避難するタイミング(妊婦さんや乳幼児連れの場合)

梅雨明けしたのに、雨が多いですよね。

局地的な大雨のニュースで「避難指示が出ています」という言葉を聞いた方もいらっしゃるかもしれません。

みなさんはどのタイミングで避難するか考えたことはありますか?

避難するタイミングは?

避難するタイミングがわかる災害危険度警戒レベルというものがあり、全部で5段階あります。

細かいことを覚えるのは大変なので、

警戒レベル4までに避難

とまず覚えてください!

政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201906/2.html

警戒レベル4
災害のおそれ高い=避難指示 危険な場所から全員避難


とされています。警戒レベル4になったらすぐ安全な場所へ避難するのはもちろんなのですが、ここで気をつけていただきたいのが、妊婦さんや乳幼児連れの方。

妊婦さんや乳幼児を連れた方は、警戒レベル4よりも前のタイミング、

警戒レベル3
災害のおそれあり=避難準備、高齢者等避難開始

の時点で安全な場所に避難しましょう!

なぜか?

警戒レベル4の時点ですでに雨が強く歩くのも大変な状況になっていることが考えられます。身重な体だったり幼い子を連れての移動はただでさえ大変ですよね。

少しでも動きやすい状況の時に安全な場所に移動すると心のどこかに留めておいてください。

現在、警戒レベル3は「高齢者等避難開始」と表現されています。ISSHO NIの発信を読んでくださる可能性が高い、妊婦さんや小さなお子さま連れの方が、高齢者等の中にご自身も含まれることに気がつかないかもしれないと思い、今回このような形でお伝することにしました。

なお、高齢者等というのは、妊婦さんや乳幼児連れではない方も、もちろん含まれます。それぞれのご事情で避難に時間がかかりそうな方は、このタイミング「警戒レベル3高齢者等避難開始」で避難を開始しましょう。

避難所に行くことが避難ではない?!


安全な場所に避難というのは、必ずしも、避難所に行くことではありません。

避難とはけること、つまり安全を確保することです。安全な場所にいる人は避難する必要はありません。

防災士教本より


ご自宅が浸水被害や土砂災害の可能性が少ない場所であれば自宅に留まることも避難と言えます。

安全な場所というのは、みなさんが置かれている状況により異なるので、どこが安全な場所なのか、日頃からハザードマップなどを見て自分の避難場所を事前に考えておくことが大切です。

また、避難所といっても地理的な特徴から地震の時の避難所と豪雨の時の避難所が異なる可能性もあります。

自分が行くと想定している避難所は川や土砂災害が起こりそうな場所の近くではありませんか?

もしそれらに近い場合、豪雨の時はどこに避難すべきか考えておくこともいざという時に役立ちます。

レベル5は、はっきり言ってヤバイです!


ちなみに警戒レベル5緊急安全確保はもうすでに災害が起こっているか、切迫している状況です。

ヤバいという表現を使うのもどうかと思ったのですが、あえて使わせていただきます。だって本当にヤバいから。

警戒レベル5になる前、レベル4までに安全な場所に避難するのが大大大大前提ですが、万が一、逃げ遅れて警戒レベル5になってしまった時には、すぐに安全な場所へ。この時点では、もう移動すること自体が危険な可能性がありますので、その場合には「垂直避難」をしてください。今いる建物の出来るだけ高いところ、斜面から一番遠い所に行きましょう。

むすびに

今日は、別の記事を出す予定でしたが、大雨のニュースが続くので、急遽こちらの記事を出すことにしました。

そのため少し駆け足というか、ざっくりとした内容になってしまいましたが、また後日詳しく書ければと思っています。

防災について
知っているだけで、救える命があります。

常に災害のことを考えるのは難しいかもしれません。でも、心のどこかに留めていただけたら。

これからも、そんな想いで、少しでもみなさんに寄り添える防災情報を、育児に関する情報とともにお伝えできたらと思っています。

災害は怖いけれど、起こってほしくないけれど…

でもだからこそ大切なことなので、少しでも多くの人に届くよう発信を続けて行く予定です。

この記事をここまで読んでくださったことに感謝です。ありがとうございます。

<参考サイト>
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