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一新塾講師に枝元なほみ氏(料理研究家・認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表)「夜だけ開くパン屋さんがつなぐ、食と人」

先週は「夜だけ開くパン屋さんがつなぐ、食と人」をテーマに、
枝元なほみ氏(料理研究家・認定NPO法人ビッグイシュー基金共同代表)にご講義いただきました。

横浜市生まれの横浜育ち。
劇団の役者兼料理主任、料理研究家としてテレビや雑誌などで活躍。
農業支援活動団体の一般社団法人「チームむかご」立上げ。
認定NPO法人ビッグイシュー基金の理事を経て、共同代表。
2020年にフードロスと貧困問題解決に挑む「夜のパン屋さん」を立ち上げ。

フードロスと貧困問題解決に挑むために、パン屋さんから
「営業時間内で売りきることができなかったパン」を卸してもらい、
「営業時間外にパンを食べたいお客さん」に、
仕事がない人たちが販売する「夜のパン屋さん」。

2020年10月16日の世界食糧デーにスタート。
東京では、神楽坂・飯田橋・田町に3店舗、いずれも軒先などの場所をお借りする形で、
全国のパン屋さんから仕入れて販売。
築150年の古民家で「夜パンB&Bカフェ」も開始。

料理研究家という仕事を30年以上続け、
「今は、料理を考えるときに<安い>や<早い>や<簡単>よりも、もっと大事なことがある」
「食卓の上の自分のご飯だけでなく、子ども達につなげる食の未来に関わって共に生きる未来を探しに、台所の窓を開けて社会とつながりたい」
と語られる枝元氏の実践から学ばせていただきました。

ご講義では、志を貫く人生の歩みの一つ一つのお言葉が染み入りました。
これを目指すと肩肘張らずに、遭遇した出来事や出会いを通じて、
その一つ一つに共感し響き合う中で、ご自身の立ち位置を決めて行動される
自然体の姿勢がとても響きました。

「この一年を人生の転機に」との思いの塾生にとって、
自分自身をまっすぐに見つめ直す、かけがえのない機会となりました。
希望の未来に向けて、たくさんの勇気と知恵とエネルギーをいただきました。

以下は、参加者から寄せられた感想と心に響いたお言葉の一部です。

●食を通じて今の自分を知るということ
●食をビジネスとは切り離し、人類の共有財産と位置付けること
●生産者ではない業者が食の世界で幅をきかせていることへの憤り
●食を通じて自分が変わるところ。
●下から目線の大切さが、心に染みました。
●常に自分に正直に、周りとの距離感を意識しながら、コミュニティを作っていくところ。
●飾らず自然体でそれをさらけだしてくださる強さ。真似できないものを感じました。
●強くても弱くても,どっちが良いも悪いもない。
●現場は有機体
●人との関わりを大切にすること。捨てるものにビジネスチャンスがある。
●食べることは究極の自己肯定である。
●「してもらう」でなく「誰かにしてあげる」が力になる。
●出来ないことが出来るようになる過程に喜びがある
●つながりの中で変化し続ける
●今何を食べたいかを言えない人に明日何をしたいかわからない
●全然儲からないけど今までやった仕事の中で一番楽しい
●高校生が作ったクッキーを被災者に渡したエピソードに感動した

締め括りの「いつだって転機!変わる わたしたちが変える」
とのメッセージが刺さりました。
色紙は教室に飾らせていただきました。


★自分を変えて、社会を変える一新塾


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