NPO法人優タウン設立イベント~ホームスクーリングで輝やくみらいタウン
一昨日は、NPO法人優タウン設立イベントに参加させていただきました。代表理事の小沼陽子さんは2016年に一新塾に入塾され「ホームスクーリングで輝やくみらいタウンプロジェクト」を立ち上げました。原点のストーリーは、一新塾本「第二の人生は志を生きる」でもご紹介させていただきました。
当時のメンバーの山口有希子さん、森岡誠治さんのお二人は副代表理事に就任されました。3名の同志の絆の深さが染み入りました。そして、多くの方々とかけがえのないコミュニティが藤沢の地で育まれていることに感動いたしました。
●不登校経験者による対談セッション
午前の部の「不登校経験者による対談セッション」では、不登校をご経験されたお子さんと親御さんがパネラーとして登壇され、ご自身のご経験をありのままに共有いただきました。お子さんも親御さんも「その時は、なぜ、不登校になったのかわからない」とみなさんが語られたお言葉が胸の深くに響きました。
お子さんにとっても、親御さんにとっても人生の大きな出来事に直面されて、そのことをきっかけに、自分自身とじっくり時間をかけて向き合われていかれた歩みを分かち合っていただきました。お一人お一人が自分にとって本当に大切なものに気づかれ、自分を取り戻し、自分軸が揺るがぬものにされ、周りの人たち、社会に目を向けられてゆく姿勢に感動いたしました。
●プロジェクト立上げのストーリー
小沼さんは仕事をしながら二人の子供を育てていましたが、ある日、その生活が一変しました。小学校に入ったばかりの息子さんが「学校へ行きたくない」と言い出したからです。逃げ回る息子を無理やり学校に連れてゆく壮絶な日々。ある朝、逃げ回る息子は非常階段から落ちそうになったそうです。
その時、小沼さんは「私は何をやっているのか?」という強烈な思いが走ったそうです。じっくり考えた末、息子に無理に学校に行かせないと決めました。けれども、夫や両親からも理解されず、このままでは親子共に孤立してしまうと思いました。
それから「自分にできることは何か?」 20年勤めた会社を辞め、一新塾の門を叩きました。『大前家の子育て』の本に感銘を受けたからです。
一新塾では「不登校の子どもたちが生きやすい社会にしたい」という考えが全く否定されず、小沼さんは勇気をもって「ホームスクーリングで輝くみらいタウンプロジェクト」を立ち上げることができたと語られます。
活動は、多くの人たちとの絆を生んで、このたび、NPO法人優タウンとなりました。地域のみんなで子どもを育てあい、どんな子どもにも優しい社会の実現に向けて、今後の活動展開を大いに期待しております。
★NPO法人優タウン
★『第二の人生は志を生きる サラリーマンから市民への転身』