オモダカとの戦い
田んぼには、いろんな雑草があるそうです。もちろん、私は一年目なので、よく分かりません。ただ、今、夢にも出てくるほど、私が苦しめられているのが、このオモダカというやつです。
放っておくと、ものすごい勢いで大きくなります。他の田んぼでも、結構、たくさん生えているように見受けられます。
これをやっつけるのが、今、私のイセヒカリ・田んぼでの最大の課題です。そして、のんびりもしていられない事情もあります。
河口湖では、土用干しというのがあり、7月の中旬になると、田んぼの水を一度抜くそうです。中干しとも言うといいます。
この土用干しの目的は、以下のようなものがあるそうです。
正直、よく分かりません。でも、とにかく必要なのでしょう。
それはそれとして、この土用干しの後、再び水を入れることにはなるのですが、それ以降は、田んぼの土が固まってしまって、立ち入ることができないため、除草ができなくなります。それが問題なのです。
つまり、除草作業は土用干しの前までに、終わらせておかないといけないということなのです。コレがキツイ・・・。
具合が悪いことに、除草機が故障してしまい、機械での除草は諦めないといけない状況になりました。
こうなったら、(道具は使いますけど)手作業でやるしかありません。道具は、コレです。
けずっ太郎という道具です
けずっ太郎という名前からして、地面を削るようなイメージです。なので、こんな使い方をします。
しかし正直、これだと埒があきません。
この方法だと、稲の根元とほぼ一体化しているオモダカをとることができません。正確には、とることはできますが、ものすごく時間がかかってしまうため、時間がいくらあっても足らなくなるのです。
で、考えました。
実は、このオモダカ、茎の部分がものすごく弱いのです。根っこから抜こうとしても、簡単に茎がポキッと折れてしまうので、根っこから抜くことも難しいくらいです。
この茎の脆さに着目して、けずっ太郎で「削る」のではなく、稲ごと「叩く」のがよさそうだと思いました。稲は、とても柔軟なので、けずっ太郎で叩いても、ふわりふわりするだけで、全く切れることはありません。けれども、オモダカは簡単にポキッと折れる気がしたのです。
ということで、試してみました。
例えば、この赤い部分にあるのがオモダカです。稲の周りにまとわりついています。
ここらへん一帯を、けずっ太郎で叩いてみました。
すると・・・
見事にオモダカだけ、いなくなりました。一応、また生えてこないように根っこ近くを叩いているので、ほぼ地上部分はなくなった状態になったと思います。
但し、一応、気になることがあります。
この「塊根」というのが厄介そうです。
「植物は地上部が破壊された場合でも生き残ることができます」って書いてあります。
ぐへぇぇぇぇ~~~。コイツ、結構しぶといやつですわ。
ダメかもしれない?また生えてきちゃう?そしたら、また夢にも出てくる感じ???
ひとつ、望みがあるとしたら、例えばこういうサイトで、オモダカの防除方法という項目で「アイガモン」のような機械が紹介されていることです。
この機械は、刈払機に装着するモノなので、根っこよりも上を切断する構造になっていると思われます。コレがオモダカに効くということであれば、ひとまず、けずっ太郎で叩いて、地面よりも上の部分を切り倒すという戦法も、無駄ではなさそうな気がするのです。
ただ正直、どうだか分かりません。夏以降、田んぼの様子をみながら、答え合わせをしてみたいと思います。
もし皆さんが、田んぼでオモダカと格闘するようなことがあるようなら、是非、このあたりの情報を参考にしてみてください。
ところで、ちょっと違う話(でもないかな?)ですが、今日、ご飯を食べに行ったら、こんなのが出てきました。
キャベツすくなっ!!!
でも、しょうがないですよねぇ・・・。
そして、不思議なことに、ウクライナの話がある前から、私たちはこうなることを知っていましたよねぇ。だから、農業やっているんですもん。
まぐれ?さぁ・・・どうでしょう。
一方で、このニュースをみて、「自分も分かっていた」という人には、ご提案です。田んぼや畑、真面目にやったらどうでしょう。家庭菜園レベルではなく、もうちょっとだけ上をいく感じで・・・。
知っていただけでは、生き残れません。行動が伴ってなんぼです。
田んぼが無理だというのなら、畑で大目に芋をやっておくとかでもいいかもしれません。とにかく動いていくことが大事だと思います。
そして、田んぼをやるときには、オモダカにご用心!!!
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