大失敗の越冬実験
まだ寒さが本格化する前の12月、ダイコンやカブといった根菜類と、ハクサイやキャベツなどの葉茎菜類が植わっていました。
ダイコンについては、30本ほどを土中保存しました・・・が、掘った穴に入らないものもあり、その時点で植わっていた野菜たちを越冬させてみようと思いました。
うん?越冬ができるかどうか???・・・そんなことは知りません。
<(`^´)>
ただ何となく、そのまま放っておいたら生長が止まるだろうし、生長が止まったら、寒いわけだから、きっと冷蔵庫のなかのような保存効果を得つつ、意外ともつんじゃない?というド素人思考が働いたのです。
とくに、キャベツやハクサイについては「越冬できる」ような記述が、インターネット上でもみかけられたため、「何とかなるんじゃね?」と思ったのでした。
ただ、富士河口湖農園の方々にその話をしてみると、「やるの?ほんとに?やるんだったら、トンネルとか作って防寒対策しないとダメじゃない?」と言われていました。
でも、トンネルを作るような時間はありません。気がついたら、年末が近づいていて、あれこれやっている間に、あっという間にお正月という状況です。新年になっても、なかなか畑の様子をみに行く時間が取れず、ほぼ1カ月間、畑に足を運ぶことができずにいました。
そして、久々に行ってみた畑・・・
「なんじゃこりゃ~~~」
なんだか、想像していたのよりも、だいぶ「茶色」でした。
まずはダイコン・・・葉っぱの部分は、全部枯れ切っています。
ただまぁ、大事なのは根っこの部分なので、ダイコンの食べる部分が無事だったらそれでいいでしょ???と思って、確認してみたら・・・
グニャグニャでした(苦笑)。
カブも、ダイコン同様、葉っぱの部分が真茶色になって枯れています。
引っこ抜いてみると、めちゃめちゃかわいいサイズの丸い根っこができていました。
これはこれで、アリなのかな?という感じです。
一方、キャベツとハクサイですが、もう少なくとも、キャベツについてはよく分かりません(苦笑)。多分、あれはキャベツなのかな?何なのかな?くらいなものが残っているだけです。
ハクサイも、12月の時点でキレイに結球していて、美味しそうだなぁと思ってみていたものがあったのですが、おそらく・・・それがこれなのだと思われます。
そのときの面影を残してくれていて、いい感じのハクサイにみえます。でも・・・真茶色です。
試しに触ってみましたが、とてもではないですが、食べられる状態ではありません。
ということで、当初目論んでいた根菜類と葉茎菜類の冬越しは、ほぼ全失敗となりました。
\(^o^)/
おまけですが、弱弱しい状態ながらも、ちょっとやってみようということで、実験的に定植してみたタマネギも、ほとんど育っていませんでした。
おそらく、この調子でいくと、こちらもほぼ全滅になっていくのではないかと思います。
そんななか、かろうじてうまくいっていそうなのが、ニンニクです。
いや・・・うまくいっているのかな?まだまだ、これから先、気温が下がっていくこともあるし、雪が降ったりすることも考えられるので、暖かくなるまでは様子見です。
でもまぁ、いずれにしても「冬越し?やってみたらいけるんじゃね?」というド素人発想からチャレンジしてみた実験は、ほぼ見事に全滅という結果となりました。
その後、地主のおばあちゃんの家で、冬越しさせている葉茎菜類の様子をみせていただきました。
写真は撮っていませんが、冬越しさせるためには、きちんとビニールハウス効果を得られるように、日光が入るようにしつつ、野菜が外気に触れないようにする仕組みを用意しなければいけないことが分かりました。一応、やればできるということはハッキリしました。でも正直、あんな仕組みを畑で作るのは、私にとっては、なかなかにハードです。
ただ、もし本格的な食料不足にでもなったら、冬のオフシーズンでも、それくらいの労力をかけて、野菜の収穫に取り組むというのもアリなんでしょう。
ド素人の発想で、無謀な実験をして、いくらでも失敗が許されるのは、今のうちかもしれません。本当に、世の中がひっちゃかめっちゃかになってしまって、切迫した状況に追い込まれてしまったら、それこそ失敗が許されなくなってしまいます。
まだ平気?もう少し大丈夫?・・・どうなんでしょう。
まぁ、とにかく、できるときに、できることをやってみるということを積み重ねていきたいものです。
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