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#みんユル
みんユルクロニクル #18 『ある雨の日に』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#17『THE DAY』
2019年12月7日 土曜日 午前9時
それは、寒い寒い雨の日だった。
ぼくは手に入れたばかりの車に乗って、第三京浜を走っていた。フロントガラスに雨粒が叩きつけ、この先が思いやられたけど、不思議と気分は悪くなかった。状況はかなり不利。それでも、その事自体が開き直れる理由になっていた。案外、奇跡みたいなものが起きるとした
みんユルクロニクル#16 『ぼくらが作りたかったもの』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#15『Closer to the Edit』
最後の1日6月3日 火曜日 8:30
いよいよ公開前日。
泣いても笑っても作業できるのは今日1日しかない。残った作業は大きく3つ。連絡のとれていない4名の方を追いかけ、素材の再送をお願いすること。その方々も含め、リストから抜け落ちた素材を編集に入れ込むこと。さらに、スタッフロールを完成させることだ
みんユルクロニクル#15 『Closer to the Edit』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#14『集積と構築Ⅳ:午前3時の路上』
なぜ、そのことが起こってしまったのか。
それは未だにわからない。原因を探ることはもはや出来ないし、それをしたところでまったく意味などない。今となっては起こるべくして起こった、としか語る言葉がない。誰に責任があるわけでも、誰かがミスをしたわけでもない。一つだけ間違いないことは、僕らが気づくよりもずっとずっと前
みんユルクロニクル#13 『思索と構築Ⅲ:冒険者たち』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#12 『思索と構築Ⅱ:編集者と演出家の対話』
もしかすると、意外とお気づきの方は少ないかもしれないが、みんユルでは参加者の映像と名前が紐づかないように徹底的に配慮している。著名人であるゆりかるさんや、攻劇さんのような特殊なケースを除いて、画面上に映っている人物がどなたなのかを結びつける手がかりを作らないようにかなり気を使って制作を行っていた。
みんユルクロニクル#12 『思索と構築Ⅱ:演出家と編集者による対話』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#11『思索と構築Ⅰ:みんなそこにいた』
2020年5月28日 木曜日
isomix:「あのさ、編集のプランなんだけどさ」
Editor:「ああ、どうやってきましょっか?」
isomix:「基本的にはさー、全篇、歌ってる人の映像だけでつなげてこうかなって思ってるんだよね」
Editor:「え、どういうことっすか?」
isomix:「うんとさ、これ、い
みんユルクロニクル#11 『思索と構築Ⅰ:みんなそこにいた』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#10『COME ON EVERYBODY』
Roll Camera!2020年5月25日 月曜日 11:00
ある種の祭りのような状況から一夜明け、ぼくを待っていたのは通常業務だった。この日から3日間ほど、MV(ミュージックビデオ)の編集のために編集室に篭ることになっていた。最終的に完成するとこうなることになる、こちらの仕事はこちらの仕事で、お祭
みんユルクロニクル#10 『COME ON EVERYBODY』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#8『青と赤の旗の下に』
SELF CONTROL2020年5月21日 木曜日 12:30
みんなでユルネバ KIMIKA Special ver.が公開されてから30分後、ちーかまさんが起きてきた。
※ちーかまさんがTwitterアイコンを変更されたため、この回からリンクとスクショで違うアイコンになっています。ぼくらがこの時やりとりしていたのは
みんユルクロニクル#9 『青と赤の旗の下に』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#8 『DIVA』
2020年5月20日 水曜日 10:00
ぼくは普段、基本的に広告の映像を作って飯を食っている。CMやWEBムービーをつくる場合、ぼくの仕事は、通常、演出コンテを描くところからスタートする。演出コンテとは、カット割りやカメラアングルだけでなく、演技、美術、セリフ、効果音、タイトルなど、映像を構成するあらゆる要素が記載された、言っ
みんユルクロニクル#8 『DIVA』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#7 『調子っぱずれのユルネバが』
isomix:
お疲れ様です!
またも長文失礼します!
ちょっとエゴサしてみましたが、そろそろ、参加するつもりだったんだけど断念します。。みたいなツイートがちらほら出始めましたね。
これ、予想通りと言うか、まあそうだろうなっていう展開だと思っています。
最初ノリノリだったけど、やってみたらあんまりうまくいかないないし
みんユルクロニクル#7 『調子っぱずれのユルネバが』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#6 『You can’t always get what you want』
いつか書いた物語みたいに ぼくはこのころ、基本的に暇だった。そもそも最初の日、平日の真昼間にも関わらず、のんきに池までサイクリングしていることでわかるように。外出自粛の中で、受けていた仕事はかなりの数が中止、無制限の延期になっていて、毎日毎日暇を持て余していた。
これは
みんユルクロニクル#6 『You can’t always get what you want』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#5 『THE OOMI SITUATION(オオミの一件)』
Sparks Will Fly2020年5月16日 土曜日 10:00
みたけさんからの返事は、すぐに帰ってきた。
みたけ:
ロゴの発表、良いと思います!
だんだんと形になっていく過程が分かるのは、熱を覚めさせない効果があると思いますし。
ロゴ、どれも良くて選べないので、皆さんのご意
みんユルクロニクル#5 『The Oomi Situation (オオミの一件)』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#4 『世界の中心でぼくらを支えたけもの』
以前書いたとおり、最後に加わったoomiさんは独自にnoteを書いていらっしゃるので、oomiさん目線でのプロジェクト参加への経緯はそちらを参照していただきたい。軽く手伝うつもりが、あれよあれよと言う間に巻き込まれて行き、いつの間にか中心人物になっていく様がわかりやすく綴られています。
“I'm rea
みんユルクロニクル#4 『世界の中心でぼくらを支えたけもの』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#3 『夜と音楽』
2020年5月15日 金曜日 10:00
四人目の適格者/Forth Beast 朝まで作業していたので、本当は昼まで眠るつもりだった。
しかし、どうしても気になることがあり、つい目が覚めてしまう。枕元のスマホで、前夜(正確には今朝なのだけど)みたけさんとちーかまさんに送った内容を確認する。真夜中テンションで(正確には早朝テ