みんユルクロニクル#8 『DIVA』
※前回までのお話はこちら。みんユルクロニクル#7 『調子っぱずれのユルネバが』
isomix:
お疲れ様です!
またも長文失礼します!
ちょっとエゴサしてみましたが、そろそろ、参加するつもりだったんだけど断念します。。みたいなツイートがちらほら出始めましたね。
これ、予想通りと言うか、まあそうだろうなっていう展開だと思っています。
最初ノリノリだったけど、やってみたらあんまりうまくいかないないし、どうしよっかな…って思うころかな、と。
初速が早かっただけに、醒めるのも早いっていうのも人間の心理なので。
さらに週末が終わり、仕事がはじまると、なんだかんだ日常に戻り現実に引き戻されて、なんとなく面倒くさくなるという。
この状態が続くと熱が覚めて尻つぼみになっていくので、こちらからの発信がすごく大事だと思うんです。
そういう意味で、昨日の夜oomiさんがグラフィックデータ配布したり、先ほど、ちーかまさんが発信していた、現状の楽器構成状況!のツイートしたりは、本当に素晴らしいと思いました。ことにかく、最初テンション上がったけど、自分だけ熱くなってたらどうしようって思わせないように、プロジェクトが盛り上がって続いてる感がすごく大事だと思っています。
ぼくも昨日今日とちょっとづつテンション上げるべくツイートしたつもりですが、次に大きなコンテンツ出せるのは、明後日のKIMIKAさんのマジ歌PVになります。ほっとくと空いてしまうので、とにかく小さな事でいいので発信し続けられるといいなーと。それも公式から。
新しく動画作るとか、カロリー高いことではなくて、本当にツイートレベルでもいいので。
先ほどの僕のツイートも、個人アカウントではなく公式から発信して貰えばよかったと反省しています。
じゃ、具体的になにを?って話なのですが、前述のように、一度チャレンジしたけどうまくいってない方々が出始めているタイミングです。
彼らが諦めちゃう前に、なんとかフォローできないかな、と。
割と僕は下手でもいいんだよって伝える事に注力してたのですが、見てるとみなさんかなり向上心が強いので、むしろこうやるともっとうまく歌えるよ、とか撮影できるよ、みたいなノウハウを発信するのがいいのでは?と思っています。
お忙しいかと思うので、あまりご無理は言えないのですが、ちーかまさん、音楽サイドからなにか発信出来ることってないでしょうか?
やはり、アカペラで歌うと下手さが際立つってことに怯んでる方が多いので。。
目から鱗!みたいな事じゃなくても、こうするともっとうまく歌えるよ、みたいな歌唱の一般論だったり、この部分で力入れすぎると次に力はいんないよ、みたいな具体的なことでも、本当に何でも良いと思うので。
僕の方では、撮影とかライティングとかのことについて何か発信できないか、考えてみます。
なんなら誰でも知ってるわ、みたいな当たり前の事でも、ツッコミ待ちみたいになりますが、活性化につながると思っています。
その他、かなり要望あったプロジェクトロゴステッカー化とかもいいな、とか思ったりしますが、コストがかかることと、利益を生むことはまずいので難しいですかね。。
とにかく、運営サイドは熱いままだぜ!いいもん作ろうと必死だぜ!って空気を出し続けたいなーと思う次第です。
本当に無理ばっか言って申し訳ないのですが、いかがでしょうか?
2020年5月18日 午後11:02
獣さんと、朝のルーティンワーク
2020年5月18日 月曜日 8:50
朝、獣さんからDMが届いていた。
この日の朝から、獣さんが集約した応募素材がギガファイル便で送られてくる、通称けもの便(←いま名付けた)がスタートする。ぼくとちーかまさんは、毎朝これをダウンロードして確認する、というルーティンを締切日まで続けることになる。
まさしく、獣さんの受難のはじまりである。恐らく、応募期間内に一番ハードワークしていたのは獣さんじゃないだろうか。データを管理し、集計し、とりまとめて製作陣に送付する、という極めて重要な役割ながら、誰も手伝うことができない孤独な戦いだ。なにしろ毎日、1ファイル500MBほどの映像ファイルが大量に送られてくるのだ。マシンスペックも必要だが、労力も半端ではないはずだった。個人によってファイル形式はまちまちで、それを動作確認してから製作陣に展開してくれる。
そのあとも、ぼくやちーかまさんからの、XXさんのファイル開けませーんとか、YYさんのファイル確認してもらっていいですかー?ZZさんとXXさんってもしかして同一人物ですかー?とかに対応しなければならない。さぞや鬱陶しかっただろうと思う。
ただし、獣さんには申し訳ないが、個人的にはけもの便が日々の楽しみだった。毎日更新される、色々な人の違ったユルネバを見ながら、編集の構成を頭の中でイメージしていった。
一方、募集開始から丸一日経ち、タイムラインからはチャレンジ中の方々の苦戦する様子が垣間見え出していた。普段スタジアムで歌い慣れている歌だとはいえ、アレンジが変わっている。しかも自宅で、さらにオケに合わせて自撮りする、というまったく慣れない環境なのだから無理はない。
基本的にぼくらは待ちの状態ではあったのだが、手をこまねいていると、参加者が減るのでは?との心配をしていた。とにかく、なにか発信し続けなければ、という焦りがあったのだ。日中は、なんとか少しでも盛り上げるべく個人的なツイートを試みていた。
とか。
ぼくは基本的に、参加してくれる方が必ずしもうまく歌う必要はない、と思っていた。個人として気持が込められていれば、それで十分じゃないか、と。誰もがスタジアムでそうしているように。
だが、参加者の方々はぼくの想像のはるか上を行っていた。思っていた以上に、歌うこと、撮影をすることのクオリティを上げようとしてくれているのが伝わってくる。自ら苦労して、創意工夫して、このプロジェクトを最高に楽しもうとしてくれている。ぼくは内心、舌を巻いていた。東京サポーターの、楽しむことへの真剣さ、貪欲さを舐めていたかもしれない。その思いが、冒頭のメッセージにつながっていた。
ぼくは最初に誓ったことを思い出していた。とにかくサポーターズファースト。サポーターの方々が楽しめるように全力を尽くす、願わくば、なるべく脱落者を出さず、最後まで。
冒頭のDMを送った直後、oomiさんが渡りに舟とも言える、ある発見をした。
2019年5月18日、FC東京はコンサドーレ札幌とホームゲームを戦い、その試合の後、はじめて選手たちと一緒にユルネバを歌った。これは、その後、優勝争いをするチームとサポーターとの勝利の儀式となる。この日は、それからちょうど丸一年。ローンチ時にリリースしたサマリーシートに使われていた写真は、奇しくもその日に撮影されたものだったのだ。これは、本当に偶然だった。やっぱりこのプロジェクトはなにか持っているのかも知れない、と思った。
小さなことかも知れないが、こういう小さな物語の積み重ねが、やがて大きな流れにつながるはず。このことを公式からツイートしない理由はない。だが、どうせだったらより効果的に出せないだろうか?この時、時刻は夜11時10分。日付が変わるまで、あと50分しかなかった。ここから、oomiさんが電光石火の動きを見せた。
急にすみませを!なんとなくのんびり雑談ムードだったグループDMが、突然慌ただしくなった。行き当たりばったりとも言うが、この思いついたら即行動!最後の1秒まで!の精神は、このあとプロジェクト終了まで受け継がれることになる。oomiさんがデザインをいじっている間、ぼくはツイートの本文を考える。20分後oomiさんが画像を上げてくれた。
このやりとりを経て、朧げながら、やらなければならないことが見え始めていた。なんでもいい、とにかく物語を止めないように発信し続けなくてはならない。とりあえず。
歌姫へのコンタクト
少し話は前後するのだが、この「発信し続ける」ための最重要コンテンツは、ローンチ直後から走り始めていた。ちーかまさん発案の、KIMIKAさん本気バージョンである。こちらの制作も、本篇と並行して進められていた。あくまでエキシビションとして制作する予定だったPVだが、「発信し続ける」と決めた時点で、最大にして最重要コンテンツとなった。
FC東京の応援番組である、F.C.TOKYO COLORSのエンディングテーマを歌うKIMIKAさんの存在は、もちろん以前から知っていたのだが、コミュニケーションをとるのは初めてのことだった。
こういったケースで、ぼくの立場は非常に複雑になり、少々気を使う。普通に仕事として受けたPVであれば、アーティストサイドからのイメージを聞き、こちらから演出プランを提案し、それをディスカッションしてアジャストし、本制作に向かう、というわかりやすいフローに従って進んでいく。歌詞や曲、アーティスト自身の世界観からストーリーを構築し、ヴィジュアルイメージを決め、というプロセスを踏み、それが共有出来てはじめて制作に入れるのだ。
当然、映像のディレクターとして自分のイメージははっきり伝えるし、ある程度はこちらの考えた通りに進めさせてもらう。つまり、悪い言い方をすれば、自分のイメージを押し付けて従わせる仕事とも言える。もちろん、きちんとコンセンサスは取った上であるが。
たまに監督全部お任せします、自由にやっちゃってください、という時もあるのだが、とにかくある程度ポジションや信頼が確立された上でないとやりづらい職業なのだ
今回のケースをKIMIKAさんの立場から考えると、自分で指名したわけでもない、どこの馬の骨のものともわからない自称映像ディレクターから突然ああしろこうしろ言われことになる。
こういう時、ぼくはめちゃくちゃ気を使う性格だった。あくまで好意で参加してくれているKIMIKAさんに嫌な思いはさせられないし、かと言って変なものを上げたらそれはそれでKIMIKAさんが損をすることになってしまう。
ぼくはかなり緊張しながら。KIMIKAさんにはじめてのDMを送った。ちーかまさん、oomiさんに続き、例によって長文である。ぼくは緊張すると説明過多になり、話が長くなるタイプの人間なんだと思う。プレゼンとかに連れて行くと後悔するぞ!
isomix:
KIMIKAさん、はじめまして。
#みんなでユルネバ をお手伝いさせて頂いております、isomixと申します。
ちーかまさんから直接連絡を、とのことでしたので、突然ながらメッセージさせて頂きました。
この度は、プロジェクトにご参加下さいまして、本当にありがとうございます!
仮歌(仮歌なんて言ったら失礼ですかね)、正直震えました。
このプロジェクトは、FC東京のサポーターが少しでも楽しんで元気になれば、という目的でスタートしています。
ただ、正直顔出しで歌ってもらうことはそれなりにハードル高いだろうな、とも思っていました。
でも、ちーかまさんのトラックにKIMIKAさんのヴォーカルが載った瞬間、プロジェクトに命が吹き込まれたように感じました。
これなら歌いたくなる、参加してもらえる、と。
ひとまずお礼を言わせてください。
ありがとうございました。
しかも、あれが本気ではないと聞き、正直驚愕しています。
どんなパワフルな歌になるのか是非聴いてみたい、みんなにも絶対!と。
ならば、一応映像の仕事をしている者として、独立したコンテンツに出来ないか、と思った次第です。
ご協力頂けると聞き、感謝しております。
つきましては、撮影や素材に関してやりとりできれば、と思っております。
何卒宜しくお願いします!
ぼくは緊張しながら返事を待った。し、失礼がなかっただろうか。普段、アーティストにいきなりメッセージを送ることなど皆無なので、より緊張していた。すげー気難しい人だったらどうしよう。
KIMIKA:
isomixさん熱いメッセージありがとうございます!!
こちらこそこんなに喜んでいただけると思わず、本当に嬉しいです!!
ガイドはアレンジをあまりせずに歌ったものなので
独立したバージョンで作っていただけるのであれば
わたしなりのユルネバを歌いたいなって思っております!!
歌って皆さんが喜んでくださるのであれば
しっかりできることをやりたいなと思いますので
よろしくお願いいたします!
めっちゃいい人でしたー!KIMIKAさんは、プロのアーティストでありつつ、きちんと東京愛に溢れた素晴らしい方だった!とりあえず、映像のイメージについてやりとりさせてもらい、あとはおまかせの撮影になる。カメラ持って撮りにいきたい欲求はあったが、それでは本末転倒だ。
この時期、StayHome期間中にたくさんあったリモート撮影のPV群を見てぼくが思ってたのは、みんな白い壁の前で歌いすぎ、ということだった。今でこそリモート撮影のノウハウも充実してきてバリエーションも見られるようになったが、この時期は本当に似たような映像が多かったように思う。
自宅で、しかも自撮りで、ということになると、家の中のきれいな白い壁を選びがちなのは理解できるが、どうしても映像的には面白みのない画になってしまう。
きちんとライティングして、奥行きの出せるレンズを使えるのであれば、白ホリ(白いホリゾント、白い壁)でも美しく撮れるのだが、スマホのワイドレンズで、しかも蛍光灯の下で撮るとなると、どうしてものっぺりとした画になってしまう。非常事態の中で、仕方のない部分もあるのだが、どうせなら背景のある場所で撮影して欲しいと、そこだけはお願いした。
KIMIKAさんは録音スタジオでの歌録りの際、お一人で自撮りする、ということだったので、あとはお任せ作業になる。
ちーかまのひみつ
2020年5月19日 火曜日
個人的に、いや、チームの誰もがそうだったと思うが、このプロジェクト全体を通して一番衝撃を受けた出来事が、この日に起きた。起きた、というより、発覚した。
前にも書いたが、5人のスタッフは、お互いの素性を知らないままに動いていた。お互い詳しい顔などはわからないままだが、濃密なやりとりを毎日繰り返すうち、アイコン、プロフィール、日々の言動などから、わからないなりに人物イメージが想像の中で確立されていたように思う。みたけさんは落ち着いた壮年男性(ぼくのイメージでは55歳ぐらい)、けものさんは知的でもの静かな青年(ぼくのイメージでは28歳ぐらい)oomiさんはセンスのいい大人の女性(ぼくのイメージでは48歳ぐらい)など。(この後、ぼくは3人に殺されるかもしれないです)
ずっと後、テレビ出演時に始めてご尊顔を拝見し、答え合わせをした結果、年齢以外は当たらずとも遠くないイメージだった。年齢は全然違ってました。ぼくがどう想像されていたかは、とりあえず考えたくない。
問題は、最後のひとり、ちーかまさんに関してである。ぼくの想像では、こんな感じのイメージだった。
元バンドマン、40歳のベテランベーシストで、アレンジャーとして活躍。休みの日にはチーカマ片手に一杯。興が乗ってきたらバンド時代に鳴らしたチョッパー炸裂!みたいな。お気づきかどうかわからないが、ここに到るまでのやりとりを、おれはこんな感じの人としているつもりだったのだ。
午後、グループDMに、突然、ちーかまさんが映像を投稿した。
ちーかま:
こんなものを作ってみました……
ともかくリラックスしてというのを伝えたく
昨日いつもユルネバ歌う時と何が一番違うのか?と考えていてビールという結論に至りました。
大真面目に、体の緊張がとけるし喉が開くのでほんと一回ちょっと飲んで欲しいです。
2020年5月19日 午後3:52
衝撃だった。女子だった。若かった。今となっては、なぜちーかまさんを男性だと思い込んでいたのか、本当にまったく理解できない。しかし、ここまではなぜか全員がそう思っていたのだった。ヘッダーにあった元バンドマンという言葉に完全に引っ張られている。けど、よく考えてみればバンドウーマンなんて言わないもんな。なぜベーシストだと思ったのかに関しては本当に謎である。
ものすごいお時間のある方がいたら、ちーかまさんが登場するクロニクル第3話以降をもう一度読み返してみてほしい。ここまで読んでいただいた方は、今までのやりとりを、みんユル本篇で踊っていたり、FC東京COLORSやラジオで話をしていた可愛らしいちーかまさんを想像していたと思う。
だが、ぼくが送ったメッセージやツイートは、すべてこの男に向けたものだったのだ。
こいつ、誰だよ。
かなり衝撃を受けてはいたものの、まあ、考えてみれば、性別や年齢なんぞを気にする必要はまったくないのだ。
それはそれとして、ちーかまさんのムービーは、このタイミングでリリースするにはぴったりだった。基本的にプロジェクト発の創作物はごちゃっと統一感がない方がいいと思っていた。その方がバラエティに富んで楽しいし、参加者の方々含めてみんなで自主性に作っている、という共犯感が増すからだ。ただ、流れ的に映像作るのがぼくだけになってしまうので、出来上がるもののテイストが似通ってしまうことが残念だった。
そんな風に考えていたこのタイミングでちーかまさんがオリジナルのコンテンツを制作してくれたことは本当にありがたかった。それに、ちーかまさんがぼくと同じか、それ以上にこのプロジェクトに前のめりになってくれていることがわかってとても嬉しかった。
「当たり前じゃないですか」と言われてしまいそうだけど。無言のムービーではあったのだが、脳内で再生される「当たり前じゃないですか」が、ベテランベーシストの低音から女性の声に変わっただけのことだ。
だが、この日はそれだけではなかった。oomiさんも負けじとアイデアを考えてくれていた。
このoomiさんのカウントダウングラフィックは、この後募集期間終了、本篇のリリースまでと、何度も繰り返し制作されることになる。毎日リリースできるものがある、というのは本当に強い。しかも、写真を多く使えるぶん、参加している方の巻き込み感も強い。個人的に、応募してしまった後は、トランプで一番最初に上がってしまった後のような寂しさがあると思っていて、そういう意味でも楽しみを提供できる素晴らしい試みだと思った。
みんなが自主的に、なおかつ有機的に動き出しているのを感じられるのは、とても幸せだった。
ディーヴァが本気になったなら
やがて夜になった。この日はKIMIKAさんから本気バージョンのボーカルトラックと映像が上がってくることになっていた。
isomix:
ちーかまさん、KIMIKAさんって今日本気verの歌録りですよね?
今夜中に素材いただく段取りですかね?
画も歌と同じタイミングで撮るとおっしゃってたので、同時展開だと思うのですが、ちょっと映像編集的には明日1日頂きたい感じです。
取り急ぎ、ガイドの音とカメラマイクで編集は可能なのですが、尺調節とかアレンジ変えって考えたりしてますか?
明日20日は日中頂いて、夜ないし明後日21日にどこかで公開かな、と考えています。
尺調や構成変えがなければ、最終的なMIXは公開寸前のタイミングで大丈夫です。
そしてoomiさん、基本、このverは字幕とかがっつり文字要素載せるつもりはないのですが、アーティスト名とかちょっとしたことは文字組が発生すると思います。
もはや、oomiさんの美しい文字組見ちゃった後では僕のは恥ずかしくて出せません!
甘えまくって恐縮なのですが、それって対応可能だったりしますか?
音完パケと同タイミング、明日夜目なのですが。。
あと、これはKIMIKAさんの素材次第なのですが、基本長尺にはなるため、歌ってる画だけだと持たなくなる可能性あるかも、と懸念しております。その場合、oomiさんがお持ちの、サポーター提供のスタジアム写真を使ったらどうかと思っています。
その場合、写真を共有して頂いても大丈夫でしょうか?
このver.は、KIMIKAさんの本気なので、変なものは作れないな、と。本気プロ仕様で行きたいな、と思っております。勝手に。
2020年5月19日 午後10:15
こんなこと言われたら、嫌が応にもテンションが上がる。あのKIMIKAさんの本気なのだから、凄いのは間違いない。映像がまだ来ていないということは、今撮影中なのだろう。期待しながらしばらく待っていると、映像が届いた。
KIMIKAさんからいただいた映像をダウンロードする。作業自体は明日一日かける予定だったので手はつけなかったが、編集の構成を頭の中で組み立てていた。考えているうちに、ちーかまさんからはやくもミックスが届く。聞いて驚いた。
凄っげ。
ディーヴァの本気に当てられて、創作意欲に火がついた。さてさて、これをどう捌いてやろう。気分は、最高の食材を目の前にした料理人のようだった。気持ちは早っていたが、しかし、この時点ですでに深夜1時を回っている。まずは一晩寝て、明日作業しよう。その方が絶対にクオリティが上がるはずだ。ぼくはとりあえずPremiere上に取り込む作業だけを行い、PCをシャットダウンした。みんユルが誇るディーヴァたちの躍動に武者震いしながら。
ちなみに、この時ちーかまさんから送られてきた音声ファイルの名前が個人的にものすごくツボで、爆笑してしまった。そのサムネイルがこれである。
「みんユル_KIMIKA本気ver.wav」そうここに、公式に #みんなでユルネバ の略称、「みんユル」が誕生したのである。みたけさん渾身のネーミングを、ちーかまさんがユルっとさせてしまった。面白かったので #みんユル タグ付けてツイートしようかとも思ったのだが、いたずらにハッシュタグを増やすと混乱すると思い、募集期間が終わるまで自重した。そう、ついに堂々と、こう宣言できるところまで来たのである。
「みんユル」公開まで、あと15日!
【#8 おわり】
いよいよ、KIMIKA本気バージョンの編集が始まります。このとき考えたことが、このあとに制作される本篇に大きく影響を与えることになります。お話は次回、みんユルクロニクル#9 『青と赤の旗の下に』へと続いていきます。